そもそも金利ってなに? 住宅ローン金利の決まり方から株価への影響までをズバリ解説!
どうも、モゲ澤です! ニュースを見ていると、住宅ローン金利が上がりました、米国の長期金利が下がりました・・・というように、金利の動向についてよく報道されていますよね。ここで質問ですが、金利とは一体何なのか、皆さんは説明することができますか?
経済にとって金利は重要だからニュースに取り上げられるのですが、いざ何なのかと言われると、「金利って何やねん?」と思う方もいるでしょう。
そこでこのnoteではそのあたりを噛み砕いて説明していきたいと思います。
金利とは「お金の値段」
金利とはなにか。ひと言でわかりやすくいえば、金利とは「お金を借りるためのコスト」のことです。
表現を変えれば、お金が今どれくらい必要とされているかを示す尺度とも言えます。お金の人気が高まれば借りるための金利は上がり、そうでなければ下がっていきます。つまり、金利とはお金の需給を示しているものなのです。
もっと簡単にいえば、金利は「お金の値段」みたいなものです。
モノの価格は需給で変動する性質があることを知っている方は多いと思います。たとえば、リンゴが1個100円で売っていたとしましょう。みんながリンゴをほしいと思えば値段は上がり、1個250円とかに跳ね上がるかもしれません。逆にみんながリンゴはいらないと思えば、1個50円などと下がっていきます。
これと同じことがお金についても言えます。みんながお金をほしい(借りたい)と思う状況では、借りるためのコスト(金利)は上がります。逆に、みんながお金はいらない(借りるつもりがない)と考えるなら金利は下がり、場合によってはマイナス金利になったりもします。
ここから言えるのは、高金利の経済というのはみんながお金を欲している状態(お金を借りて何かをしたいという状態)なので、経済活動としては活発で好景気です。逆に低金利の状態にあるときは、みんながお金を必要としていないということなので、経済は風邪気味というイメージを持ってもらえればと思います。
すなわち、「金利は経済の体温計(バロメーター)」だといえます。日本は長らく低金利が続いており、住宅ローンを借りる側としては金利支払いが少ないメリットがありますが、社会全体の景気は良くない状態です。
私は以前から、マイナス金利は異常事態でいつかは終わることや、金利が上がることは悪いことではないとお伝えしています。金利が上がっていくことに対して不安を感じるかもしれませんが、これは日本経済が正常化に向かっていることでもありますので、過剰に心配する必要はありません。
金利の水準や変動を見ながら、経済の状態を正しく理解したうえで、どのように行動するかを考えられるようになってもらえればいいと思います。
住宅ローン金利の知識はこれだけ押さえる!
それでは住宅ローン金利についても説明していきましょう。住宅ローン金利については、金利タイプと適用金利(借りるときの金利)の決まり方を押さえておけばOKです!
金利タイプは次の3つを覚えておきましょう。
1つ目は変動金利。「変動」という名称なので常に変動しているようにも思われるのですが、実際には見直しは半年ごとです。「半年固定」で借りていると考えておくのがいいと思います。
2つ目の固定金利は、返済期間にわたってずっと同じ金利が続きます。35年ローンを固定金利で借りると、35年間金利が一定ということですね。
3つ目の10年固定は、最初の10年間は固定金利で、11年目以降は変動か固定かを選べるハイブリッドな商品です。10年固定のほかに、20年固定などの固定期間が異なる商品もあります。
続いては、皆さんが借りるときの金利である適用金利の決まり方です。結論からいえば、適用金利は、「基準金利」という住宅ローン金利の定価から、「引き下げ幅」というディスカウントを引いた残りです。
上図の例でいえば、基準金利2.475%に対して、引き下げ幅が2.1%となっていますので、適用金利は0.375%ということになります。
引き下げ幅は審査時に決定されて、完済まで変わりません。つまり、適用金利が上がるか下がるかは基準金利次第です。借りた後は、基準金利がどうなるのかをしっかりとウォッチしていけばいいのです。
金利は株価とも密接な関係がある!
株価は株式市場での取引によって決まっていますが、株式市場は金融機関や投資会社といった機関投資家(お金を増やすことを目的とした会社)が大きな影響力を持っています。
そして機関投資家は主に株式と債券に投資をして収益を上げようとしています(投資先はこのほかにもありますが、中心になるのはこの2つです)。
ここで、株価と金利の関係についてざっくりと表すと、次のような式になります。
たとえば金利を一定とした場合、業績が上がれば株価が上がります。また、業績が一定であるときに金利が下がると株価は上がります。
そこで機関投資家は、金利が低いときは債券に投資してもリターンが低いため、株式に投資します。
反対に、金利が上昇したときは債券も利回りが取れるので、株式からお金を引き上げ、債券に投資するようになります。
このように機関投資家は金利の動きを見ながら投資先の割合を変えているのです。最初に「金利は経済の体温計」だと説明しましたが、経済全体の状況だけでなく、株価とも密接なつながりがあります。
この関係性を知っておくと、相場全体が上げ相場なのか下げ相場なのか、その大まかな方向性を見る目を養うことができると思います(ご参考までに相場の4サイクルの画像も貼り付けておきますね)。言ってしまえば、「金利を制する者が株式投資を制する」ということです。
今後も金利情報やお得な住宅ローン情報を発信していきますので、ぜひフォローやスキ!をいただけると嬉しいです♪
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