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エヌビディアの決算前に、同社の値動き癖を読み解く
2022年の高インフレ時代から一変、OpenAIが開発したChatGPTが世に広く知られてから始まった生成AIブームが未だ力強く続いていますが、このAIブームと切っても切れない関係にある半導体業界において頂点に君臨する企業を聞かれればほとんどの人がエヌビディアと答えるでしょう。
同社は2023年から一貫して強さを見せていますが2022年10月の底値から8月26日現在までおよそ13倍もの成長を見せており、時価総額上位の企業でもひときわ目立った成長を遂げているのが同社への知名度及び人気を名実ともに盤石なものにしています。
本稿ではエヌビディア株特有の値動きを見ながら、2023年から始まった相場が今後どのように推移するか、またエヌビディアから降りる時はいつなのかを含め予想していく形をとっていきます。
決算はザラ場ではないアフターマーケット (時間外取引) にて発表されるため一部の証券会社を除き売買が事実上不可能であること、仮に時間外で取引が出来たとしても瞬間的に値動きが大きく動くため (アルゴリズム取引を除き) 即座に売買するのが難しいことを考えれば、世界の注目が集まる今決算を含め先行きまでのロードマップをある程度描くことで決算発表時までのプレッシャーも和らぐと思われます。
なおエヌビディアは半導体サイクルをベースとして推移しているため、同サイクルについて説明した記事もぜひこちらからご参照ください。
半導体サイクルはおおよそ4年で好況と不況を繰り返す周期を指しますが、この記事では主にエヌビディアの株価推移に焦点を当てて説明いたします。
■エヌビディア株特有の値動き
◆「2016年相場」および「2020年相場」から見える特徴
エヌビディアの株価を見ていく際、現在の上昇相場が2023年から開始しているため (オリジナルですが)「2023年相場」と名付ければ、リーマンショック前に同社が付けた2007年の最高値を2016年に超えてから (現在の相場を含め) 3回ほど明確な上昇相場があることが観測されており、うち以前の2回はそれぞれ2016年と2020年に大相場を付けています。
これらをそれぞれ「2016年相場」及び「2020年相場」と名付けるとすれば、その図はおおよそ以下の通りになります。
![](https://assets.st-note.com/img/1724664223577-DGSmlyqOsN.png?width=1200)
2016年5月~2018年9月までの上昇相場を指す
赤〇はそれまでの最高値を超え、上昇相場入りしたと見られる月
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2020年5月~2021年11月までの上昇相場を指す
なお2016年相場及び2020年相場ともに上昇相場のみを指しており、またそれぞれの上昇相場のスタートは「それまでの最高値を超えた月」を基準としています。
上では2016年5月及び2020年5月がそれまでの最高値を超えた月ですが、奇しくも今回の相場も2023年5月と「5月スタート」が連続しており、ただの偶然にしては良くできています。
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2023年5月からの上昇相場を指す
なお2023年相場の終わりは未定であり、また上昇幅も未定であるため
図中の値幅や終点は仮のものとする
ここで2016年相場は同年5月から2018年9月まで、およそ2年4か月間上昇相場が続いていますが、実際は2018年5月付近で2016年相場における値幅をほとんど取り切っています (すなわち2018年5月時点で上値余地がほとんどない)。
同社株価の値動きは非常に激しく、上昇相場が終了するや否や急速に下落するため「相場の頭と尻尾はくれてやれ」との格言通り少し手前で逃げることを考えれば、おおよそ2016年相場は2年間続いたと言えるでしょう。
また2020年相場は2020年5月~2021年11月と1年6ヶ月続いており、これらと半導体サイクルを共に考えれば、今回の2023年相場もおよそ1年半~2年間続くと考えられます。
現在の状況に当てはめれば2023年相場は少なくとも今年11月まで、長くて来年5月まで底堅い上昇が続くと考えられ、これから利下げ局面に入ることを考えれば「来年5月手前までは明確な上昇相場が続く」シナリオをベースとして考えるのが自然だと思われます。
特徴1
エヌビディア株の上昇相場は1年半~2年間ほど続きやすい
(「上昇相場」はそれまでの最高値を超えてから、次に月単位で明確に下落し続けるまでの期間を指す)
ところで2016年相場と2020年相場のチャートは月足 (ローソク足1本 = 1か月間の動き) ですが、この月足にて数か月間横ばい相場が続く期間があることが分かります。
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青で囲った部分 (囲い線を除く2016年12月~2017年4月) は横ばい相場と言える
