ごみ処理非常事態宣言 その後
7月の「広報かけがわ」の特集は6月5日に発令したごみ処理非常事態宣言です。
焼却炉の故障のため、静岡市のご厚意で同市内の清掃工場にごみ処理委託をしていますが、その量が1日54トン。写真に写っている大きい方(左)の10トンパッカー車に詰め替え、3台が静岡まで2往復しています。
焼却炉故障の原因
ちょっと復習になりますが、掛川市のごみ焼却施設(環境資源ギャラリー:掛川市満水)にある2つの炉の故障が原因です。1号炉と2号炉、ともに経年15年からくる老朽化が背景にありますが、下記の資料のとおり、コロナ巣ごもり中における断捨離による衣類等の布系ごみが故障の一因となっています。(以前は布系ごみは収集して中国で処理しておりましたが、コロナにより輸出ができなくなりました。再開した場合はおしらせします)
静岡市へのごみ処理委託
1号炉と2号炉の停止時期は異なりますが、2つとも稼働するのは8月上旬となるため、それまでの間「非常事態宣言」を出させていただき、その間に収集するごみについては一部は焼却炉で処理しますが、日量50t程度を静岡市で処理してもらっています。これまでの実績では、日量54tを冒頭の写真(左)にあるような大型パッカー車(10t)3台で2往復、これを月曜日から金曜日から週5日行っています。なお市内を回る収集車(冒頭写真の右)は数トンしか積めないので、環境資源ギャラリーで大型パッカー車に詰め替えています。
なお2号炉は6月20日に復旧し、続いて1号炉が6月26日より機能回復工事に入りました。
宣言後のごみ排出量
宣言後のごみ排出量は、概ね15%減でした。下記の資料では全体の数量となっていますが、公共等を除く家庭収集分は概ね10%減となっています。
「私たちがごみ減量全国1位の奪還をリードします」
市内の北中では、焼却炉のピンチをごみ減量活動で救う「掛川市ごみ削減プロジェクト」を企画し、全校アンケートや全校放送など、総合学習の時間を活用しながら取り組んでくれています。
掛川市は人口10万人以上の一人当たりごみ排出量が少なく、全国2位なんです。北中が1位を奪還しようと言ってくれています。大変心強いです。
はい、これは私が仕掛けたものではないし、ヤラセではありませんので!
引き続きのごみ減量お願い
残り1ヶ月ほどこの非常事態は続きますが、その間、ごみの減量、また剪定枝や古布は自宅保管をお願いします。弁当やカップ麺の容器は水ですすぐか、キッチンペーパーなどで油や固形物を拭き取ればリサイクルに出して大丈夫です。引き続き、ごみ減量についてご協力のほど、よろしくお願いいたします。
北中生徒会のインタビューなども掲載していますので、「広報かけがわ7月号」をお楽しみに。では引き続き、ごみ減量についてご協力のほど、よろしくお願いいたします。
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