Canon スピードライト90EX
より弱い発光を求めてCanonの外付けストロボの中で一番弱いガイドナンバーのものを購入してみた。
価格
発売当時の低下は9800円税抜きだったようだが、現在は生産終了されており、現在は中古では2000-3000円くらいで販売されている。
Canon初のミラーレスカメラのEOS Mの一部のキットに(?)付属したり、バラ売りされていたりしたようだ。
レビュー
オフカメラシューコードでつなぐとこんな感じになり、スピードライト90EXが小さいことも相まって、ケーブルの先っちょにちょっと小さいものが付いてるなぐらいの感じになってしまうw
良いところ
とにかく小さい
重量が軽い(電池の単4 2本と、単3 4本の600EX-RTに比べて遥かに軽い)
悪いところ
最大光量で発行するとチャージ時間が長い(1/64など弱い発光では全然影響がなく、普通にチャージ時間を気にすることなくバシバシ撮ることができる)
最小光量がマニュアルで1/64で24mm画角なので、微小発光用途で買ってみたがそんなに弱くない
(小さいこととトレードオフだが)単4電池なので電池持ちは悪そう
本体にダイヤルなどがないので、ストロボ側の操作で光量を調節することができず、EOSのストロボシューの通信機能を使ってカメラ側で光量を設定しないと弱い光で発光することができないので、GodoxのワイヤレスストロボトリガーではCanonの情報通信を使うことができず光量が1/1で固定になってしまって微小発光にならなくて実質使えないので、有線式のオフカメラシューコードじゃないと光量を制御できないので不便だった
家の中で発光させてみて
既にレビューの項で書いた内容だが、有線式のオフカメラシューコードを使わないと最小光量での発光ができないので使い勝手はそこまで良くなかった。
オススメ度
では、オススメ度について議論しよう。
このスピードライト90EXは中古でメルカリで2000円くらいから、マップカメラなどで3000円前後で売っており、Canon用の適当なサードパーティ製のオフカメラシューコード(約3000円)を使ってCanonの通信を使って発光させれば1/64まで出力を下げて発光させることができ、自分がテスト撮影してみた感覚としてはCanon純正の600EX-RTを1/128で発光させ、画角設定はワイドパネル展開で15mmに設定して最大限に光量を落とした状態と比べて光量的にはそこまで変わらないなと感じたので、最弱で発光させる場合は新品価格約6万円?のストロボとそこまで変わらなそうなので、約5000円の機材で6万円オーバーの機材と同じような高価を得ることができるという点ではコストパフォーマンスは良い。
利便性の観点から考えると600EX-RTは本体のモニターとダイヤルで光量や画角などを調整することができるので、Canonの通信システムを使わずにGodoxのワイヤレスストロボトリガーなどを使っても最弱で発光することができ、取り回しが良いので、利便性の面で考えるとカメラとケーブルでつながった状態じゃないと光量を制御でいない90EXは不便だ。
このストロボ自体2000円くらいの安い買い物だったので、出費としてはあまり気にしていないが、機能面を考えたときに使いづらいので、そこまでオススメ度は高くないが、本当に最小限のコストでストロボを焚きたいならケーブルと合わせて5000円程度で揃えることができるので買ってみてもいいとは思う。
今後の展開
今後の物販撮影研究の方針が見え隠れしてる感じもあるけど、今後の研究対象としてはビデオライトを購入したので、次はそれの話について書こうかと思う。
ビデオライトのメリットとしては、やはり、一度撮ってみないとわからないストロボ撮影と違ってモニターのライブビューで明るさが見えているので撮影結果の予想がつきやすい点はメリットだ。
他に安くて弱く発光できるストロボとしてはニッシンストロボの製品などがある(正直もうストロボは買いたくないが、新規に買うならこれが欲しい)