【読書メモ】経営実践の原理原則 イラスト版
不況 > 会社の数字が上がっていないから
寡占化の時代
ほとんどの零細中小企業のやり方が間違っている
忙しくなるとは
売る、忙しくなる、作業が増える、コストが上がる
粗利益高が出ない売り上げは取らない
中小企業に一番足りないのは原理原則通りに経営をすること
学んだことを現場で行動に移せないと意味がない
学ぶときは、知る、丸暗記、理解する、実行する
数値
絶対数値と相対数値
絶対数値:100人
相対数値:100万人の中の100人
経営、ビジネスの世界は全て数値を金銭で評価される
論理的でなければいけない
財務とは、お金の調達をし、それをどう使うか
利益をどう使うか
銀行から借りることは、一つの手段に過ぎない
経営とは、継続した投資、回収の仕組み
大手の真似をする
何か施策をして、デパートで100人並んでも、100万人の中の100人なので、スーパーマーケットでやっても、3万人の中の3人になってしまう
売り上げが落ちた原因を解決するのに一番にすべきことは用語の統一
多様化と画一化の接点を見つけ出す
客の多様化
そのとき、そのもので気まぐれ
企業の画一化
商品、品質、価格に自信を持った品揃えで、お客さまに不満にさせない
NB品でマス化できている商品で、できればPB品を持っていること
多様化はビジネスの敵
お客様の最低限の満足を満たしながら、できる限り画一化すること
それによって利益が増える
適切な、場所、方法、手段、タイミングで努力する
道の先に崖がない成長戦略を走り続ける
論理をベースにイメージやアイデアを作り上げる
ライバルが多く、魚が少ない池でいくら頑張っても魚は釣れない、売り上げは上がらない
客は欲しがっているのに今はない業態へ変更する
安い値段で提供しても利益を出さないといけない
作業改革
作業の種類や数や時間を、作業の抜き出しを行い、たくさん経費を使っている作業を減らす
経営の経験法則
経験法則
大部分の人が味わった成功の行動様式
誰でもできる、成功事例だけをそのまま真似する
体験法則
一部の人だけが味わった成功の行動様式
その人だけ、他の人には真似できない
科学 (science)
同条件で行為すれば、誰がやっても同じ結果をうむ
経営の二大要素
経営戦略
マネジメント
尺度
原理原則
伝達方法
用語の統一
組織とは
二人以上の分業の仕組み
観察とは
現場で問題点を発見すること
分析とは
問題点の原因を推測すること
判断とは
手を打つ、対策を打つこと
企業経営とは
継続した投資と回収の仕組みと活動
成長経営、衰退経営
投資、回収、再投資、再回収のサイクルが、大きくなると成長、小さくなると衰退、止まると倒産
会社を大きくするためには
再投資の額を大きくする
戦略
感性でもアイデアでもない
原理原則を時流に適合させること
原理原則とは
資本主義の企業経営のもとで、人類が経験した経験法則、理論のこと
体験は、その人にしかできないが、経験は誰がやっても同じ成果が出る
戦略
基盤作りが目的
20~30年後のための長期作戦
10年間以上は内容が変化しない
資金量と資産の種類、人材の質と量が重点
実行者はごく少数者
起案の担当は、目標の場合トップのみ、プロジェクトの場合はスタッフ
急所は、集中主義、トップ決済
落とし穴は、方針が曖昧、逸脱の摘発がない、制度がない
経営戦略
規模拡大が目的
時流に乗るための5~7~10年ごとの変更作戦
5~15年間の中で、ガラリと転換
スクラップ&ビルド、フォーマットが重点
実行者は比較的少数者
起案の担当はトップマネジメント、詳細はライン・スタッフ
急所は、先制主義、マネジメント
落とし穴は、風俗との混同、アメリカ情勢への無知、無関心、過大投資と過大借入
戦術
マネジメント力が目的
課題解決のための具体的方法
毎年、毎月と少しずつでも確実に内容が向上
教育の内容と方法、現場での普及システム、評価尺度に重点
実行者は多数の人々
起案の担当は、スペシャリスト (管理職)
実行は、本人たちそれぞれ
急所は、一番主義、チェーンストアとしての技術の入手と徹底
落とし穴は、努力・精神力主義で誤魔化す、見学の不足、ハードウェア依存
一番主義
