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❨430❩1972.11.4.土.曇/全くへんぴな所で民家など全然なく…/Brazil
肉のシチューと米とパンとコーヒーの朝食を飯場でさせてもらい、水筒一杯のコーヒーを もらい、出る。全く気楽な連中だこと。
疲れは依然としてとれず、朝の走行は苦しい。
20km行くと川があり、埃で茶色に染まった服と体を洗濯。
ここから25km、舗装だった。
部落の店に寄ったら、兄さんが飯を食わせてくれ、色んな国の話をする。
二時間昼寝をして、陽弱まった頃、走り出す。
新ルートだと思った道は、全く方向違いの方角で、約15kmのロス。開拓中の道の中へ入ってしまった(三叉路だった)。
結局、工事用のトラックが町へ帰る時を待って、乗せてもらう事になった。
三叉路に戻った時はまっ暗で、キャンプをするような所もなく、3km程電気をつけて走った。
全くへんぴな所で民家など全然なく、やっとまた土方の飯場を見つけ、頼みに入った。
コーヒーと米のスープをもらって飲む。
粗末な小屋で、中にはガス灯があり、5つくらいハンモックがぶら下がっていた。
俺は土間にむしろを敷いてもらい、寝る。
もう寝れればいい。