アドテクブログのその後
コロナがまた大変なことになってますね。(2021年1月4日現在)
そんな中、空気も読まずにアドテクについて、noteでも書いてみようかと思います。
短めのnoteなので、お仕事の合間にササっと読んでもらえると嬉しいです。
そもそもアドテクブログとは?
EVERRISE社は2006年の創業時からアドテクを強みにしている会社だったのですが、2012~2013年頃からアドテクブームが日本で起こったこともあり、そのノウハウをBlogにして公開していました。
そのBlogを書き始めたのが私で、5年以上前になりますが、かなりの頻度でアドテクについて書いてました。
初めて書いたBlogがこちらで、
2013.07.26
アドテク屋がブログ始めました!
https://www.ever-rise.co.jp/dx-blog/first
頻繁に書いていた時期の最後のBlogがこちらです。(この後もほそぼそと書いてますが)
2015.06.24
これから増える!?新しい広告枠5選
https://www.ever-rise.co.jp/dx-blog/new-advertising-frame
約2年間で50本程度アドテクブログを書いたことになります。
平均すると月2本くらいは書いていたので、振り返ってみると、わりかし頑張ってたなと思います。
でも、本当はもっと書きたかったんですよ。
単に時間が無くてこれ以上のペースでは書けなかっただけで、書きたいことは山のようにありました。(週1本は出したかったなぁ)
そしてBlog以外にも、この2年くらいの間に「アドテク勉強会」を数か月に1回は開催しており、そのたびに40人程度しか入らない自社のセミナールームに100人を超すような応募がありました。
当時の様子はこんな感じでした。
https://fa-works.com/blog/event-report-20141029
狭い業界の中にあって、ある程度人気のあるコンテンツだったんじゃないかな?
正直、当時のBlogは趣味感覚で書いていたので、PV数やUU数などは、ほぼ見ていませんでした。
「このエントリは、かなり読まれたみたいです」といったモチベーションになるようなフィードバックは、マーケターから貰っていましたが、詳しい数字や分析などは一切行っていませんでした。(当時の数字を全然覚えてない笑)
しばらく続けていると、それなりにPV数も出るようになり、定期的に読んでくれている人が増えたので、ある程度、EVERRISE社として質を担保してから出そうとなりました。
内容の質もそうです、わざわざ業務リソースを使って書いていたので、問い合わせ数や案件化数などのKPIをしっかりと追うためにBlogを書くようになりました。
そのかいもあって、今でも「アドサーバー 開発」のキーワードでは1位で居続けられている。(6~7年くらいは1位で居ると思う)
それとは裏腹に、2014年末頃から「デジタルマーケティングのエバーライズ」と名乗るようになり、アドテクをメインに打ち出していくのを控えていきました。
「アドテクなんて狭い!時代はデジタルマーケのテックだ!」といった感じだったのを覚えています。
そうしているうちに、アドテクブームも去り、私もアドテクについて書くことへの情熱が無くなっていきました。
今はDXブログと名前を変え、ブログ自体は存続していますが、アドテクについて書かれることは、ほぼ無くなりました。
今後のアドテクブログ
前置きが長くなりました笑
今日、書きたいことは、これからのアドテクブログについてです。
DXをメインにしているEVERRISE社で、もうアドテクにフォーカスしたブログを書くことはないと思うので、個人的にアドテクnoteを書いていきます。
このnoteの今年テーマは、アドテク寄りになると思うので、この先よろしくお願いいたします。
なぜまた書きたいと思ったのか?
「アドテクは死んだ」と2015年ごろから言われてましたが、いよいよ今年、本当の終わりを迎えようとしています。
もちろん、本当の意味でアドテクが死んだわけではなく「インターネット広告におけるRTBを利用したアドテクの根幹技術が死んだ(3P cookieの死)」というわけです。
とはいえ、それはごくごく小さな一側面でしかありません。
市場を見ると、インターネット広告に限っても、今や2兆円を超える市場に成長しています。
たった0.5%のシェアを取るだけで100億円の売上が達成できて、Google、Facebookではデカすぎて解決できていないような小さな不満の解消を実現するだけで、十分に上場が狙える業界なのです。
ブームは去り、根幹技術は死んだけど、市場は大きく立派に成長したと言えます。
まだまだ魅力的な業界ですよ!とわかってほしいために、少しでも啓もう活動をしようと思い立ちました。
そして、もう1つ理由があります。
アドテクの利用範囲は、インターネット広告に限らず、マス4媒体や新たな枠など、すべての広告枠がデジタル化されて拡張されるはずです。(もうされてきていますが)
個人的に、何年も前から言ってきました。
アドテクという言葉が、「オンライン上のターゲティングと計測」だけに矮小化されたものから、広い意味での「広告テクノロジー」に進化していくはずです。
今まで助けられて来たアドテクというキーワードが好きだからこそ、根幹技術が死ぬ今だからこそ、アドテクの定義をアップデートすることで、業界を盛り上げたいし、恩返しをしたいと考えました。
最後に
というわけで、次回以降のnoteでは、広い意味でのアドテクについて、色々と書いていこうかと思います。
「オンライン上でのターゲティングと計測に矮小化された」と書きましたが、今後、どういったものがテクノロジーで解決されていくか、そのあたりを書いていきたいと思います。
お時間ある方は、本noteにお付き合いくださいませ~♪