R-1グランプリ2025までの備忘録

2024.2.13(火)

R-1グランプリ2024の決勝メンバーが決まった頃にこの日記を書いている。
いちファンとして追っかけていた街裏ぴんくさんが決勝に残ったのは本当に嬉しいのだが、その嬉しさを吹き飛ばすぐらいにどくさいスイッチ企画さんの決勝進出に衝撃を受けた。
前提として、学生から社会人にかけて落語と一人コントでアマチュアの頂点に君臨されている方が全国規模の賞レースで結果を残すのは偶然ではなく必然だと思うし、同じアマチュアとはいえ自分と同列に語るのはおこがましいとも思う。
しかしながら、R-1の予選で起こった珍事件を挙げていくトークライブを準決勝前日のbar舞台袖で拝見できるぐらいには身近にいた方が全国ネットのゴールデンタイムでネタをするというのは自分にとってある種の事件であり、アマチュアがひとつの演芸を極めた先にある未来を急に意識させられる出来事だった。
それは希望であり、逆にいえばあのレベルまで自らを高めないと未来がないという絶望でもある。

来年のR-1に向けて日記を書いてみることにした。きっかけは徳原旅行さんが今年2024年の大会までに過ごした1年を綴った記事を読んで感化されたから。一人コントのトップランナーの方がネタを仕上げる過程を追体験できる貴重な記事でとても面白かった。

まず、自分の現在地を確認する。
高崎愉快はR-1グランプリ2024、2回戦敗退。
2023年大会も2回戦敗退で2年連続。準々決勝が遠い。

1回戦、1/7(日)。Aブロック2番手で9:10という出勤すぎる集合時間に扇町へ。知り合いが多く終始リラックスして挑めたこともありベストパフォーマンスを出せたと思う。ウケも1回戦かつ早い時間を考えるとそこそこあった。

2回戦、1/17(水)。Eブロック5番手という出番順を見て「結構いいところに入ったんじゃね?」などと思っていたが見立てが甘かった。というか出番順云々の前に2回戦を勝ち抜く力が足りてなかった。明らかに1回戦よりウケがなかった。それでも去年よりは返りはあったと思うのでそこはスケールアップした部分だと思う。

今年のネタは「大人のための料理教室」。2分ネタに編集しやすいのとボケの大喜利を作りやすいといった理由で仕上げていった。
残り30秒の手数を増やす構成にしたが、見る側を置いていく速さになってボケが流れたのが結果的に2回戦敗退の最大の要因になったと考えている。この辺りが2回戦突破のヒントになるのでは。

2回戦の2分の先も準備が必要だと思い、今年の準々決勝を全部見た(観覧は大阪2部のみ、残りは配信で)。
面白かったのはそうとして、仮に自分があの中に放り込まれたときに何の武器も無いなと痛感した。4分でアピールできる自分のカラーを探す作業もまだまだ甘い。

とりあえず今の手持ちの一人コント(4分)について整理する。
「執刀医志願」
→一番バトルで強い。ただ穴も多いのでセリフの精査が必要。
「出版社の謝罪会見」
→安定してウケる。一方で3分で最強という印象が拭えず最後の1分の展開に苦しんでいる。
「大人のための料理教室」
→2分よりテンポを落とすと見やすそう。単純な連打系なので最強の大喜利のセットリストを組まないといけない。

この3本を仕上げのと同時並行で2分ネタを量産し予選にマッチしてそうなものを見つける1年にしたい。

加えてアマチュアの大会で結果も残したい。欲を掻くと全部獲りたい。
CONTest、全アマ、ブンブンチャンプ。
R-1とはまた違う能力が求められるのでネタの適性を測りながら登板させていくつもり。

ということで1年間続けてみる。
公開するかどうかも決めてないが、公開したときに恥晒しで終わらないように頑張っていこうと思っている。

2024.2.18(月)

