株式投資との出会い
当時、私は働くために広島から愛知に出てきた。
知り合いが全くいない、日々の業務で精一杯でお金は自然と貯まっていた。
そして、お金が貯まっていく中でお金が増えていないという疑問が生まれた。
お金が増えていないというのは年間貯蓄額に対しての増加率だ。
仮に150万年間貯金をしても金利がほぼつかず、増えていないということである。
お金の増え方について疑問をもった中で一冊の本と出合った。
この本は「金持ち父さん 貧乏父さん」であった。
簡単に言うと「労働階級では貯蓄には限界があり、ラットレースから脱却は困難」という内容であった。
私はこの本を読んで衝撃を受けた。
そこで同僚達にこの本の内容を伝えたが同僚達は口そろえてこう言った。
「働くのは当たり前で投資で生きていけることなんてできない。この本が書いている内容は実現不可能だ。」
私はこう言われて「なんでチャレンジしていないのに決めつけるのだろう。やっていないのに諦めるのはおかしいのでは」と思い、何も分からないまま、ネットで株式口座を開設してチャレンジした。
初めて投資した年は奇しくもリ-マンショック真っ最中であった。
投資した銘柄はグロース銘柄でお金は見る見るうち溶けていた。
嫌になった私は株式投資に入金したお金を諦めて株式投資から去った。
そして、月日が経った。