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スマホは麻薬のような効果がある劇薬です。『スマホ脳』
『スマホ脳』は、スマホとの生活の実態を科学的に実証したビジネス書です。
「人間の脳はデジタル社会に適応していない」「強いストレス:進化の初期の原始的な部分へと退行する」「何かが起こるかもという期待以上に、報酬中枢を駆り立てるものはない」など、スマホ依存症の問題をわかりやすく教えてくれます。
特に「子供も大人もスマホによって学習を妨害される」とあるように、紙とスマホでは学習の習得に違いがあります。
小学校の実験で、紙の書籍とタブレット端末とでは、同じ小説を読んだのに紙の方が内容をよく覚えていたそうです。
原因は、「タブレット端末の報酬を無視するのに処理能力を費やした」からで、学びが悪くなるのです。
学習を効率よく行いたいなら、大人も子どももスマホではなく、紙を使うことを薦めます。
「マルチタスク:常に気が散る人:脳が最適な状態で動かなくなる」「スマホやパソコンがそばにあるだけで、学習能力が落ちる」「デジタル性健忘:スマホがあると脳が記憶しなくなる」などを通して、スマホの学習低下の原因を探っています。
特に「元気になるコツ:睡眠を優先・身体を動かす・社会的な関係・適度なストレス・スマホの制限」は、これから現代人が優先して実行しないといけない項目です。
一定以上の寝る時間を確保して、定期的な運動を行い、人とのつながりを大事にし、軽いストレスを受け、スマホを使い過ぎないようにするのです。
前山も今はほとんど実行できていませんが、これからは少しずつ取り入れていかないと健康問題に直面しそうです。
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