[アスリート]実は続ける方が簡単!?辞める方が難しい状況
こんにちは。
なんだかんだで選手を辞めてまだ3ヶ月半しか経っていない斉藤貴史です。
あっという間に時は過ぎるのですが、4ヶ月前はまだテニス漬けの生活だったと思うと、不思議です。
今はたまにジムやテニスで運動をするくらいですが、体はまだだらしなくなっていません。
タイトルをご覧になられて、頭が???な状態な方もいるかと思いますが、自分が引退を決意した時に本当に思ったことが、
「続けるって簡単だなー」ということです。
これは誤解されたくないのですが、プロテニス選手は簡単な世界ではないです。とても過酷で、孤独で、毎日が戦いです。
そういう意味の簡単ではなく、自分が20年以上、プロ生活自体は9年間、培ってきたものを続けていくという意味では、当たり前のようにやってきたことなので、続けることになんの負担もないわけです。
逆に辞めるというのはとても難しいです。
勿論、毎日の厳しいトレーニングや、常に体と向き合いながら過ごす日々、過酷な移動や、プレッシャーと隣り合わせの試合の数々から解放されると思うと、そんな楽なことはあるのかと思ったりもしました。
ところが毎日毎日続けてきた事をキッパリ辞めるのは、勇気がいることです。
ましてそれでお金を稼いで生活していましたから、
その手段も失うことになります。
プロテニス選手を引退して、正確なデータは知りませんが、8〜9割の人はテニスの仕事に就くのではないでしょうか。
自分自身、引退を発表したYouTubeでテニスの仕事に就く気がないことをお伝えしましたが、それでもいくつもテニスの仕事のオファーをいただきました。
とてもありがたいことで、中には条件の良さそうなものもありましたし、ある程度融通や環境を整えることもできたかもしれません。
それに比べて、テニス以外の仕事を探す際は本当に正解が見えず、沢山の方に相談し、自分で考え、答えを出すしかありませんでした。
勿論、仕事の内容、周りの環境、生活習慣、生活水準全てが新しくなるのでどうなるかと思いましたが、、
今はなんとか生きています(笑)
本当に辞めることの大変さと、新しいことを始める大変さは身に染みて感じています。
自分はまだ新しい世界で何か成し遂げているわけではないので、胸を張ってオススメはできませんが、スポーツを辞めたアスリートの皆さんは今ある環境の中だけでなく、また新たな世界に挑戦して欲しいと思っています。
道を極めた努力を忘れなければ、新しい武器、より大きな成功を手に入れることができるはずです。
僕自身日々色んな葛藤を抱えながら進んでいるので、後に続く皆さんのいい実験台になっていると思います(笑)
日々感じている色んな出来事や感情をこうしてシェアすることで、お役に立てていたら幸いです。
また更新します!
斉藤貴史