❨228❩1972.4.16 日 晴 アントファガスタの一日 (Chile:Antofagasta)
公園が沢山あり、美れいな海のいい町だ。
一日、浜でオッサンと話したり、子供に回転を教えたりして過ごす。
一度、海へ入り、アカを落とす。だが寒かった。
アベックがあちこちでイチャイチャやっている。
日本とはやることが違う、やつらは。
さあ、明日からはサンチアゴへの旅。
かなりの砂漠があるらしいが、ずっと、自転車で行く。
ちょっと日中暑いが、ペルー程の事はない。
ここまで来ると、人間もちょっと違って、グッと西洋的な面をしている。
が、性質はやはり、あまり変わらない様だ。
この国の旅は、十分に財布の紐を締めて行こう。
ガメつい奴等が多いようだから。
今日も四人の連中から、小さな恩を受けた。
全く不思議な程、一日一度は恩恵をこうむる。
あゝ、また夕日が沈んで行く。
日本の船が右手遠くに見える。
どうして夕暮れは、こうも俺を寂しくさせるのか・・・・・。
@OpenStreetMap