9月24日・25日の米主要企業決算
■9月24日 (火)
◆オートゾーン (AZO)
オートゾーン (AZO) は2024年度第4四半期の決算を発表しました。全体として悪い決算でした。
EPSは51.58ドルで、予想を1.83ドル下回りました。
売上高は62.1億ドル (前年同期比+9.1%) で、予想を1000万ドル下回りました。
既存店売上高の成長率は+0.70%で、予想を0.75%下回りました。
同社の主力である自動車部品売上高は60.9億ドルで、予想を3000万ドル上回りました。
グロスマージンは52.5%で、予想を0.6%下回りました。
店舗数は7,353店舗 (前年比+3.0%、前期比+1.6%) でした。
一店舗当たりの平均売上高は835ドル (前年比+6.0%、前期比+45.0%) でした。
■9月25日 (水)
◆マイクロン・テクノロジー (MU)
マイクロン・テクノロジー (MU) は2024年度第4四半期の決算を発表しました。全体として良い決算でした。
EPSは1.18ドルで、予想を0.07ドル上回りました。
売上高は77.5億ドル (前年同期比+93.3%) で、予想を1億ドル上回りました。
DRAM売上高は53.26億ドル (前年比+93.3%、前期比+13.5%) でした。
またNAND売上高は23.65億ドル (前年比+96.3%、前期比+14.5%) でした。
●セグメント別売上高
コンピュータ & ネットワーキング部門は30.18億ドル (前年比+151.5%、前期比+17.3%) でした。
モバイル部門は18.75億ドル (前年比+54.8%、前期比+18.1%) でした。
エンベッド部門は11.72億ドル (前年比+36.3%、前期比-9.4%) でした。
ストレージ部門は16.81億ドル (前年比+127.5%、前期比+24.2%) でした。
●来期の見通し
同社は来期 (2025年度第1四半期) の見通しを発表しています。
EPSは1.66~1.82ドルと見込まれ、予想を0.2ドル上回りました。
売上高は85億~89億ドルと見込まれ、予想を4.9億ドル上回りました。
グロスマージンは38.5%~40.5%と見込まれています。
営業費用は10.7億~11億ドルと見込まれています。
今回のマイクロン・テクノロジー決算は非常に素晴らしいものでしたが、同社株価は発表後に+15%ほどの上昇となっています。
前回の半導体不調時はマイクロン決算付近より始まったこと、FRBの利下げが行われたこと、年末まで残す主な不確実要素は大統領選挙のみになったことも含め、今回の好決算が半導体株の上昇を再開させる要素になると考えられます。
なお今回の半導体株上昇は2025年半ばまでの「半導体サイクル」内の最後の上昇トレンドになる見込みであり、大きなポジションで数年持ち越すという戦略はややリスクが伴うことには留意したいところです。
◆シンタス (CTAS)
シンタス (CTAS) は2025年度第1四半期の決算を発表しました。全体として良い決算でした。
EPSは1.10ドルで、予想を0.10ドル上回りました。
売上高は25億ドル (前年同期比+6.8%) で、予想を1000万ドル上回りました。
グロスマージンは50.1%で、予想を0.9%上回りました。
●通期の見通し
同社は通期 (2025年度) の見通しを発表しています。
EPSは4.17~4.25ドルと見込まれ、予想を0.04ドル上回りました。
売上高は102.2億~103.2億ドルと見込まれ、予想を1000万ドル下回りました。
なお以前のガイダンスである101.6億~103.1億ドルより上方修正されています。
※当記事はファンダメンタルズにおいて事実の正確さを満たすために尽力していますが、万一事実と異なる点等ございましたらお気軽にご教示ください。
※企業決算は売上高やEPS、ガイダンスを考慮し、更に市場の反応とトレンドなど総合的な観点から「良い」「そこそこ」「悪い」と三段階評価としています。
この評価は飽くまでも個人の評価であること、見る方によって十人十色の受け止め方があることをご了承ください。
※決算の来期予測 (ガイダンス) などで "○○ドル~○○ドル" のような範囲で示された場合、その中央値 (0.72~0.78ドルであれば、0.75ドルが該当) を以て予想と比較する慣例があります。
また決算発表の予想をすべて超えていても、前期や前年比との比較で成長度が落ちたと判断されれば株式が売られやすいことにも注意が必要です。
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