池原綾香の引退 | 日本人初チャンピオンズリーグ出場の先駆者(インタビュー付き動画あり)・女子ハンドボール
こんにちは!北欧デンマーク在住の安田です。
我々夫婦で仲良くさせてもらっているハンドボール選手の池原綾香選手(通称あやちゃん)が、22年間の現役生活に終止符を打ちました。
プレーしている姿の"カッコ良さ"と、気さくで優しい"人柄"に夫婦で大大大ファンに。
ちなみに池原選手と僕は同い年。昔サッカーで上を目指していた自分のことを思い出しながら、同年代で世界の最前線で戦う姿に毎度、元気をもらっていました。
ハンドボールの知名度はまだまだ高いものではなく、少しでも"池原綾香"について知ってもらいたい・・・と思いこちらの以下引退動画@デンマークを作成しました。
池原綾香 引退試合動画&インタビュー
ハンドボール界の先駆者?
サッカーをやっていた自身としては、「日本人がヨーロッパチャンピオンズリーグに初出場」ということがどれだけの大偉業であることがわかる。
その他、池原選手の数々の記録:
・東京オリンピック出場(44年ぶり)
・チャンピオンズリーグに日本人として初出場
・チャンピオンズリーグ4度出場
・チャンピオンズリーグにおいて日本人最多得点記録を保有
サッカーにおいては、UEFAの前時代に奥寺康彦(1978-79) が日本人(アジア人)として初ゴールを決めている。
その後、は中田英寿や、小野伸二がチャンピオンズリーグに出場している。
今では、ヨーロッパのトップチームでプレーするサッカー選手が多く存在しますが、今から35-40年前に新たな道を切り拓いて、日本人として結果を残した選手がそのルートを作ってきた、ということ。
ハンドボールはデンマーク発祥のスポーツで、デンマークのハンドボールリーグは世界最高峰のレベルを誇る。
その中で、たった1人で、言語もわからず、新たな世界へ飛び込んだ池原綾香は、紛れもなく新たな道を切り拓いた”先駆者”。
余談ですが、デンマーク語は話すのがめちゃくちゃ難しい言語。英語が堪能な北欧といえど、スポーツにおける言語はデンマーク語になる。言語や文化の壁を超えて、順応し、戦い続けてくるのは、簡単なことではなかったはず。
引退について思うことは?
アスリートの引退するタイミングについては、様々議論されますが、池原選手は、試合後のインタビューで屈託のない笑顔でこう答えました。
「もうやり切った、私にはもうやり残したことは何もない」
友人として、ファンとして、屈託のない笑顔で最後にこのような言葉を聞けたのはシンプルにとても嬉しかったです。
それでは、また!!