絵のない絵本『青い人』
白
い
つ
り
橋
を
わ
た
ろ
う
青
い
人
が
む
こ
う
で
ま
っ
て
る
……という書き出しで始まる私の掌編を《一行文庫》に掲載していただきました。
《一行文庫》は縦書きの一行をどこまでもスクロールしながら読む文学サイト。
岩下智(さとる)さんというアートディレクター/デザイナーがサイトをデザイン・運営しています。まぁとにかく覗いてみてください。美しいんです。雪道の足跡をたどるようにさくさくと物語に入ってゆけます。
注文の多い料理店、蜘蛛の糸、手袋を買いに……
昔読んだ名作も一行文庫で読むと新鮮!
読み終えた行がしばらく視界にとどまる本とちがって、一行文庫はスクロールするたびに消えてしまう。現れては消える一語一語がいとおしく感じられます。
左右にたっぷり余白があるせいか、挿絵がなくても映像が頭に浮かびやすい。
こんな素敵なサイトを作れるなんてすごいなぁ。
STUDIOというツールを使ってわずか3日で仕上げたらしい。
その経緯がこちら。Webサイトをノーコードでデザインしたい人必読です。
そして岩下さんご自身も短編小説を発表しています。
『ホワイトアウト』これがまた面白い。吹雪を進む先に意外な結末が……!
一行文庫がオリジナル作品を募集していると聞き、私もさっそく応募しました。
運良く選んでいただけたので無事掲載。無料です。
岩下さん、ありがとうございました♪