見出し画像

[天皇賞・秋]【S】


以下 天皇賞・秋 無料コラム

天皇賞(秋)は”マイル”である。

👨『どういうこと?』

天皇賞(秋)というレースは2000mGⅠだが
中長距離レースのような
”緩む区間ラップ”が生じずらい。

👇 2023 天皇賞 (秋) 👇

👇 2019 天皇賞 (秋) 👇

去年の天皇賞(秋)はかなり大袈裟な例だが
安田記念(東京1600m)と
1000m通過ラップが変わらない。
マイルGⅠと遜色ない前半ラップを刻みながら
さらに400m長く脚を使うことを求められる。
マイルラップの延長戦、であるといえる。


下級条件の東京2000mの場合は
直線の長い東京コースのイメージ通り

前半  ミドルラップ
中盤  スローラップ
後半  ハイラップ

直線の”瞬発力勝負”となるのだが

レースレベルが上がってくると

前半  ミドルラップ
中盤  ハイラップ       ←ここが締まる
後半  ハイラップ

どのクラスでも後半3ハロンは大して変わらない。
レベルの高いメンバーになると
"中盤ラップ"がきつくなる。

中盤が早くなっても馬のレベル高いと
後半も脚が持続する為。

つまり天皇賞(秋)では…

《直線だけの末脚型は”届かない”ことが多い》

→追走力&持続力を求められるコースである。
(これがマイル質である理由)

例:2022 天皇賞秋 2着 のパンサラッサは

上がり3ハロン最下位 である。

1600m~1800mでのスピード競馬を
経験している馬というのは
自然と評価を上げる必要がある。

例外は去年の天皇賞(秋)
1000m57秒は先行勢が流石に一杯になったので
本来向かないはずだった
ジャスティンパレスとプログノーシスの
最後方追込が届くレアケースとなった。

ちなみにイクイノックスは
展開厳しい先行位置から突き抜けたのだが
この馬は怪物である。参考にならない。

《まとめ》 
天皇賞(秋)は直線長い東京コースと言えど
直線の瞬発力(上がり)だけでは勝てない。
なるべく前目、前目でレースを運べる追走力と
その位置で持続する
《マイル的なスピード》が求められる。


2.血統分析

血統面からも天皇賞(秋)が
マイル質であるということの裏付けがある。

それは…
📝ディープインパクト産駒の不調📝

である

天皇賞(秋)過去10年 種牡馬成績

同産駒がこの10年で天皇賞(秋)に
55頭出走しており
勝ったのはスピルバーグの1頭のみ。

その中にはコントレイルやグランアレグリアなど
その世代最強馬が出走したにも関わらず
勝ち切れていないというのが大きな特徴だ。

日本ダービー(東京2400m)は言わずと知れた
ディープインパクト産駒の”庭コース”
道中スロースロースローで
直線で末脚爆発させることに長けた
いわゆるクラシック特化型血統とでもいおう。

ただここで勝てても
天皇賞(秋)ではなかなか勝ち切れない。

それは上記で述べたが、
このレースは
《マイル質のスピード能力が求められるから》だ。
牡馬クラシックGⅠにマイルレースはない。

注)去年の天皇賞(秋)に限れば
ディープインパクト産駒が走るレース性質だった。
(2着 ジャスティンパレス 3着 プログノーシス)
それはあまりに前半ラップが速すぎて
イクイノックスを除く先行勢の脚が全て止まり
最後方で脚を溜めていた上記2頭に出番が回った。
”溜めて爆発させる”
ディープインパクト産駒の特徴が活きたレース。

なら今年も、と思われる方もいるかもしれないが
パンサラッサがいる訳でもなく、
ジャックドールもいない。
極端な快速馬がいない為、
去年のような前半1000m57秒台、
のような馬鹿げたラップの再現性は低いだろう。


🏆天皇賞(秋)[最終結論]🏆

◎7.ドウデュース             〈U score 103〉

〇12.リバティアイランド 〈U score 88〉

▲10.ダノンベルーガ         〈U score 84〉

△1.3.11.14

単勝  7             200,000円
ワイド 7 - 10           100,000円
三連複  7 - 12 - 1.10.11.14  各50,000円
三連複 7 - 12 - 3                     10,000円 ※

注意)実馬券に買い目間違いがあります
正しくは上記の三連複(7 - 12 - 3)が正です
もう一万円分追加購入します

以下
AIウマスギレース分析班による全頭診断

①キングズパレス     評価 C    

追走力乏しいので
後方で構える展開待ちとなりそう。
府中S(3C)で東京芝2000m2着の
コース実績あるが
勝ち切れていないことを踏まえても
GⅠ級相手だと能力の壁を感じる。
キャリア見ても2000m~2500mの
中長距離を主軸に走ってきた馬だし
”マイル質”の好走馬傾向イメージとはズレている。

②シルトホルン     評価 C


先行力があって持続力型だから適性面の評価。
だがエプソムC(東京1800)で好位追走から
終い一杯となっていては、ここでは物足りない。
なぜなら天皇賞(秋)は
エプソムCの前半ラップでかつ
もう1ハロン距離が伸びるようなイメージだから。
先行型なら内枠引きは必須。