大きくなるために、何をどの商圏で一番にするのか
これだけならうちは一番を作る
競争に圧勝するため
集中主義 (重点主義)
一番主義を実現するためには、限りある経営資源を重点的に使わなければならない
止めることを決めること
TPOS、どれか一つに集中
商品、金、人材
営業する人を増やすか、売り方を変えるか、地域を変えるか、営業時間を増やすか
スクラップ&ビルド、儲からない店は閉鎖
先制主義
よその国、よその商勢圏、よその商圏で成功した事例を、どこよりも早く取り入れる
誰よりも先に実現し業態完成させる
経験主義 (理論)
人類の経験法則
計画主義
計画的に投資回収のサイクルを実現
計画的にどうすれば輪っかが大きくなるのかを考えること
経営は、自分の人生を幸せにするための手段
夢、目的達成
人生の目的を実現させるための手段が仕事
就職、経営
一般職
8時間、生活のため
幹部
12~16時間、やりがいのため
TOP
24時間、生きがいのため、ライフワーク
ビジョンと計画
1.5倍のビジョン、今のままでもなんとかなる、変わらない
100倍のビジョン、今のままでは達成できない、やり方を変える
ビジョンとは、ロマンの中でも必ず実現させると考えるもの
壮大な目標
100倍以上の目標にする
現状を否定する
3S主義
Specialization
特殊化、差別化
他企業と競争上差別化できるのは仕組み
たった一回のミスでも会社は潰れる
Standardization
標準化
Simplification
単純化
ガイドブック、マニュアル、1ページ1動作
理論の必要性
経営者の戦略決定のため、状況を整理して迷いを断ち切り、会社の尺度をもち、社内での尺度、方向性に同一性を持たせ、具体的な行動へと導くため
原理原則を学び、考課・考査し、用語を統一して、明確な言葉と数字で、命令実行報告する
経営戦略の位置付け
ビジョンを実現するための基本的な経営構図
ロマン、ビジョン、戦略、経営戦略、マネジメント、経営フレーム、政策、職能、職位、職務、作業、動作
経営戦略は、経営の構図全てに必要
数値構図
売上高:売上高拡大に関する戦略
売上原価:仕入れ、生産に関する戦略
粗利益高:値入れ、ロスに関する戦略
一般経費:作業とコストに関する戦略
利益:出た利益の処理に関する戦略
経営の二大要素は戦略とマネジメント
マネジメントとは、数値と状態の二つの目標を達成、維持すること
組織戦略、教育戦略、財務戦略
売上高の構成要素
商品市場、マーケット
お客様の望むものを考える
調達
生産、仕入れ
提供
提供方法、立地、適正規模、商圏
経営戦略の組み方
売上高の構成要素を抜き出す
五つ以内にまとめる
さらに分解する
数式にできないか考える
数式のどれを上げるべきか考える
上げる方法の具体策を考える
コスト削減戦略
コストとは、作業の代金
コスト削減とは、作業を減らすこと
能率を上げる:無理、ムラ、無駄をなくす
効率を上げる:最低限の力で最大限の結果を出す
肉体的な無理、物理的な無理、精神的な無理
中小企業で人が育たず次々止めるのは、分業の仕組みがきちんとできていないから
3階層
トップ、スペシャリスト、クラーク
トップは決める人
スペシャリストは幹部、手順組して一部決定権がある人
クラークは一般社員、言われた通りにやる人
5階層
オペレーション力
作業を完遂できる力、作業力
コントロール力
計画と実績を一致させられる力
マネージ力
現在の業態の中で、目標を維持できる力
マネジメント力
新しい分野で目標を達成、維持できる力
アドミニストレーション
戦略決定できる力
ジョブローテーション
計画的な配置転換
いろんな仕事を経験する
力がつく
エデュケータ
ジョブローテーションのカリキュラムを組む人のこと
副社長クラスの人が行わなければならない
教育戦略
その人の資質や自主性、やる気だけで捉えない
できない理由
会社の仕事環境でやる気がない
制度改革
本人の資質でやる気がない
カウンセリング
やる気はあるが、知識不足でできない
教育
やる気はあるが、経験不足でできない
訓練
やる気はあるが、時間が足りないのでしない
分業の仕組みを改善
教育
インストラクター
不足している知識を投入
