平手アンチ記事で儲ける仕組み

昨今の平手アンチ記事を見た方々から、その記事を見ると相手の収入になるのか？というご質問をいただく機会が増えてきましたので、ネット記事と収入の関係について大雑把に記載したいと思います。
ネットの世界には多少の知見がありますが、マスコミの人間ではありませんので底が浅いと思います。業界の方々がご覧になって違和感などがありましたらぜひご指摘下さい。

ネット情報は無料？
私たちはネットの様々な記事やブログを全て無料だと思って使っています。ですが、ネットの世界を維持していくにはとんでもないお金がかかっています。様々な情報を載せるコンピューターサーバーや世界中の情報を検索できる仕組みなどは莫大な費用がかかります。例えばGoogleやfacebookが使うようなコンピューターサーバーを大量に収納しているデータセンターは、1カ所3000億～5000億円程度かかっているという試算もあります。世界ではこいうったデータセンターが500以上あると言われています。
また、いろんなＳＮＳやアプリも無料で使えるものが大半ですが、当たり前ですが全て作っているプロの人たちがいます。そして私たちが欲しい情報そのものの記事を書いている人も大半がプロの人ですので、情報を提供して記事を書くことで収入を得て生活しなくてはいけません。
（ちなみに私は趣味で書いてますから1円の収入も得ていません。）

どうやってお金を回しているの？
では、それだけお金がかかるネットの世界はどうやってお金を回しているのでしょうか？
それは広告費です。（もちろん物販や利用料など他の収入もありますが）
ネットの世界は広告収入で成り立っていると言っても過言ではない世界です。特にネット広告はテレビや新聞などの広告に比べて、見ている利用者の属性に合わせてピンポイントで届けたい人に届けることができる仕組みがあり、とても効果が高いと言われており大人気で、広告を出したい側も競争して入札しなくてはいけない仕組みなども導入されているぐらいです。

ネット広告ってどういうものがあるの？
そのネット広告はどういう仕組みなのでしょうか？
大きくは ①検索した際に検索結果に出てくるもの ②何らかのサイトやアプリに表示される広告 の二つに分かれます。
無料のサイトやSNSに広告が載ってますよね。あれが②の広告です。
②の広告は、新聞や雑誌の広告と違い、特定商品の広告を掲載するわけではありません。何らかの広告が表示される場所を掲載するわけです。その場所には、見る人の属性（性別、年齢、趣味嗜好、これまで閲覧履歴など）や、その記事の内容（例えば美容、健康など）に応じて自動的に表示されます。
ですから、同じ記事を見ていても、人によって違うものが表示されるわけです。

報酬はどうやって決まるの？
広告が掲載されたページが開いた回数（PV：Page View）や広告がクリックされた数、実際に物を買った数などいくつかの数値に応じて報酬が支払われる仕組みになっています。
ブログやニュースサイトを開くと沢山の広告が表示されますよね。みなさんが見る毎にその記事の掲載元に報酬が支払われているのです。

記事はどんなところに載っているの？
すごくざっくりとまとめると、
①アメブロのようなブログ専用ページ
②メンバーブログのような個人・企業のホームページ
③まとめサイト
④マスコミやネット専業ニュースの自社サイト
⑤多くの人が訪れるYahoo!やNiftyのようなポータルサイト
⑥SmartNewsのようなニュース専用アプリ
があります。
これらは完全に分かれているわけではなくて、⑤には④の記事が多く載っていますし、⑥には①～⑤が組み込まれていたりもします。
すごくまとめて言うと、①②に書いていた記事が人気が出ると③にまとめられたり⑥に掲載されたりします。また、④の記事が多くの人に読まれるようになると⑤や⑥に掲載されるようになり、より多くの人の目にとまるようになります。
もちろん、あらかじめ④は⑤⑥と契約して記事を送っています。
また、以外と知られていませんが、③⑤⑥には記事を書く人は基本的にいません。①②④に掲載されたものを掲載する契約になっているものが多いと思われます。
②を除いて大半に広告が掲載されており、それぞれの記事に報酬が支払われる仕組みとなっています。

アンチ記事を読むとどうなるの？
タイトルでアンチ記事とわかっていても、つい読んでしまいますよね。
ですが、以下のそれぞれのタイミングで広告主から記事を書いたところに報酬が支払われているのです。
①記事の検索をして検索結果に表示された広告をクリックしたとき
②掲載元雑誌（文春オンラインなど）のページを開いたとき
③Yahoo!やSmartNewsに掲載されると、その記事を開いたとき
④さらに、そのページに掲載された広告をクリックしたとき
要は、記事を見ることで、アンチ記事がお金を儲ける手助けをしていることになるわけです。

アンチ記事でより多く金儲けするためには？
より多くの人に読んでもらうことで報酬が増えますので、一般の人、アンチ、平手ファン、欅ファン、日向ファン、他のアイドルファンといったあらゆる層にクリックしてもらう必要があるわけです。
そのために、できるだけみんなが興味をひくタイトルを付けますし、冒頭の記事概要部分にも興味をひく単語を並べたりします。
さらに、多くのファンが腹を立てる内容であれば、多くの人がツイッター等でそのことを書きます。そうすれば知らなかった人も検索して記事を読むことになるので、多くの人が話題にする内容にするわけです。
こうやって、ファンの人たちの手を借りながらアンチ記事を拡散して報酬を増やしていくわけです。

私もこれで金儲けしてるの？
私は、本職を持っていてそれなりに給料をもらっているので、この文章で儲けるつもりがさらさらありませんし、金儲けができるだけの文章を書いているとも思っていません。
そのため、広告が表示されるブログではなく広告が表示されないnoteを使っているのです。広告が出てこない方が、読みやすいでしょ？

いかがでしたでしょうか？少しはご理解いただけましたでしょうか？
わかりにくいところや、質問があればなんなりとお願いいたします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。