❨416❩1972.10.21.土.曇時々雨/マセオ→レシッフェ・イン/Maceió→Recife:Brazil
今朝8時、マセオに着いた。
民家に自転車を置かせてもらって、オニ·ブス(バス)で街へ入る。何のへんてつもない所。汚い川が中央を流れているだけ。
ブラブラ自転車屋を探して歩いたが、見当らず。 機械の調子が悪い。
時々車に助けられながら、やっと夜レシッフェの街に入る。
途中に、延々と砂糖きびの畑が続く、その中を走った。 なんて広さだ!
最近よく雨が降る。今日一日、降ったり止んだりだった。そろそろ雨期が近くなって来たのだと思う。
俺の好きな感じの、ドロ臭い賑やかな所に出た。
街の中を回り、7クルセイロ(350円)のペンソンを探した。
着替えてさっそく夜の散歩に出る。
教会前の広場で音楽会をやっていた。
トランペット、タイコの音楽で変な踊りをやっていた。 ウクレレとギターの合奏が気に入った。
この街も古い建物が並び、石だたみの狭い路地が、方々に続いている。
薄暗いその中に、所々、売春婦が立っている。
無精髭でぼうぼうの俺には、寄って来もしない。
喜ぶべきか、悲しむべきか?
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