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待ちに待ったCanon新製品発表

10月末に待ちに待った新製品発表があった。


個人的注目ポイント(RF70-200mm F2.8 L IS USM Z)

事前に予想した内容から当たった部分もあれば外れた内容もあったが、概ね期待通りのいいレンズになったなという印象。

インナーズーム

待ちに待ったインナーズームの70-200mmがRFマウントから登場した。

フィルター径82mm

70-200mmのフィルター径は従来77mmの製品が多かったが、近年は光学性能の追求のためか82mm径で作るメーカーも多い。

82mm:Canon(RF インナーズームZ)、Panasonic、SIGMA
77mm:Canon(RF 伸縮ズーム)SONY、Nikon、TAMRON(G2)

最新のミラーレス用の70-200mmF2.8はどのメーカーも高レベルで周辺部までシャープなので解像度的な問題は77mmでもそこまでないのかもしれないが、開放のテレ側で周辺減光が-2EVくらいある製品もあるようなので、イメージサークルに余裕をたせて周辺減光を軽減するためにフィルター径を拡大したのではないかと予想している。

軽量化

EFマウント時代の70-200mmはレンズ枚数が23枚と複雑なレンズ構成もあり重量が嵩んでいたのかもしれないが、今回はレンズ枚数が18枚と少ないお陰か三脚座抜きで1115g(ホワイト)とかなり軽く、フィルター径を1段階大きくしたのに伸縮ズームの70-200mmに比べてたった数十gしか重くないのはインナーズームとしては驚異的な軽さだ。
伸縮ズームでは繰り出してくる側の筒(内筒)の先端を持ってレンズの重量を支えると光学精度的に良くないのでズームリングの部分を持つしかないが、インナーズームの場合はテレ端しか使わない状況などではレンズの先端を持つことももでき、レンズの先端を持つほうが軽く感じるので、実際はインナーズームの70-200mmと持った感じの重量はそんなに変わらないと思う。

個人的注目ポイント(RF50mm F1.4 L VCM)

小型軽量

ポートレート用途で使用する場合、自分はF2くらいに設定することが多くF1.2で使うシーンがほぼないが、カメラを右手で持って左手でレブ板やオフカメラストロボを持ったりすることも多いので、手ブレを回避するためにも重量はあまり重すぎないほうがいい。(あと、重量が同じだとしても短いほうが片手で持つには楽)

RF50mm F1.2 L USMが950gもあるのに対して、RF50mm F1.4 L VCMは580gしかなくめちゃくちゃ軽いのでスナップで使うにも快適でいいと思う。

67mm径のレンズは初めてなのでNDフィルターは新調かな

RF 85mm F1.4L VCMはどうなる?(予想)

自分の予想では85mm F1.4L VCMは流石に67mmのフィルター径では作れないのではないかと予想する。
自分の手元にあるEF 85mm F1.4L IS USMのサイズを見てもフィルター径77mmで前玉はフィルター径ギリギリまであってレンズが結構大きいので67mm径ギリギリで設計すると周辺減光とかの問題が出てしまうから、これまでと同じ外装で揃えて作るのは無理なのではないかと予想する。

何を予約したのか?

それで、筆者は何を予約したのかというと、

RF70-200mm F2.8 L IS USM Z
RF50mm F1.4 L VCM

の2本を予約した。予約開始日の10時の予約争奪戦には諸事情で乗り遅れたが、50mm F1.4を昼間に、当初は50mmだけ予約する気でいたがやっぱり70-200mmも欲しくなり同日の夕方に70-200mmも追加で予約した。

品薄

同日にCanonのHPから商品供給についてのお知らせが出て、その段階では70-200mmは「通常よりも納期にお時間を頂戴する場合がございます」の記載だったが、その後、ホワイトは「新たにご注文いただく際は、お届けまでに半年以上かかる場合がございます」に記載が変わり上方修正されたようだ。
また、後日、50mmの方も「通常よりも納期にお時間を頂戴する場合がございます」の表記で供給遅延リストに入ってしまった。

このようなこともあり、しばらく新製品を手に取ることができないかもしれなそうなので、長期的な導入計画になってしまいそうだが新製品の到着は楽しみだ。
70-200mmに関しては、金額が高いがどうせ半年くらいかかるならその間にのんびり貯金すればいいかなと思っている。(個人的には来年の7月末?の一宮彩夏生誕で引きの絵を撮るレンズとして使いたいのでそれまでに間に合ってくれれば御の字かなと思っている。皆が待ちに待っていたレンズなだけあって期待値も高く、注文数も多いのだろう。半年待ちになるほど大量の注文が入っているのは、最近新機材の売れ行きが悪いカメラ業界としては明るい話題なのかもしれない。)

あと、個人的な予想としては、白鏡筒のほうが注文数が多くて人気になっているが、黒鏡筒のほうの供給が落ち着いてきたら白鏡筒の外装の生産を増やしてきて、思っていたよりも早く来てくれるのではないかと思っている。

https://personal.canon.jp/product/camera/important-info/detail-231107

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