❨506❩1973.1.19.金.晴/船での生活とブラジル人/アマゾン川
のどかな日が続く。一日いい日だった。
6時起床、背中がちょっと痛い。
カフェをした後、読書。アルモッサの前。
20分位補強、そして、トマ・バニョ。
メシの後は本を少し読み、昼寝。
下も二階もハンモッグで一杯。座れる所は、欄干の長イスしかない。
エンジンの音がうるさいが、その前が俺の寝ぐら。実際そこくらいしか、まともに人を気にしないで眠れる所はないのだ。
全くブラジル人は、シャクにさわる。
人のシーツは平気で踏むし、つき当たっても謝りもしない。教わっていないのだろう、妥協せざるをえない。
怒ってみた所で、奴等は、とうてい自分が悪いなどとは思わないのだろう。
昼寝の後、補強。やっと今、腕立が50回続けて出来る。それも一苦労だが、腹筋はまだ100位は出来る。
皆んなめずらしそうに眺める。旅の初め頃は恥ずかしかったが、もう今は、それも平気になった。
岸を見ると、3m位水の引いた跡が見える。
聞く話では、雨期には5~6m以上水位が上がるという。
驚いたのは、河下を見たら、水平線が長く見えた事。ここまで来ても、相変わらずの広さだ。
一日の中、二度町に寄った。
河さえ美れいなら、住んでみたいと思う様な所もあった。
「カラマーゾフの兄弟」三巻を終えた。あと一冊。
ちょっと、この広い河にも飽きが来た。
でも明日は、マナウス。