訓練
トレーナー
不足している経験を投入
時間
会場
考査、やるか、やらないか
教育は自己育成の自分で学べではなく、職務遂行のために必要な知識を投入することなので、強制
財務戦略
会社を大きくするための本命策
資本を増やし、どれにお金を使うかを決める
for the customer
生活者のために、顧客、クライアントのために
行動の仕方と実現している状態のこと
客の求めているもの、ことを実現すること
マーケットニーズに直結
顧客はなぜ弊社に来るか
特定のライフスタイルを満足させるために、もの、ことをかいに来る
ストアロイヤリティ、コーポロイヤリティ
安さ=品質×売価
お客の求める価格の中で最高の品質
高い品質ではなく、必要な品質
豊富さ
比較購買できること
便利さ
気軽に自由に
速さ
提供時間の速さ
コンフォータブル
クリンネス
あることの重要さ
弊社があること
弊社が近くにあること
取り扱っていること
いつでもあること
生産や販売に関しての基本的な姿勢を、作る、売る立場から、使う、買う立場に変更する
今取り扱っている商品をどう売るかではなく、顧客が求めている商品を見極めて生産販売する
マーチャンダイジング
原材料の決定、集荷から生産、消費の終了までの全過程をプロデュースする
原材料の決定、集荷、加工、製造、運搬、保管、販売、消費の終了、リピート
ニーズ商品
トレードオフ
ウォンツ商品
マーチャンダイジング
業態
どんな客に
どんなTPOSに対して
何を
どの価格帯で
どの品目を
どのように提供する
あるべき姿を前提に、今すぐ取り組むべきことからスタートする
改善
短期、今すぐ、修正、慣習の変更、精神の変更
改革
長期、根本的変更、仕組みの変更、原理原則
顧客満足度の前に、顧客の不満足を取り除く
客の困っていることをピックアップ
より重要な順に
一個ずつ
確実に解決する
例えば
キャベツのサイズを色々揃える
ATMカードとデビットカードがある
営業時間が遅くまでやっている
全てが真空マーケットに直結
売り上げが伸びる
どんなマーケットや商品が有利なのか
全ての経済行為は、特定ジャンルのものとことの生産から消費の終了の間で発生する
問屋
選定機能
客の代わりに選ぶ
倉庫保管機能
客の代わりに保管する
物流機能
配達する
金融機能
手形で買える
企画機能
売り方を考える
管理機能
staple、seasonal、seasonableを持つ
アメリカ
メーカー
作る
サプライヤー
特定契約をした大口問屋
ブローカー
依頼されて行う仕事
レジデンシャルバイヤー
集散地に事務所を構えて動く人
ラックジョバー
お店と委託契約をする人
コンバーター
サプライヤーの一種だが、在庫を持たず商品企画だけで成立する
その他
ディストリビューター
ジョバー
サーベイヤー
マニファクチャー
近代型大量生産
不足している新しいライフスタイルのインフラ整備や、特定品種、特定品目に変化していく
TPOS
T
time、いつ
P
place、どこで
O
occasion、どういう時に、動機
S
style、どんな感じで、形式
分類、業態類型
業態
使う立場、買う立場から品揃えを構築した商売の型
DS、SM、HC、FFS
業種
電気屋、本屋、八百屋
作る立場、売る立場で品種を構築した商売の型
業態
来店目的に品揃えのコンセプト
ディスカウントストア、専門店、スペシャリティストア
部門
使用目的で分けた大枠
メンズカジュアル
品種
使用目的で分けた種類
Tシャツ
商品ライン
品種内特定レンジの商品群
1000円から2000円のTシャツ
価格ライン
特定価格
1280円のTシャツ
品目
商品管理上の最小単位
1280円のTシャツの中で、白、黒、青、それ以外
単品
物理的最小単位
緑、黄色
商品の考え方
大衆品、エブリバディ
消費者の大部分が買う商品
実用品、エブリデイ
普段の暮らしで必要な商品
高額品、高級品、低額品、低級品
一個5000円のトイレットペーパー、高級品
100万円のダイヤモンド、高額高級品
商品の売価で分類
CP、チーププライス
LP、ロアーポピュラー
MP、ミドルポピュラー
UP、アッパーポピュラー
