EOS R5 mark2を見てきた
注意:買ったとかじゃなくて現物を見てきただけです。
個人的に気になったポイント、良かったポイントなどを挙げていきます。
良かったところ
高速な電子シャッター
デフォルトではH+で30fps、Hで15fpsの電子シャッターの高速連写を使うことができるのでEOS R3と同じような感覚でシャッターを切ることができ、高画素で小さくなったR3みたいな感覚だ。
電子シャッターだとメカシャッターみたいに幕が下りきった状態でもう1回シャッターを押すと2回目のレリーズが若干遅延する現象も発生しないので、やはりレスポンス面でメカシャッターより快適だし、高速連写を長時間使用するライブ撮影の現場で使っているとメカシャッターはあっという間に寿命を消費してしまうので画質の損失がほとんどないなら電子シャッターで撮ったほうがいいと考えている。
特に高画素機だとメカシャッターのシャッターショックも気になる問題だし、電子シャッターで連写するとシャッターボタンを押す最初の1枚目とシャッターボタンを離す最後の1枚はシャッターボタンの操作でブレを誘発する可能性があるが連写している間のブレ率はかなり抑制することができるので、特に遠くの被写体に対して暗い環境でシャッター速度も多少落として無理やり撮るようなシーンではカメラが振動を生まないことはとても重要だ。
電子シャッターのスキャン速度もストロボのシンクロ速度とかから考えるとEOS R3と遜色ないと言っても良いレベルまで速くなったかなという印象だ。
電子シャッターのスキャン速度が速くなると露光中に引っかかる高周波フリッカーのしましまの本数が減ってしましま感が減るので高周波フリッカーを扱いやすくなるので高画素機なのにスキャン速度が早いのは歓迎したい。
軽い
自分は望遠レンズでの縦位置撮影が多いので絶対に縦位置グリップ欲しい派だし、絶対に一体型のボディ使いたい派なので分離型のボディなだけでやる気でないという問題はあるが24-105mm F4くらいの小さいレンズで使用するなら分離型で軽量なボディも悪くない。
悪かったところ
アイピースが交換不可
屋外の撮影も想定すると、thinktank photoのハイドロフォビアなどしっかりとしたレインカバーを使いたいシーンも梅雨とかだとあるので、専用アイピースが必要なレインカバーを装着することができなそうなアイピースの構造はあまり歓迎できない。
視線入力AFとかいろいろな技術が搭載されて複雑になってきているのは重々承知だが、そろそろアイピースの型番も1つに統一してR1/R5iiとかで共用になってくれたほうがレインカバーとかを使うことを考えると便利だなとは思う。
個人的残念ポイント
残念ポイント(実際に運用してみたらそこまで影響ないかもしれないので悪いところとは現段階では断言できないのでスペック厨が思う個人的残念ポイントとして挙げることにした)
デュアルスロットの片方がSD
EOS R3では1枚あたり約25-30MBだったので15fpsで連写すると375-450MB/s程度を1秒間に消費していたが、SDカードを高速なものを使用すれば1秒間に300MB/sくらいの速度を出すことができたのでバッファもあるしそこまで大きな問題にはならなかったが、4500万画素のR5iiで同じ速度の記録メディアを使用するのはRAWでの連射がどれくらい持続させられるのか不安要素だ。
EOS R3でも連射のバッファの詰まりを絶対に回避したいシーンではSDカードへの書き込みをJpegにしてバッファ詰まりを抑制していたのでバックアップの観点で考えるとあまりバックアップとして機能していないという問題はあるし、ギガ単価が安いのでCFexpressのデュアルスロットのほうがよかった。
CFexpressカードはSDカードの数倍速いのにギガ単価は半額以下なのでより大容量のカードを揃えることができる。
1枚あたりのファイルサイズも大きくなるので、最大で512GBしかないV90のpSLCタイプのSDカードではせいぜい1万ショットくらいしか撮影できず交換用のカードも所有することを考えるとSDカードはかなり高価だ。
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