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里・山・湖・森と繋がる2日間|たかしま里山里湖マルシェ × 木とつながるマルシェ
2024年11月日3日-4日の2日間、マキノのみなくちファームを会場に「たかしま里山里湖マルシェ」と森の実験室が主催する「木とつながるマルシェ」が同時開催されました。
両日合わせて100のブースが出店され、作家さんによる雑貨販売、農家さんや漁師さんによる農産物や加工品の販売、マッサージやセラピー、飲食やカフェ、団体・ライブ・展示など、盛りだくさんの内容で、多くの来場者と共に盛り上がりをみせました。
会場の「みなくちファーム」はマキノのメタセコイア並木への入り口を琵琶湖方面へ徒歩3分。「みなくちファーム」と道路を挟んだ周辺一体が「たかしま里山里湖マルシェ」の会場となりました。
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会場の一角にはお馬さんの姿も見られました。「お馬さんのおやつ」をあげる体験もでき、親子連れに人気でした。みなくちファームの厩舎『NOHVA』には3頭のお馬さんがいます。写真は一番体の大きなクヌギくん。このお馬さんたちも循環型農業における大切な存在です。
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森の公園では、丸太に腰掛け休憩する人、ドリンク片手にお話しする人、思い思いにゆったりとした時間を過ごされていました。「森の実験室」では、循環型の有機農法による森づくりに取り組んでいます。木や森林資源への関心を深めてほしいとの想いから「木とつながるマルシェ」が開かれ、ワークショップなどを通して楽しく森に触れる試みがなされました。
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ここはみなくちファームが育む森の公園「森の実験室」です。
みなくちファームでは、規格外の野菜やお米づくりで出るもみがら、原木椎茸の廃ホダ、NOHVAの馬たちの馬糞、CAFETSHMUGUの調理の際に出る生ごみ、草や小枝や落ち葉を、この「森の実験室」の中で自然の力を借りながら発酵させ、分解されて出来た堆肥をまた土に戻し、野菜やお米、森を育てながら、里山の暮らしをつむぐ、循環型の有機農法を行なっています。
(『廃ホダ』とは使われなくなったホダ木(原木)のこと)
同時開催の「木とつながるマルシェ」会場では、鹿のツノを使用したアクセサリーやドライフラワー、木を使った工作、メダカすくいなど、雑貨の販売やワークショップの出店が多く見られました。木々に囲まれた会場では道も歩きやすく整備され、回りやすい会場となっていました。
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11月の開催、来月はクリスマスということもあり、会場には所々にサンタさんを見かけました。木を使ったクリスマス飾りのワークショップやスマートボールなど、小さな子どもたちにとっても楽しそうな出店が並んでいました。
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自身で育てた草花を中心に、ドライフラワーを使った作品づくりをされているOlive+さんはマキノに移住され9年目を迎えられたそうです。リースやスワッグが並びますが、早くも品薄の状態になっていました。もともと植物が好きで、自宅の庭でさまざまな草花を育てていらっしゃるそう。
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「森の探究科」ののぼりが気になり、お話を伺いました。
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滋賀県立伊香高等学校で2025年度(令和7年度)に新設される「森の探究科」では、ベースとなる普通科目での学びのもと、4つの学校設定科目「森のキホン」「森の恵み」「持続可能な社会」「森の未来創造」を学習。森に関連する地域の事業体、団体、各専門の外部講師を招いて多角的に学び、現地を訪れるフィールドワークもあるそうです。学びと実践を重ね、3年次には自分の探究テーマを定めます。
「森」と言っても、林業など仕事の場、環境保全、水源涵着(すいげんかんよう)、生態系の維持と、さまざまな視点がある中、学生の皆さんが何を選び、どの角度から自身の探究を深めていくのか、今後が気になりました。
多くの人が賑わう会場は売り切れが続出。気になるものはお早めに、ご来場は早い時間に訪れる方がいいかもしれません。多くの恵みに出会える会場へ、楽しい時間を過ごしに来てくださいね!
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森の実験室ではチェーンソー講座や里山の循環に関する講座を今後も計画されています。
たかしま里山里湖マルシェ、森の実験室の詳細は下記をご覧ください
たかしま里山里湖マルシェ Instagram
https://www.instagram.com/takashima.marche
森の実験室 Instagram
https://www.instagram.com/morinojikkenshitsu
みなくちファーム HP
https://minakuchi-farm.com
取材:来見
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