③ジャスティンパレス 評価 A

溜めてグンと伸びる脚は
ディープインパクト産駒のイメージ通り。
天皇賞春・秋制覇を狙うが
『この天皇賞(春)を勝っている』
というのがマイナス点。

なぜなら
天皇賞春・秋制覇を果たしたのは
長い競馬の歴史で6頭。
かつ2000年以降は2頭のみ
(メイショウサムソン、キタサンブラック)
→高速路盤化でステイヤー型が
さらに勝ちにくくなった

いかにこの天皇賞春と秋の
レース性質が異なっているかがわかる。

去年の2着馬とはいえ
超ハイラップの特殊レース展開が向いてのもの。

だが、プラスに捉えるならば
実は2023有馬記念のような
テンから位置を主張していく競馬も可能。
(うまく脚を溜めれず6着に敗れたが)
その再現が出来れば
去年とはまた違う形での好走に期待できる。
前走があまりにも不完全燃焼な内容で
オッズ見込まれている分、魅力だ。


④ステラヴェローチェ 評価 B

安田記念で4番手追走し、スピード競馬の経験。
香港馬ロマンティックウォリアーの壁役となったが
強引にこじ開けられて
スタミナを消耗したことを考えれば
そこまで評価を落とす内容ではない。
前々走大阪杯も好内容の4着だし
このオッズはかなり美味しめに感じる。好穴。

⑥ソールオリエンス 評価 B

前走宝塚記念は
”雨馬場””外差し馬場”が向いての2着であり
→展開&馬場がかなり向いたもの

追走力に乏しいソールオリエンスにとっては
”鬼門”レースと言えるであろう天皇賞(秋)
直線でキレ込んでこれる力はあるが
去年天皇賞(秋)のような前止まる展開が必要。

⑦タスティエーラ 評価 C 

凡走した共同通信杯と大阪杯、
”スピードを求められた”レースで
パッとしなかった点が評価しにくい。

折り合いがついてタフなレースに強い
ステイヤー型に見えるので
ここで変わり身があるとは思えず。
雨が降って上がりのかかる持久戦なら出番も。


                         

⑧ダノンベルーガ 評価 B

2年前の天皇賞(秋)は3着で去年は4着。
イクイノックスやドウデュースの世代で
世代レベルに泣かされた善戦馬。

去年国内戦ではモレイラ騎手が3度乗って
全て馬券に絡めていない点
さらに馬齢を重ねて上積見込みづらく
かつ乗り難しさがあり、
複数回騎乗を重ねたモレイラ騎手から
テン乗りのC.デムーロ騎手で
新味を出せるかは果たして疑問である。


⑨ドウデュース 評価 S

前々走ドバイターフは直線で包まれ進路がなく
前走宝塚記念は伸びない最内の馬場しか進路がなく
この2走は"完全度外視"の敗戦。

この2戦の敗戦、かつ
今回、馬券のミソとなるポイント

①ドウデュースが高いパフォーマンスを出したのは
2023京都記念と有馬記念でいずれも右回り。
世間の声《左回り合わないのでは?》
→右手前に変えやすい東京コースでは影響少

②去年の天皇賞(秋)大敗
世間の声《コースが合わないのでは》
→前半1000m57秒超Hラップに巻き込まれ
かつ折り合いを欠く明確な敗戦理由

③叩いて3走目で結果を残している
世間の声《休み明け初戦は厳しいのでは》
→2023京都記念 
休み明け海外帰りで圧倒的パフォーマンス


        👇重要👇
📝今回非常にケチがつきやすいタイミング📝
オッズが見込まれやすい馬

上記で述べた通り天皇賞(秋)は
"スピード志向のレース"
母父Vindecationは
ブリーダーズCジュベナイル(1800m)
母ダストアンドダイヤモンズは
スプリント重賞の勝ち馬で

相棒の武豊騎手もドウデュースにとって
「長い距離よりも2000mは良い」と話す通り
条件的にもあっている舞台と評価したい。

また今回の相手関係を見渡しても
国内で最もレベルの高いメンバーが揃う
秋古馬GⅠで馬券実績のある馬は、
ジャスティンパレス
ダノンベルーガ
リバティアイランド
次点で宝塚記念、大阪杯で好走したべラジオオペラ

そこを除けばGⅡGⅢ好走組相手なので
能力比較で見ても断然上位と判定する。

⑩ノースブリッジ  評価    B

札幌記念は番手絶好展開の競馬で
特別評価を上げれるものではない。
東京1800mのエプソムC勝利経験があり、
モーリス×アドマイヤムーンの血統構成的にも
機動力と持続力求められるこの舞台相性は良い。

文頭でケチをつけたが札幌記念を勝つには
相当の能力が必要であることは明確であり
昨年天皇賞(秋)では超ハイペースに巻き込まれ
大敗した一頭であり、ここは逆襲があっても。


