顔面神経麻痺のリハビリ:自分でマッサージする方法
NHKで放送した内容をまとめたページです。これが本当によく書かれています。患者さんにはこれをお勧めします。
番組のページなので古くなると消えてしまうかもしれません。コピペして残しておきます。
顔面神経麻痺(まひ)のリハビリは後遺症を防いだり、改善するために行います。
※リハビリを行うときは、必ず医師の指示に従って下さい。
指導:大阪医科薬科大学 リハビリテーション科 講師 仲野春樹さん
顔面神経麻痺のリハビリ
① 顔の筋肉のマッサージ発症直後の顔が動かない時期からできる「顔の筋肉のマッサージ」です。
※リハビリを行うときは、必ず医師の指示に従って下さい。
動画の内容は下記で確認できます。
【1】始める前に
血流を良くするため、蒸しタオルなどで顔を温めます。
この時やけどをしないように注意しましょう。
【2】ほおをマッサージ
麻痺側のほおに指を添え、「縦・縦」「横・横」「丸を描く」ようにやさしくほぐしていきます。
回数は「縦」×10回、「横」×10回、「丸を描く」×10回。
ポイントはあまり強くやりすぎないことです。
【3】目の周りをマッサージ
同じように、目の上・目の横・目の下など目の周りをぐるっと一周、マッサージしていきましょう。
【4】口の周りをマッサージ
同じように指で口の周りもぐるっと一周、マッサージしていきましょう。
【5】ほおのストレッチ
片手で口元のあたりを押さえ、もう一方の手で、顔の筋肉をほおの下側からほお骨〜目尻の方向に引っ張る感じで伸ばしましょう。回数は10回程度行います。
【6】首のマッサージ
あごの下から耳の方に向かって指で軽くおさえる感じで行います。
【どのくらい行えばよい?】
「顔のマッサージ」「ほおのストレッチ」「首のマッサージ」を合わせて10分間、1日3回行いましょう。
顔面神経麻痺のリハビリ② ミラーバイオフィードバック療法
顔面神経麻痺の後遺症「病的共同運動」を防いだり、改善したりすることを目的としたリハビリです。
多くの場合、顔面神経麻痺を発症後、3〜4か月たった頃に開始しますが、始める時は必ず医師の指示に従って下さい。
動画の内容は下記で確認できます。
【1】始める前に
鏡を顔より少し高い位置になるように持ちます。
【2】口角を上げる
鏡を見て目を閉じないように意識しながら、口角をあげて口を「イー」の形にして1〜2秒キープします。
【3】唇を突き出す
鏡を見て目を閉じないように意識しながら、唇を突き出し「ウー」の形にして1〜2秒キープします。
【4】ほおを膨らませる
鏡を見て目を閉じないように意識しながら、ほおを膨らませる「プー」の形にして1〜2秒キープします。
【どのくらい行う?】
毎日朝と夜の2回、15分ずつ行います。
力を入れすぎないようにゆっくりと少しずつ動かしましょう。
日本耳鼻咽喉科学会でも、顔面マッサージの動画をあげています。
筋肉のマッサージ方法です。
鏡をつかったバイオフィードバックです。