モデレートプライス
ベタープライス
ベストプライス
プレスティッジプライス
価格の種類
原価
仕入原価、製造原価
定価
メーカーが設定した売価
売価
実際に売る価格
市価
その商圏で一番多く売っている店の売価
正価
店側が必ず売れると信じた価格
N型マーチャンダイジング
有利な順番
コンビニ、スーパーマーケット、ディスカウントストア、高級ブティック
百貨店は全てを網羅、安いものから高いものまで
品質がいいとは
絶対的品質の良さ
品質の絶対値が高く、価格が高い
立場:作る立場、売る立場
素材:希少、高価格
生産方法:手作り、少量生産
価格:高い
品質だけ:高い
頻度:一個あたり単価と品質の上限
想定的品質の良さ
品質の宗太一が使用価値観に適合して尚且つ価格が適性
立場:使う立場、食べる立場、買う立場
素材:入手しやすい、低価格
生産方法:オートメーション:大量生産
価格:低い
品質だけ:必要な品質
頻度:一個あたり単価と品質の下限
ほとんどの商売人が絶対的品質の良さで動いているが、ビジネスには相対的品質の良さが大切
使う立場、食べる立場、買う立場に立って、誰にとっていい品質なのかをもう一度考える
商品の取り扱いに関する概念
品質
絶対的品質、相対的品質
用途
何のためにこの商品があるのか、使う立場に立って考える
機能
色、形、サイズを含む
セグメンテーション
同一品種内の価格の上限、下限を狭めること
コーディネイト
価格、用途のコーディネイト
アソートメント
組み合わせ
頻度、価格などで組み合わせを決める
商品構成グラフ
客が感じる安さと豊富さを見える化するためにグラフ化したもの
コモディティとは
誰もが手で触れなくても、匂いを嗅がなくても周知されているもの
競合
苦しいが共存できる
競争
ゼロサム
競争時代の対策
コスト削減、作業を減らす
人を減らすことでも、節約することでもない
コスト削減体質
売上高を上げる方法
真空マーケットを探す
魚のいる池を探す
ニーズはあるのに提供する人がいないマーケットを探す
真空マーケットは現在の業種業態の中に必ず存在する
賞品換えではない
真空マーケットの探し方
論理で作る
作業をする
手順と項目ごとにひとつずつ作業する
手順
立地販売エリアの真空
業態の真空
部門、品種の真空
品目の真空
品質の真空
価格レンジの真空
時間の真空
提供方向の真空
客層の真空
規制緩和の真空
需要と供給の真空
ビジネスサイクルの真空
お客様の困っていることを探す作業
アンケートは意味がない
ビジネスには全く使えない
願望と言ってしまう
要望は売れているところをストコンすること
観察、分析、判断
業種と業態
業種
生産、素材、製造の商品分類で分けられたビジネスの種類
作る立場、売る立場
業態
生活者の用途、TPOSと頻度などで分けられたビジネスの種類
使う立場、買う立場
業態開発
for the customersを実現するための、新しい産業構図やビジネスの類型を創造すること
お客の困っていることを解決する、真空マーケットが実現する、それを集めたものが新業態になる
業態開発は、生活者のより良い暮らしを作るためのマーチャンダイジングを行い、暮らしのTPOSに貢献する行為
業態
買い方がお客様にとってどう便利になるかという方法
立地、オペレーション、適正規模
売り方について、経営のどんな重点課題や手法を使用するかという区分
業態類型
商品がお客様にとってどう買いやすくなるかという手法
サービス業
所有しているものや設備を顧客に使用してもらう
作業や行為を代行する
サービス業はニーズが潜在化
小売業、フードサービス業はニーズが顕在化
事前欲が全て
すでに欲しがっているときではなく、先手を打って提供するとき、成功する
ニーズ:今はまだないが、あったら爆発的に売れるもの
これまでになかった安心、便利、快適、楽しさを新たに提供できて、初めて商品になる
サービス業とは、ニーズを開拓する仕組み、システム作りのビジネス
今、お客様のためにやってあげていないことは、全て真空マーケット
3C主義
Convenience:便利
Confort:快適
Change:変わる、今までと同じではない
今あるものと違うことをする=ニーズの発見
