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20230718緊急放流という名の・・・(今日のつぶやき)
(919文字)
先日、秋田で大規模な洪水がありました。
そして、引き続き予断の許されない状態が続いております。
今まで経験したことのないような雨量、そして地域、もう安全な場所なんてありません。
そんな中でも、一番怖いのがダムの「緊急放流」。
西日本で被害の報告を受けている時、その天災は、秋田でも同じようなことが起きるので警戒が必要だとニュースでも言っておりました。
なのに、事前に計画的に放流することなく、結果、ダムの水があふれるようになってからの緊急放流。
過去にもこの緊急放流のせいで、大惨事になっております。これはもう人災の二次被害です。
はっきりいって殺人行為だと思っております。
誰も責任をとらなくてもいいので、これからもダムがいっぱいになれば、放流するでしょう。たとえ、その下流がどのようなことになったとしても。
ダムの放流にはたくさんの関係者がおります。
・ダム管理者
・河川管理者
・関係利水者等
ダムをつくる目的は主に「治水」と「利水」に分類されます。
「治水」とは、台風など大雨で洪水が発生したとき、その一部をダムに貯留し、ダムから下流に流れる川の水を減少させることで、下流の洪水被害を軽減するもので、「洪水調節」といいます。
「利水」とは、ダムに貯留された水を、発電、飲料水、かんがい、工業用水などに利用するものです。
「関係利水者等」。ここが一番難しいのだと思います。もちろん、ダムを事前に放流し、計画的に利水することができるのであれば、誰も反対する方はいないでしょう。
でも、事前に放流したけど、その後雨が降らなくて、ダムの貯水量が増えず渇水してしまったら・・・? その損害を誰か保証してくれるの?
そんな訳で、事前に放流することは難しいのです。
だからといって、このまま殺人行為を許してもいいのでしょうか。
動物は、災害が起こった時に、自分の身を守るために逃げます。
でも、人間は、あえてそこに立ち向かっていく。
何度だって立ち向かう。
そして、被害にあうのは・・・。
何か良い方法はないのか。ダム以外に解決する道はないのか。自然と共存するしか道はないのだと思うのだが・・・。
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