マクドナルドからバカッターが生まれない本当の理由
こんにちは、「勝手に経営者ヅラ労働者」清原です。
最近立て続けに、飲食店バイトの人がインターネット上に、職場での悪ふざけの動画をあげて炎上するというニュースを見ました。
ちなみに2013年ごろにも同じ現象があり、今回が初めてではありません。
くら寿司や、セブンイレブン、ファミリーマートでも炎上騒ぎがありましたが、マクドナルドの炎上はあまり見たことがないのではないでしょうか?
今回は、どうやったらアルバイトによる炎上を防げるのかについて、マクドナルドの事例から見ていこうと思います。
■一般的な解決案
・実際に当事者を訴える事例をつくる
今回のくら寿司の事例のように、刑事・民事訴訟を起こし、バカなことをしないように抑止力とすることが解決法の1つにあるでしょう。
これは効果はありそうですが、あくまで事後的な規制なので、完全に防ぐことは難しいと思います。
・正社員を必ず常駐させる
これもある程度、防ぐことはできるとは思いますが、正社員なら完全に防げるという保証は全くありません。
・労働者の待遇を改善する
現場の待遇を良くすること自体は悪いことではないですが、今回の事例に関しては解決法にはなり得ないと思います。
別に流出させた人は、他社から報酬をもらって送り込まれたスパイでもなんでもないでしょう。
■マクドナルドの事例
では、マクドナルドはどう解決してるのでしょうか?
もちろんマクドナルドには、店舗に必ずマネージャー以上の人がいなければいけないという決まりがあり、それに基づいてシフトは組まれています。
しかし、他の会社とは決定的に違うところがあります。
それは、
制服にポケットがない
ということです。
制服のジーンズとシャツ(確かGAP製)にはポケットがありません。
なので、物理的にスマホを持ち込むことができないのです。
これがマクドナルド本社が意図していることか分からないですが、事前的に規制しているのです。
※追記①(2019/2/11)
@inside_out_outさんによると、もともとは働く人がレジのお金を盗まないようにポケットを作っていないそうです。
※追記②
確認不足だったのですが、マネージャー(バイトの人を管理する役まわり)の制服にはポケットがあるそうです。
なのでマネージャーに昇格する前に教育をすることによってモラルを担保することも必要であり、マクドナルドはそれの教育にも現時点では成功していると言えるでしょう。
もちろんモラルに頼るということも良いです。ですが、
モラルではなく仕組みで解決できるものは、まず仕組みで解決すべきです。
こういうところにも、マクドナルドが世界展開ができた理由が垣間見れますよね。
こういう施策をまじまじと目撃できるのが大企業の「現場」でのアルバイトの面白いところであり、僕がマクドナルドでアルバイトをしてきた理由のひとつでもあります。
おわりに
EXODUSという、クラウドファンディングで本を出版するという企画に採用されたら、このような「現場」だからこそ分かることについてのテーマで本を書こうと思ってます!
興味がある方は、ぜひTwitterをフォローして出版までお待ちいただけたら幸いです!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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・前回のnote
アパレルECサイトの限界を考察して【ZOZO】の長期戦略を勝手に考えてみた
・反対の立場のnote書きました!
・次回のnote
(補足記事書きました!マックバイト経験者の人はこっちを見るともっと納得するかも)