最大の可能性を持った業界、サービス業
人時生産が低い、テクノロジー化、サービスの提供時間が早い
サービス業は、changeがないと成立しない
組織とは
TOPのVISIONを実現するための、二人以上の分業の仕組み
創業期
理論、理屈は不要
精神力と体力で実行あるのみ
全て自分で、まだ組織になっていない
成長期
一時的に多数の人が集まれば、それは烏合の衆
結果として、本来一人一人が持っている総和をはるかに下回る
分業の仕組みができていないから
規制、制度、命令といった仕組みを作る
総和以上の成果
分業のスタート
組織づくり
原理原則、経験則に基づいて
分業の仕組みを作り
分業を完遂できる人を多数育成する
少数精鋭は良くない
精鋭は多数で、単純労働は少数
分業とは
個人ごとに職務分担、場合によっては作業分担を決め、独力で、できなければ教育、訓練して、完遂する仕組み
完遂とは、完全に果たした状態、100%
チームワークがいいとは、分業ができている状態のこと
個人ごとに職務遂行に必要な不足している知識や経験を発見することを考課という
仕事の成り立ち
職位
同一職務内の責任の範囲で分けたもの
職務
具体的な命令の中身、JOB
作業
職務を実現するための個々の動作の集合
動作
職務の最小単位
備考
職能
仕事の種類で分けたもの、営業、管理、総務
階層
仕事のやり方で分けたもの決める人、実行する人、一部決定と実行をする人
組織づくり全てが人材育成
教育、訓練しないと組織は崩壊する
3階層
TOP、決める人
Specialist、手順や枠内決定ができる人、一部の決定権を持ち、TOPに対して数値責任を負う
Clerk、実行する人、命令通りに実行する人
5職能
オペレーションライン
責任:営業利益高
任務:儲け、PR
基本能力:作業指揮
禁忌:催眠術をかけない
スペシャリスト:マネージャ、ヘッド
年齢:30歳以上、見習いは27歳以上
一般的な立場:店舗営業
クリエイティブライン
責任:粗利益高
任務:稼ぎ
基本能力:商品開発
禁忌:感性で動かない
スペシャリスト:タレント
年齢:40歳以上、見習いは35歳以上
一般的な立場:商品部、仕入れ係、商品開発
サービス
責任:コスト削減率
任務:事務、お手伝い
基本能力:厳正、徹底
禁忌:威張らない
スペシャリスト:マネージャ
年齢:30歳以上、見習いは27歳以上
一般的な立場:事務、総務、経理、採用、労務
ラインスタッフ
責任:方針との誤差率
任務:潤滑油
基本能力:説得力
禁忌:扇動しない
スペシャリスト:タレント、マネージャ、ヘッド
年齢:40歳以上、見習いは35歳以上
一般的な立場:スーパーバイザー、在庫コントローラー、スーパーインテンデント
スタッフ
責任:資本収益性、成長性、安定性の経営効率、計画との誤差率
任務:トップの特別命令、方針、政策の起案
基本能力:コントロール力
禁忌:でしゃばらない
スペシャリスト:タレント
年齢:45歳以上、見習いは40歳以上
一般的な立場:エデュケーター、トレジュアラー、法務エキスパート、コントローラー
最初に作り上げる規制、制度
報酬
出された職務命令を実行した成果に対して支払われるもの
命令
上司にとっては部下に対する作業指示、部下にとっては報酬を受けるための第一手続き
報告
出された命令に対しての進捗状況の伝達、部下にとっては報酬を受けるための最終手続き
評価
命令された職務の完遂によって実現された成果に対するもの、完遂とは完全に果たした状態を指すので、できたかできないかの二通り
教育、訓練戦略
教育、訓練こそ中小企業最大の弱点
社員一人当たりの定年退職までの人件費は2億円近い
企業の現状認識
日々改善と改革を行いトップのビジョンを実現するために分業する
分業を実現するために教育、訓練を行う
マネジメント能力の不足
数値や状態を変化させられる
できない社員にどうやればできるのかを教えることができる
明確に行動や習慣を変えさせられる
幹部の質の低さ
トップがビジョンを鮮明に伝えていない
優先順位の明示をしていない
問題点の発見、観察力の欠如、観察とは?を教えていない
報酬観念がない
