再挑戦
リ-マンショックの洗礼を受けて退場して数年が経ち、株式投資を忘れていた時に一人の投資家と出会った。
その投資家はみきまる氏である。
彼は優待バリュ-投資家で銘柄を分散されながら配当金・優待をもらい、評価されていない銘柄が評価されるまで待つというスタイルである。
PBRが重要な指標であり、グレアム指数が基準値以下なら一時的に株価が下落してもノイズであり、時間軸ともに株価が回復するという考えであった。
この手法は分かりやすく、株式投資熱が再発した。
そして、激しく後悔することになる、、。
優待バリュ-投資を実践して数年経った。
トータルでは配当金・優待をもらうので損はしていないのだが、資産が増えないのである。
チャイナショックで日経が下落、保有していた銘柄も一緒に下落した。
市場は落ち着き、下落した日経が上がり始めた。
ただ、保有銘柄は下落前の基準までに回復するのに時間がかかった。
ここでおかしいことにようやく気がついた。
下げ相場は付き合うのに上げ相場には付き合わないことを、、、。
そもそも、守備力が高いはずなのに実際は守備力が乏しく、評価されないので株価は上がらない。
私はバリュ-トラップに嵌っていたのである。
安いものには安いという理由があるのだ。
バリュ-企業には収益バリュ-と資産バリュ-の2種類が存在する。
見事に資産バリュ-寄りになっていたのだ。
成長しない企業は視聴率が低く、不人気である。
この経験はバリュ-脱却に繋がった。