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青で囲った部分 (囲い線を除く2020年9月~2021年4月) は横ばい相場と言える
このような横ばい期間はその後の強い上昇のために必要不可欠な要素となりますが、半導体サイクルがおよそ4年ほどで上昇から下落まで一巡する関係上、数か月続いた横ばい相場の後は下落に転じるまで同じようなレンジ相場が訪れないのが特徴の一つとして挙げられます。
また横ばい相場は「期間が長いほど、値幅が大きいほどその後の値動きが大きくなる」特徴を有しているため、例えば2016年相場では5か月間 (2016年12月~2017年4月)、2020年相場では8か月間 (2020年8月~2021年5月) もの横ばい相場を経て再び力強い上昇に転じ、しばらくすると下落相場へと移行するという傾向が見られます。
今回、2023年相場に突入してすぐに5か月間の横ばい相場 (2023年8月~12月) へ移行しており、もし過去を踏襲するのであれば今後このような横ばい相場が顕現しないまま上昇を終え、下落相場へと転換することが推測されるでしょう。
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青で囲った部分 (囲い線を除く2023年8月~2023年12月) は横ばい相場と言える
特徴2
上昇相場中、数か月間の横ばい相場を経て再び力強い上昇へ転じるが、その「横ばい相場」は1度しか来ない傾向にある
翻って現在の相場は今年6月に最高値を付けてから調整していますが、これが9月や10月も最高値を超えず横ばい相場を築く…とならない可能性がやや高いと思われます。
すなわちこれからも高値を更新し続ける (ただしその道のりは平坦とは言えず、時折下落を挟みながらも均してみれば上昇するような形を描く) 可能性がやや高く、もし横ばい相場に移行するのであれば値動きの形次第では天井を示唆するかもしれません。
◆平均線の乖離具合から見る「市場の期待度」と今回の相場
もう一つ、「市場の期待度」という観点から同社株価を見ていきます。
一言で市場の期待度と言っても決算のサプライズ度合いや同業他社をどれだけ突き放すかなど様々な尺度がありますが、期待度が高いケースではおおむね株価が短期間にかつ急速に上昇する傾向が見られます。
この「短期間に急速に上昇する傾向」を定量的に測定するのであれば、エヌビディアの株価における月足にてどれだけ移動平均線から乖離するか?を見ていくのも一つの方法と言えるでしょう。
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移動平均線はそれまでのトレンドを示すが、そこから上に離れるほど
値動きが強いことを示す
値動きが強まる = 市場の期待度が上がると解釈すれば
移動平均線からの乖離具合で「どれだけ期待されているか」が分かる
移動平均線は様々な種類が存在していますが、ここでは最も広く使われる単純移動平均を利用し、米国株にて広く使われる50期間を半分にした25期間移動平均線を用いて測定したものが下の表になります。
![](https://assets.st-note.com/img/1724692154548-H6CLuV8uNG.png?width=1200)
2016年は同社がサプライズをたたき出し
市場の期待度も高まっていたことがわかる
2024年8月現在、特に3月~6月の上昇は市場の期待度が高いことを示すだろう
この表では2016年11月・12月にてそれぞれ平均線から上方に163.4%・203.1%離れており、通常であれば異常とされる値動きでもそれだけ同社への期待度が高かったために正当化された例ともいえるでしょう。
また2020年8月や2021年11月も十分に乖離していますが2016年ほどではなく、2020年相場では相対的に市場の期待度が小さいと見ることが出来そうです。
なお今回の相場では今年3月・5月・6月にそれぞれ180%以上の数値を出していますが、いずれの月も200%以上の乖離を長い期間保てなかったことから、少なくともこの条件下における乖離率は+200%ほどが限界であることが分かります。
ここで大雑把に乖離率の大きさでインパクトを分けるとするならば、2016年相場を市場の "期待度大"、2020年相場を "期待度小" として分類することが出来るため、今回の「2023年相場」では市場の期待度大として2016年相場に似通った値動きをする確率が高いと見られます。
言い換えれば2016年相場とほぼ同じかそれ以上の期待度が掛かっており、参考にする値動きとしては2016年相場の方がより適していると言えそうです。
特徴3
移動平均線からの乖離具合で市場の期待度が測れるとすれば、現在の2023年相場は乖離具合から見て2016年相場から値動きのヒントを得ることが出来る
これらを鑑みればエヌビディアの株価における上昇は少なくとも今年11月まで続き、今後も高値を更新し、かつ2016年相場のような期待が市場から掛かっている (端的に言えば2020年相場よりも強い相場) と言えそうです。
■上昇相場を阻む要因
◆超大型株という制約