達成率100%じゃなかったら、85%も95%も一緒、1%でも足りなければ倒産
技術や技能がない
動機主義
なぜ、何を真面目に熱心にするのかを明確にすることが大切
サラリーマン根性
通勤を日課にし、大過ないことがモットー、毎日真面目に会社に通い、何一つミスがないように、問題を起こさないように動く
チャレンジしない
分業を完遂するために、不足している知識を投与することが教育
社内外の上司、またはトップ、または有識者、インストラクターが教育する
分業を完遂するために、不足している経験を投与すること
社内の人はNG。我が社と同じ経験を有している人、直属の上司またはトレーナー
O-JT 現場教育
命令、報告、考課、不足部分の投与
Off-JT 知識教育
セミナー、勉強会
OJT70%、OffJT30%
職務、誰が考課するのか
考課、作業リスト、考課表
6つの能力
素質、適正
優劣ではなく、向き不向き
不向きの場合は配転
教養、挑戦力
エチケットや学歴ではない
未知の分野に恐れずに挑戦できること
基本的な理解力、自己育成にて取得
知識、技術力
原理原則を学び、観察、分析、判断を絶え間なく実施
経験、技能
ジョブローテーションにて実施
職務配転は13週ごと、職能配転は18ヶ月ごと
リーダーシップ、権威
オーソリティ、このことはあの人には叶わないというもの
意欲、自分自身の生涯計画
素質、教養、リーダーシップは企業側が必要性を知らせる
知識、経験はあらゆる手段で教育、訓練をする
意欲は助言しかできない
未熟な若者は教養、知識、経験、リーダーシップが発揮しにくいので、意欲が他と差別化される唯一の要素
5つの技術
オペレーション
自分でその作業ができる
部下にさせることができる
直ちに採用される作業の改善、改善案が提出できる
8年以内
コントロール
計画と実施を一致させられる
命令の変更と教育、訓練の増加
作業に翻訳できる
30歳代
マネッジ
現在の数値や状態が維持できるための作業割り当てと教育、訓練ができる
ヘッド、中でも技術が熟練している人
30歳代
マネジメント
新しい、より高い数値や状態が創造できる
システムや作業ルールが作れる
数値責任が負える
40歳代
アドミニストレーション
5年後の在り方で現在を判断できる
トータル効果で考えられる
戦略策定ができる
50歳代
階層別行動の指針
トップ
決定
真剣勝負
生活の全体
週7日制
教育費全面投入
開拓責任制
スペシャリスト、幹部
マネジメント
研究の連続
生きがい
週6日、80時間
個人別教育費重点投入
数値責任請負契約制
トレイニー、幹部候補生
実力と権限と職務を委任される
ハードな努力の積み重ね
やりがい
週6日60時間
直接教育費の一部投入開始
上司からの義務職務請負
ワーカー、社員、アルバイト
作業
楽に、しかし確実に
生活の一部
週5日40時間
直属の上司による教育のみ
命令による教育義務制
教育
やらないといけないと分かっていてもできないこと
財務
ほとんどの経営が知らないこと
企業の成長のバロメーター
ROI、Return on Investment
総資本対経常利益率
ROI = 経常利益 / 総資本 * 100%
= 経常履歴 / 売上高 * 売上高 / 総資本
= 経常利益率 * 資本回転率10-15%をまずは目指す
急成長するためには30%以上
中小企業は20%を目指す
売上高 - 売上原価 = 粗利益高
粗利益高 - 一般経費 = 営業利益高
営業利益高 - 営業外費用 = 経常利益高
経常利益高 + 営業外収益 = 経常利益
ほとんどの企業が売上高を上げることに必死
売上高を上げることは粗利益を確保し、利益を上げるための手段
売上高は商品戦略と経営戦略であげる
適正な戦略や仕組みで、相対的品質の高い商品を扱い、値入れ技術や値下げ、ロス削減を行い、粗利益高を確保し、ローコストオペレーションを実施する
財務強化の前提は、経営構図を理解し、その数値の意味と使い方を熟知すること
自分で学んで実行、計数知識のある人材を採用、現社員を育成
常に計算して粗利益率を確保することが大切
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