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進化思考
長い間、営業の仕事をしていたのですが去年4月に急に営業推進の仕事に異動になりました。
当時は営業マネージャーだったので「売上を上げるために、何をすればいいのか?」ばかり考えていました。それが急に営業戦略だの、インサイドセールスだの、プロモーションだの言われて戸惑っていました。
新しい仕事は苦労が多いですが、刺激的で学ぶことが多いです。異動になって9ヶ月ですが、自分自身が「少し進化したな」と感じています。
唐突ですが、
進化は、『変異と適応を繰り返した時』に起こるようです。
去年の秋ごろに参加した、進化思考の著者である太刀川英輔さんが登壇したオンラインのワークショップで教えていただきました。
生物進化の過程では「DNAのコピーエラー」で変異が起きて、もっとも環境に適応した生物が「自然選択」されて進化してきました。
ビジネスの世界では、最近よく、「創造性」とか「新しい価値」とか言いますが、新しい価値を創造して、変化の激しい社会に適応して進化し続けないと生き残れないからですよね。
「大事なのはわかってるけど、どうやったらいいのか分かんない。」
ってのが、私も含めて多くの方が思っていることだと思います。
そんなふうに諦めなくても、できるようになる方法があるんですよ。ってことを教えてくれるのが太刀川英輔さんの進化思考なんです。
それでは、私たちが新しい価値を創造して進化するためには、どうすればいいのでしょうか?
それは、冒頭にもありましたが、
『変異と適応を繰り返すこと』です。
「今までとは違うチャレンジをすること」で変異を起こして、「そのチャレンジが今にフィットしているか観察して選択すること」で適応するとのことです。
太刀川さんが分かりやすい例えをされていました。
『バカと秀才の繰り返し』
『ボケとツッコミの繰り返し』
創造的な人は、頭の中で妄想して変なことを考えて、それを選択しているとのことです。
経験を積んで、ベテランになると、変異を起こすことにアレルギーが出る人が多いですよね。
やってもいないのに分かった気になってることとか。
ワークショップ参加者から
「変異には努力が必要ですか?」
という質問がありました。
それに、対してお話しされていたのは、
「最初は頑張らないといけないかもしれません、頑張らないために最初は努力する。自転車と一緒で、一度回路を通すと頑張らなくても大丈夫になる。」
「普段と少し違ったことを生活の中に取り入れるだけでも効果的です。偶発性を起こす工夫が大切で、例えばいつもと違う道で帰るとか」
私は会社から強制的に変化をさせられたので幸運だったのですが、そうでない方は、自分の生活の中で、あえていつものルーティンを崩すことから始めるくらいであれば、何かできそうですよね。