⑪べラジオオペラ 評価 S

宝塚記念は先行→伸びる外馬場を通せて
大阪杯もスルスルと先行し
内回りコースの利を活かせており
鞍上がうまくエスコートしたなという印象。

今回一定のオッズ支持を得るため
好んで買いたいタイミングではないのだが

機動力重視の天皇賞(秋)で
前目の競馬が展開出来る点
スピードのあるロードカナロア産駒4歳と考えても
血統面、適性面で魅力のある1頭。

重馬場超ハイペースで先行し潰れた皐月賞を除けば
全て勝ち馬と差のない競馬をしているし
ルメール党によるレーベンスティールや
リバティアイランド、ドウデュースに比べると
やや影に隠れている存在からここは強めの印を打っても。

⑫ホウオウビスケッツ  評価 B

今年の成績は(2-1-2-0)
とスタートセンスの良さと渋とさを活かして
東京、中山、函館で全て馬券に絡む安定感持ち味。

前走は展開向いたし、相手関係グッと上がるが
マインドユアビスケッツ産駒らしい
加速力と持続力は
今回も展開恩恵が受けれる可能性は高い。
ここは何としても内枠が欲しいところ。

⑬マテンロウスカイ  評価 C


前走毎日王冠は直線で終始前が壁になり
窮屈になったので見直せる競馬なのだが

上がりのかかる馬場がこの馬にとって好走レンジ
エプソムC 3着 上がり3F35.1
中山記念   1着 上がり3F37.2

天皇賞(秋)の高速戦ではややスピード不足感も。
雨希望。


⑭リバティアイランド  評価 A

牝馬三冠馬、
去年ジャパンCはイクイノックスに次ぐ2着。
実績は折込済みで一番人気を背負うのだろう。

ただ、もちろん懸念点はある。おまけに複数。
靭帯炎の故障明け、また海外レース明け初戦。
かつ近2走がドバイシーマC、ジャパンCと
共に2400mでゆったりとした追走のレース。
先述で述べた通り、
忙しい前半ラップとなる天皇賞(秋)では
後方ポジションからの競馬を
受け入れる必要があるかもしれない。

さらに不安要素を述べるのならば

~”現役最強馬”というにはまだ早い~

2023 ジャパンC 2着


逃げたパンサラッサを除けば
スローラップだったので
直線スパートをかける位置が
前目の方が有利だったレース展開。
ドウデュースに2馬身の差をつけるも
追い出し位置の違いであり
展開恩恵はリバティアイランドの方が受けている。
かつこの時3歳牝馬の斤量は54kgと4kgの差があったこと。

そして次走のドバイシーマクラシックでは
海外遠征経験の差があったとはいえ
シャフリヤールに競り負けたことを踏まえると
まだ古馬相手にして”最強”というには
多少物足りない。

また3歳牝馬3冠を手にしたが
桜花賞、オークスでは
マスクトディーヴァ、
ブレイディヴェーグが間に合わず
”ライバル不在”の楽勝勝ち。
(2着馬以降がその後めっきり不振)
秋華賞では展開不向きの
マスクトディーヴァにあわや迫られている。


そして秋ローテは
年末の香港カップに予備登録されており
海外遠征を見込んだ余裕ある仕上がりにも
見ようと思えば見えるので
今回、鉄板級であるかと言われると否。
過信は禁物だ。

また同世代牡馬との対戦は新馬戦を除けば初。
(ジャパンCのショウナンバシットがいるが)
皐月賞馬ソールオリエンス、
日本ダービー馬タスティエーラとようやく初対戦。
ここにも注目だ。


⑮レーベンスティール  評価 A

前々走エプソムC(東京1800m)は
過去10年最速時計で勝利。
時期が違うとはいえ
前哨戦の毎日王冠の時計よりも優秀であり
既にGⅠ級のポテンシャルを持っているといって
過言はない。
速いラップで持続勝負に持ち込める
スピードも天皇賞向き。

ただ、鞍上人気(ルメール)がすさまじく
過剰人気気味になりそうな点は
素直にマイナス印象。

    ~結局走るのは馬である~

加えて高速ラップを刻みやすい天皇賞(秋)は
鞍上の影響は先週の菊花賞と比べて少ない。

かつ今回国内GⅠへの出走は初めて。
海外遠征で香港ヴァーズに出走しているが
輸送の影響があったとはいえ力負け感。

オッズ以上に過信することはできない。


以上


レース分析班による全頭評価まとめ

S評価 ドウデュース 
     べラジオオペラ
A評価 リバティアイランド 
        ジャスティンパレス 
         レーベンスティール
B評価  ノースブリッジ 
      ステラヴェローチェ 
        ソールオリエンス 
        ホウオウビスケッツ
        ダノンベルーガ


最後に記事に”スキ”をよろしくな

ここから先は

0字

¥ 777

完璧な予想を目指して競馬予想AI改良の費用として使わせていただきます🙇‍♂️ サポートしていただいた方には結果でお礼を🙇‍♂️