さてここまではエヌビディア株のポジティブな要素に注目しましたが、2016年相場と似やすいとは言っても当時とは状況が全く異なることにも注意が必要です。
例えば2016年相場の上昇が終了した2018年9月時点でも同社は米国内でトップ10にも入っていませんでしたが、今回の相場では一時世界1位にまで登りつめるなど目覚ましい成長を見せています。
ここでエヌビディア株が独走を続け、他社を圧倒的に引き離すと見てしまうのはやや早計であると考えられます。
超大型株と化した同社は世界中から真っ先に注目される存在であり、ありとあらゆる投資家やアナリストなどから研究されつくしている関係で瞬時に情報が織り込まれる体制が出来上がっているため、例えば「世間から注目されておらず、この企業の価値にこれから気づく未来の買い手が多数いる」などの潜在的買い手を期待するようなサプライズが見込みづらいことが理由の一つとして挙げられるでしょう。
また同社の売上高を大きく占めるものはAI用GPU関連の製品ですが、これらのほとんどはマイクロソフト (MSFT) を筆頭としてメタ (META) やテスラ (TSLA)、アマゾン (AMZN) などの超大型企業によって買い占められており、顧客企業である彼らの業績に陰りが見え始めれば設備投資を控えるためにエヌビディア社の製品売上高も急速に落ちやすいと考えられます。
このように各超大型企業の設備投資の体力に依存した売上モデルであるため、エヌビディアだけが2位を突き放して独走し続ける未来は考えづらく、これまでにマイクロソフトなどが緩やかに成長したことを考えればエヌビディアの株価も以前ほどの勢いを維持するのは至難の業と言えそうです。
注意点1
2018年ごろとは異なり既にエヌビディアは世界で3本の指に入る企業であり大きくなり過ぎたこと、また同社の売上高が同様の超大型テック企業に依存していることも以前のような独り勝ちを難しくしている
別の視点からみれば、超大型株はテクニカル指標に沿いやすいことも留意すべき点でしょう。
例えば買われすぎ・売られすぎを表すRSI (相対力指数) は中小型株でこそ効きづらいですが、超大型株や巨大マーケットであるドル円などでは効きやすく、今回のエヌビディアでは月足RSIにおいて90を超えると明らかな買われすぎとして押し戻されやすいと考えられます。
実際、今年6月に発生した急速な上昇ではこのRSIが90近くをマークしたこともあり、「これ以上買い手がいない」状態を地でいったことが分かります。
![](https://assets.st-note.com/img/1724741914986-iOEryXJDuO.png?width=1200)
RSI 87.29は天井からやや下がった終値での値であり
当月の最高値では90をマークしかけていた
これは明らかな買われすぎと言える
超大型株や巨大マーケットを誇る為替・商品などではこのRSIがある一定の値で買われすぎ・売られすぎと判断されるため売買判断の一つとして機能しますが、エヌビディアがそこまで大きな規模を誇らなかった2017年にRSIが90を超えても上昇が止まらなかった様子から他企業への安易な流用は危険と言えそうです。
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RSI 95.34は通常であれば明らかな買われすぎだが
規模が比較的小さい企業ではRSIの数字が当てにならないことが多い
いずれにせよ、このRSIが月足において90を超えてくれば短期的に天井を打ったと考えられ、場合によっては撤退という選択肢もありでしょう。
注意点2
エヌビディアは超大型株であるため、相場の過熱を示すRSIが月足に置いて90を超えてくれば短期的に天井を打ったと判断することが出来る
◆「数か月に及ぶ横ばい相場」は1回か?2回か?
数か月に及ぶ横ばい相場は1度しか来ないと上では述べましたが、今年6月に最高値を付けてから現在までその高値を超え切れていないことも事実です。
未だ2か月間という短い中でこれが横ばい相場とは言い切れませんが、もし横ばい相場が今後2~3か月間続くのであればそれ自体が天井のサインである可能性も否定できません。
これは「一つの上昇相場において、数か月に渡る横ばい相場が1回のみ」という前提の上で成り立つ仮説ですが、横ばい相場が1回か?2回か?に関しては未だ確定的なことが言えないのも事実です。
ただし半導体サイクルが約4年で好況から不況まで一巡すること、不況はそのうちの1年ほどを占めること、好況時は過剰なまでに値動きを上昇させることなどを考えれば、株価としてもう一度横ばい相場に突入するうちに残りの "好況期間" をすべて使い果たすリスクも考えるべきだと思われます。
すなわち仮に数か月間の横ばい相場に突入したとして、今年12月ごろに再び最高値を超えて強く上昇していくシナリオは考えづらい、とも言えます。
未定のことに対しあまりダラダラと議論しても埒が開きませんが、現時点では横ばい相場が来るシナリオよりも近いうちに最高値を超えていく (ただし以前のようにストレートで上昇するわけではない) 相場を考えたいところです。
注意点3
「1つの上昇相場につき数か月間に渡る横ばい相場は1回」をベースとすれば今後も最高値を超えていくが、その道のりは今年前半のような勢いある上昇とは限らない
