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ドキュメンタリー映画『高沢折々』とその後

熊本県にある高沢地区を舞台にドキュメンタリー映画『高沢折々』について。そして、高沢地区その後を発信していきます!
皆さんどうぞよろしくお願いいたします!

■高沢地区について
熊本県球磨郡球磨村の山間に位置する、人口約100人、40世帯ほどの集落。高沢は真宗への信仰が深く、江戸時代の真宗禁制の時代に権力の目を逃れ、信仰を続けた 「隠れ念仏」の歴史があります。
集落の中心にある説教所では、毎日住民が出入りお仏飯を供えるなど、信仰は現在も受け継がれており、高沢は「隠れ念仏の里」と呼ばれています。
また、山の暮らしならではの郷土料理や祭りなど高沢地区ならではの文化も多くあります。人口減少、高齢化、後継者不足などの問題を抱えながらも、
高沢特有の文化を人々は守り続けています。

集落にあるお堂(2014年撮影)
高沢地区中心にある説教所・阿弥陀如来が安置されている(2014年撮影)

■映画『高沢折々』
高沢を舞台にした日本映画大学一期生による卒業制作作品。2014年制作。様々な 歴史や文化がある一方で、過疎化、高齢化が進む高沢。ここで生きる人々の一年を描いた。その後追加シーンを加えた再編集版は第35回「地方の時代」映像祭2015で奨励賞を受賞。

■令和2年7月豪雨
2020年7月、九州全域で起こった記録的豪雨により、高沢は大きな被害を受けました。 被災直後は集落の川が氾濫し、集落の丘にある小学校で五日間の避難生活を余儀なくされました
また全世帯が床上浸水し、家屋の修理は必須。一部の世帯では行政からの支援だけでは復旧が難しいほど損壊が激しいです。 高沢では現在も住民の多くが集落を離れ、避難生活を続けています。
高沢地区が大変な状況の今、もう一度この映画を大勢の人に届けたいと思いました。そして映画のご鑑賞と共に、高沢の人たちが一刻も早く元の生活に戻るために昨年はクラウドファンディングで復興支援金を募らせていただきました。

(以下順不同)
ManagiIzutaro様
kobayashitsuneyuki(SANSHIRO)様
野本立人様
を始め、多くの方々にご支援いただきました。プロジェクトはすでに終了していますが、今後も映画の鑑賞料は高沢地区の復興支援金にさせていただきます。

このnoteをきっかけに高沢地区を知っていただき、皆様の記憶に残りつづけることを切に願っております。

映画『高沢折々』制作チーム

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