9月3日・4日の米主要企業決算
※9月2日は祝日のため決算発表はありませんでした。
■9月3日(火)
◆ゼット・スケーラー (ZS)
ゼット・スケーラー (ZS) は2024年度第4四半期の決算を発表しました。全体として悪い決算でした。
EPSは0.88ドルで、予想を0.19ドル上回りました。
売上高は5.929億ドル (前年同期比+30.3%) で、予想を2,529万ドル上回りました。
またフリーキャッシュフローは5.85億ドル (売上の27%) であり、前年同期の3.336億ドル (売上の21%) と比較して増加しています。
計算上の請求額は9.108億ドル (前年同期比+27%) でした。
●来期の見通し
同社は来期 (2025年度第1四半期) の見通しを発表しています。
EPSは0.62~0.63ドルと見込まれ、予想を0.095ドル下回りました。
売上高は6.04億~6.06億ドルと見込まれ、予想を2900万ドル上回りました。
営業利益は1.14億~1.16億ドルと見込まれています。
●2025年度通期の見通し
同社は通期 (2025年度) の見通しを発表しています。
EPSは2.81~2.87ドルと見込まれ、予想を0.44ドル下回りました。
売上高は26億~26.2億ドルと見込まれ、予想を1000万ドル下回りました。
計算上の請求額は31.1億~31.35億ドルと見込まれています。
営業利益は5.3億~5.4億ドルと見込まれています。
◆ギットラボ (GTLB)
ギットラボ (GTLB) は2025年度第2四半期の決算を発表しました。全体として良い決算でした。
EPSは0.15ドルで、予想を0.35ドル上回りました。
売上高は1.826億ドル (前年同期比+30.8%) で、予想を545万ドル上回りました。
営業キャッシュフローは1170万ドルでした。
またフリーキャッシュフローは1080万ドルでした。
年間経常収益 (ARR) 別の売上高:
・10万ドルを超える顧客数は1076 (前年比+33%) に到達しました。
・5000ドルを超える顧客数は9314 (前年比+19%) に到達しました。
●来期の見通し
同社は来期 (2025年度第3四半期) の見通しを発表しています。
EPSは0.15~0.16ドルと見込まれ、予想を0.055ドル上回りました。
売上高は1.87億~1.88億ドルと見込まれ、予想を7万ドル上回りました。
営業利益は1900万~2000万ドルと見込まれています。
●2025年度通期の見通し
同社は通期 (2025年度) の見通しを発表しています。
EPSは0.45~0.47ドルと見込まれ、予想を0.1ドル上回りました。
売上高は7.42億~7.44億ドルと見込まれ、予想を518万ドル上回りました。
営業利益は5500万~5800万ドルと見込まれています。
■9月4日(水)
◆コパート (CPRT)
コパート (CPRT) は2024年度第4四半期および通期の決算を発表しました。全体としてそこそこの決算でした。
EPSは0.33ドルで、予想を0.04ドル下回りました。
売上高は17.6億ドル (前年同期比+76.4%) で、予想を6.9億ドル上回りました。
同社は2024年度通期にて、EPSは1.40ドル (前年比+9.4%)、売上高は42億ドル (前年比+9.5%)、粗利益は19億ドル (同+9.8%)、純利益は14億ドル (同+10.1%) で着地しています。
◆ヒューレット・パッカード (HPE)
ヒューレット・パッカード (HPE) は2024年度第3四半期の決算を発表しました。全体としてそこそこの決算でした。
EPSは0.50ドルで、予想を0.03ドル上回りました。
売上高は77.1億ドル (前年同期比+10.1%) で、予想を4000万ドル上回りました。
●セグメント別売上高
サーバー部門は42.8億ドル (前年比+35.1%、前期比+10.7%) でした。
ハイブリッドクラウド部門は13億ドル (前年比-6.9%、前期比+3.5%) でした。
インテリジェントエッジ部門は11.21億ドル (前年比-23.0%、前期比+3.2%) でした。
金融サービス部門は8.79億ドル (前年比+0.7%、前期比+1.4%) でした。
●来期の見通し
同社は来期 (2024年度第4四半期) の見通しを発表しています。
EPSは0.52~0.57ドルと見込まれ、予想とほぼ一致しました。
売上高は81億~84億ドルと見込まれ、予想を1億ドル上回りました。
●2024年度通期の見通し
同社は通期 (2024年度) の見通しを発表しています。
EPSは1.92~1.97ドルと見込まれ、予想を0.025ドル上回りました。
売上高成長率は為替の影響を除いて288.7億~294.5億ドルと見込まれ、予想を5.6億ドル下回りました。
営業利益成長率は0%~+2%と見込まれています。
フリーキャッシュフローは19億ドルと見込まれています。
◆ディックス・スポーティング・グッズ (DKS)
ディックス・スポーティング・グッズ (DKS) は2024年度第2四半期の決算を発表しました。全体としてそこそこの決算でした。
EPSは4.37ドルで、予想を0.51ドル上回りました。
売上高は34.7億ドル (前年同期比+7.8%) で、予想を4000万ドル上回りました。
グロスマージンは36.73%で、予想を0.9%上回りました。
既存店売上高は+4.5%でした。
●2024年度通期の見通し
同社は通期 (2024年度) の見通しを発表しています。
EPSは13.55~13.90ドルと見込まれ、予想を0.055ドル下回りました。
なお従来の13.35~13.75ドルから上方修正されています。
売上高は131億~132億ドルと見込まれ、予想を9000万ドル下回りました。
既存店売上高成長率は+2.5%~+3.5%と見込まれ、予想を0.08%上回りました。
なお従来の2.0%~3.0%から上方修正されています。
設備投資額は9億ドルと見込まれています。
※当記事はファンダメンタルズにおいて事実の正確さを満たすために尽力していますが、万一事実と異なる点等ございましたらお気軽にご教示ください。
※企業決算は売上高やEPS、ガイダンスを考慮し、更に市場の反応とトレンドなど総合的な観点から「良い」「そこそこ」「悪い」と三段階評価としています。
この評価は飽くまでも個人の評価であること、見る方によって十人十色の受け止め方があることをご了承ください。
※決算の来期予測 (ガイダンス) などで "○○ドル~○○ドル" のような範囲で示された場合、その中央値 (0.72~0.78ドルであれば、0.75ドルが該当) を以て予想と比較する慣例があります。
また決算発表の予想をすべて超えていても、前期や前年比との比較で成長度が落ちたと判断されれば株式が売られやすいことにも注意が必要です。
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