大槻流「うたうこと」〜中高生・社会人🔰の皆様へ〜

『 クラシックの声ってなぁに? 』

自分が持って産まれた唯一無二の声という楽器を、心と共に時間をかけて、毎
日毎日、磨き上げること。

そしてその過程で、詰まる揺れる力むというような声の癖を取り、自分の
感情が美しく伝わる「自然な声」を追い求め、作り上げねばならない。

声楽的に歌うということは、 産まれ持った身体を共鳴するオンリーワンの楽器
に仕上げ、常に豊かで美しい響きを伴い、歌うということ。

クラシック歌手とは、自身が歴史ある音楽を正しく伝えて媒介する楽器となり、
楽譜上の言葉音楽想像力を最大限に働かせて生命を吹き込み、例え時代が変わっても、変わらぬ普遍的なメッセージ受け継がれし伝統美を、同時代に生きる人々に対して、常に生きた音楽として伝える。その尊い使命歌手としての人生を終えるその日まで、その歌声と共に責任を持ち続けて演奏しなければならない。

それでは、身体を楽器のように響かせて歌うにはどうすれば良いでしょうか?

ここから先は

1,481字
この記事のみ ¥ 100

頂いたサポートは今後の活動の為に大切に使わせて頂きます。応援どうぞ宜しくお願い致します。