9月19日の米主要企業決算

◆フェデックス (FDX)

フェデックス (FDX) は2025年度第1四半期の決算を発表しました。全体として悪い決算でした。

EPSは3.60ドルで、予想を1.17ドル下回りました。

売上高は216億ドル (前年同期比-0.5%) で、予想を3.1億ドル下回りました。

●セグメント別売上高

FedEx Express部門は183.05億ドル (前年比-0.7%、前期比-2.6%) でした。

FedEx Freight部門は23.29億ドル (前年比-2.3%、前期比-2.4%) でした。

●通期の見通し

同社は通期 (2025年度) の見通しを発表しています。

EPSは20.0~21.0ドルと見込まれ、予想を0.43ドル下回りました。
なお以前の20.0~22.0ドルから下方修正されています。

売上高は前年比一桁台前半の成長率と見込まれています。
なお以前の前年比一桁台前半~中盤の成長率より下方修正されています。

設備投資額は52億ドルと見込まれています。

同社は決算にて「(今決算の悪化は) 営業費用の増加と営業日数が1日少なかったことも寄与している」としましたが、営業日数の不足だけではカバーできないほどの売上高未達、及び通期の見通しも大幅に下方修正されたことからも、投資家の間では悪い決算として受け止められています。


◆レナー・コーポレーション (LEN)

レナー・コーポレーション (LEN) は2024年度第3四半期の決算を発表しました。全体としてそこそこの決算でした。

EPSは4.26ドルで、予想を0.63ドル上回りました。

売上高は94億ドル (前年同期比+7.7%) で、予想を2.4億ドル上回りました。

新規受注は20,587戸でした。引渡し戸数は21,516戸でした。
また受注残額は77億ドルでした。

●来期の見通し

同社は来期 (2024年度第4四半期) の見通しを発表しています。

新規受注は19,000~19,300件と見込まれており、予想を50件上回りました。

引渡し戸数は22,500~23,000戸と見込まれており、予想を67戸下回りました。

1戸当りの価格は42.5万ドルまでと見込まれています。


◆ダーデン・レストラン (DRI)

ダーデン・レストラン (DRI) は2025年度第1四半期の決算を発表しました。全体としてそこそこの決算でした。

EPSは1.75ドルで、予想を0.08ドル下回りました。

売上高は27.6億ドル (前年同期比+1.1%) で、予想を4000万ドル下回りました。

既存店売上高成長率は-1.1%で、予想を0.95%下回りました。

●通期の見通し

同社は通期 (2025年度) の見通しを発表しています。

EPSは9.4~9.6ドルと見込まれ、予想を0.02ドル上回りました。

売上高は118億~119億ドルと見込まれ、予想と一致しています。

既存店売上高成長率は+1%~+2%と見込まれ、予想を0.17%上回りました。

新規レストラン開店数は45~50店舗と見込まれています。

設備投資額は5.5億~6億ドルと見込まれています。

同社は北米でレストラン業を営んでいますが、決算とは別にウーバー・テクノロジーズ (UBER) との独占的配達契約を締結したことを発表し株価が急騰しています。
ここ最近、米国の中ではあまりのインフレから外食を控える傾向が見られますが、配達というオプションを円滑に取り入れることで今後の売上高拡大が見込めるニュースとなっています。


※当記事はファンダメンタルズにおいて事実の正確さを満たすために尽力していますが、万一事実と異なる点等ございましたらお気軽にご教示ください。

※企業決算は売上高やEPS、ガイダンスを考慮し、更に市場の反応とトレンドなど総合的な観点から「良い」「そこそこ」「悪い」と三段階評価としています。
この評価は飽くまでも個人の評価であること、見る方によって十人十色の受け止め方があることをご了承ください。

※決算の来期予測 (ガイダンス) などで "○○ドル~○○ドル" のような範囲で示された場合、その中央値 (0.72~0.78ドルであれば、0.75ドルが該当) を以て予想と比較する慣例があります。
また決算発表の予想をすべて超えていても、前期や前年比との比較で成長度が落ちたと判断されれば株式が売られやすいことにも注意が必要です。

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