◆同社株をどこで降りるか?という最難関問題
エヌビディア株は現時点で強さを保ったまま上昇し続けていますが、この上昇が半導体サイクルの好況を過度に織り込んだものであるためにこれから数年保有し続けるという選択肢はややリスキーだと考えられます。
もちろん次回の半導体サイクル (恐らく2027年~) においても同社は半導体企業のリーダーとして邁進していくと思われますが、相当な安値で仕込んでいない限りは出口戦略を用意することでより資金効率を高めることが出来ると考えています。
まず先に結論を述べれば「今年11月~来年5月のどこか」で売却し、他企業または指数などより値動きのマイルドな対象に資金を割り振るのがベストであると考えられます。
上にて述べた半導体サイクル及び同社の今までの株価の値動き癖から読み取ったうえで、米国における9月利下げ開始やその後の不況到来の可能性などマクロ的な視点も鑑みた上での降り場となりますが、究極的に言えば「決算発表におけるサプライズが無くなる、又は来期見通しが大幅に悪化する」となった時が一つの節目になりそうです。
この決算に関しては地道に見ていくしか方法がありませんが、例えばエヌビディアのAI用GPUを主に販売するマイクロソフトは前回の決算にて「AIへの投資は今後15年の事業として行っているものであり、投資家には長い目で見てほしい」とのコメントを残したり、アマゾンでは主力クラウドサービスであるAWSの顧客から値下げ圧力があるためにエヌビディアの高価なGPUの導入を今後減らす可能性をも示唆しました。
また足元ではエヌビディアの次期GPUであるBlackwell (B100やB200などのライン) が今年10月~12月期に量産・出荷が始まる予定であったものが、同試作品の歩留まり (製品の正確性) が悪いことが判明し出荷遅延の恐れがあることも一時は懸念材料とされていました。
ただし現在開催されているHot Chips 2024 (半導体企業のカンファレンス) 野中でBlackwellの出荷遅延もほとんどないとの説明も出てきたそうですが、このあたりは具体的に決算発表にて数字やコメントなどで確認していく形となりそうです。
これらのネガティブな噂がこれからも続々と出やすい環境にありますが、具体的な数値を伴わない「業績減速」や「出荷遅延」などの噂に左右されては中々投資しづらいことも事実です。
そのためにも決算の中身をしっかりと確認し、市場の反応も併せて見ることが肝要となるのは言うまでもありません。
またどうしても上昇の激しい株価を見ると「上昇しきった最後の値幅まで取りたい」と思う方もいますが、半導体の株価がS&P 500よりもはるかに激しいことは頭に入れておかなくてはなりません。
株式用語では「ベータ値」(β値) とも呼びますが、8月末現在のエヌビディアのβ値は2.76となっており、これは株式全体の動きに対し同社株価が2.76倍も激しく動くことを指しています。
もっと具体的に申し上げればS&P 500が10%下落する際に同社の株価は27.6%も下落する計算となり、8月初めに発生した雇用統計ショックにてその下落を目の当たりにした方であれば何となく恐ろしさが感じられると思います。
上昇が激しい分、そのすべてを取ろうとせずに適度なところで降りる勇気も必要になる、と言えるでしょう。
■おわりに
最後にこの記事で抑えたルールを列挙します。
【特徴1】
エヌビディア株の上昇相場は1年半~2年間ほど続きやすい
(「上昇相場」はそれまでの最高値を超えてから、次に月単位で明確に下落し続けるまでの期間を指す)
【特徴2】
上昇相場中、数か月間の横ばい相場を経て再び力強い上昇へ転じるが、その「横ばい相場」は1度しか来ない傾向にある
【特徴3】
移動平均線からの乖離具合で市場の期待度が測れるとすれば、現在の2023年相場は乖離具合から見て2016年相場から値動きのヒントを得ることが出来る
また同社株価を取引するうえでは注意点も考慮する必要があるでしょう。
【注意点1】
2018年ごろとは異なり既にエヌビディアは世界で3本の指に入る企業であり大きくなり過ぎたこと、また同社の売上高が同様の超大型テック企業に依存していることも以前のような独り勝ちを難しくしている
【注意点2】
エヌビディアは超大型株であるため、相場の過熱を示すRSIが月足に置いて90を超えてくれば短期的に天井を打ったと判断することが出来る
【注意点3】
「1つの上昇相場につき数か月間に渡る横ばい相場は1回」をベースとすれば今後も最高値を超えていくが、その道のりは今年前半のような勢いある上昇とは限らない
これらを押さえたうえで今後の決算でも良いサプライズが出され続ければ、エヌビディアの株価も未来が明るいと言えそうです。
また半導体企業の好況・不況サイクルも考えながら、なるべく天井を打つ前に適宜ポジションを軽くし、次の大きな買い場まで待てると市場平均を上回る良いパフォーマンスを得ることが出来ると考えられます。
※当記事はファンダメンタルズにおいて事実の正確さを満たすために尽力していますが、万一事実と異なる点等ございましたらお気軽にご教示ください。
また本稿では分かりやすさを優先するため、金融用語を厳密に使い分けないこともございます。