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Canonの金ストの変化


現在、Canonには2種類の「金ストラップ」が存在する。EOS 5D Mark4などの他機種に採用されているストラップよりもストラップ自体が柔らかくしなやかなのと、金色の刺繍やストラップの細い部分にも赤い線が入っているなどデザインもかっこよくこだわりの強いユーザーには人気のストラップだが、その人気のストラップの「新型」がどうなのか「旧型」と比較してみたいと思う。

2種類の金ストラップが存在し、2本の違いが商品画像だけでは分からなかったので、実際に現物を比較してみることにした。

ワイドストラップL7

EOS-1D Xから付属品として登場したストラップだ。

引用:https://store.canon.jp/online/g/g5753B001/

Canon ER-L1

EOS R3の付属品として登場したストラップだ。

引用:https://store.canon.jp/online/g/g4898C001/

比較

幅を比較すると、新型のCanon ER-L1のほうが細い。

手前がCanon ER-L1

縫製

ワイドストラップL7は2列縫われてたのに対して、Canon ER-L1の縫製は1列だった。

厚さ

ワイドストラップL7のほうが若干分厚い感じがする。

感触

Canon ER-L1のほうが細くて、若干薄い分柔らかい感じがあるが、ワイドストラップL7でも十分柔らかかったので、ストラップを更に細くしてまで柔らかくする必要性をいまいち感じない。

感想

70-200mm F2.8や100-400mmなど1.5kg程度あるレンズをボディに付けるシーンを考えたときに(それより重い超望遠レンズなどはマウント側の負担を考慮して基本的にレンズ側のストラップで支えるのが基本なので、カメラ側にストラップをつけてレンズを付けた状態で吊るすのは一般的に70-200や100-400くらいまで)、いくらEOS R3などのミラーレス機の重量がレフ機と比べて軽くなったとは言っても1DX3とR3を比較しても約400g程度の軽量化で、R3+RF 70-200mmなどの組み合わせでは総重量が2kg以上あって普通に重いという認識なので、肩にかけたときにしっかりグリップしてくれないと危ないことを考えると、ストラップの幅を狭くする必要性は感じないし、ストラップの幅が狭くなることはデメリットに思う。

今後のCanonが一眼レフのラインナップを縮小して最終的に1DXシリーズまで廃止していく可能性を考えると、1DXシリーズに付属する太いストラップがCanonのラインナップから削除されてしまう可能性もあると思うので、今のうちにストックしておくことも検討する必要があるかもしれない。

今回はR3導入前に気になってR3の付属品のストラップを単品購入してみたが(ワイドストラップL7とほぼ同じだったら既存のワイドストラップL7を置き換えようと思ってた)、今回の比較を通して自分的には細いストラップは歓迎できないなと思ったので、じきにEOS R3を導入しようと思っているが1D系に採用されているワイドストラップL7を使おうと思った

まあ、撮影現場によるが、大抵撮影中はアンカーリンクでストラップをカメラ本体から外した状態で使っていることが多く、カメラストラップは写真をカメラのモニターでグリグリと見てるときや、移動のときくらいしかつけていないのでカメラストラップの質が撮影中に影響することが自分の場合は少ないのだがw

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