職場の昼休憩中にスマホを開いたらUNDER5 AWARD 2024の開催が発表されていた。
今年もアマチュアは芸歴不問で出場可能らしいので当たればラッキーぐらいの感覚で動画審査を受けようと思う。
昨年12月のライブでやった2分の「大人のための料理教室」を出すつもり。去年のR-1でやった2分よりかは強いはず。

つい先日にはブンブンチャンプ2024の開催発表もあった。
ずっと出場させてもらっている大会で昨年ようやく決勝まで残れた(結果6位)。歴も長くなってきたのでそろそろちゃんとタイトルを獲っておきたい。
ネタはこれから決めるが傾向と対策はきちんと踏まえておきたい。勝手知りすぎている中央会館なので。

ここまで書き終えたところでCONTest 2024の日程も発表された。アマチュアの賞レースが急に活気づいてきた。
決勝の日が大喜利天下一の大阪予選と丸被りしてしまったがこればかりは仕方ない。GWの遠征中に東京予選に出る?勝てる気しないねぇ。

2024.2.23(祝・金)

シアターワークスvol.3
新作「夏期講習」を卸した。はじめは4月の主催で卸す予定だったが、脚付きの大きいホワイトボードがある楽屋Aの方がbar舞台袖より環境的に都合がいいので先行して披露してみた。

バラシの題材が今日のようなお笑いライブを普段から観ている方には受け入れられそうかなと思ったが大体そんな感じだった。満遍なくウケてはいたと思う。
フレーズごとに当たり外れがあったので外したところの精査は今後の課題になる。

「夏期講習」は楽屋A系列のバトルライブで登板させて丁度いいかなと思う。3分版と4分版を固めていく。

2024.2.29(木)

第九回ブンブンライブ
ネタは「ヘッドスパ」。R-1グランプリ2023の1回戦、2回戦でやったかつての勝負ネタで、昨年のブンブンチャンプ2023の最終決戦用に作っていた4分版をちょっとだけ変えてやってみた。

結構外すこともあるネタだが、設定バラシの段階でそこそこ良い反応があったので今日は行けるかなと思った。全体的にも悪くは無かったと思う。
追加したり変更したりした件のウケは半々ぐらい。台本を丸ごと修正したり、演技の入れ方を変えたりとやることはまだありそう。

テンションを徐々に上げないといけないネタなのに早めの段階でMAXの声量になって焦った。まだネタに自分のフィジカルが追いついてない。

「ヘッドスパ」は大きいバトルライブではしんどいかなという評価だが、初めて自分の一人コントを見てもらうにはちょうど名刺になるようなネタかなと思う。外部の寄席で披露したい(特に東京で)。

2024.3.9(土)

R-1グランプリ2024決勝を大喜利の方々と見た。
どくさいさん同率4位。舞台で間近で見た一人コントが全国ネットのゴールデンタイムで放送されているのは凄かったし、ある種の奇妙さも感じた。気持ちを揺るがされるぐらいの偉業。

これで本格的に2025年大会が始まったということになるのでまた明日からネタ作りに励みたい。

2024.3.22(金)

ヤヨイネタライブ2024
「大人のための料理教室」を3分でやった。
日本橋UPsでネタをやるのは意外と初めてだったりする。大喜利ライブでの印象は「ちゃんと声を張らないと届かない会場」だったのでちゃんと意識して声を出すようにはした。

こうしたインディーズに出るのは滅多にないので見る側のお客さんも警戒するだろうし、こちらもどう映っているだろうかとおっかなびっくりでネタをやった感じ。その割にはちゃんとウケるところはウケてたし逆に良くないところは全然だったしなのでボケの取捨ができるという点で収穫は多かった。

あとネタ中のテンションがようやく台本に合ってきたと思う。今年のR-1前に定まっとけよ、ではあるが今後やるうえでいい感じにはなってきた。

4分バージョンも準備しているので別ライブで試しておきたい。アマチュアの賞レースが近づいている。

2024.3.27(木)

第十回ブンブンライブ
ネタは「血の繋がりのない親子」。昨年11月の単独の1本目。割と評判は良かったがその後全然やってなかったので4分に修正して披露。単独のネタを外部のライブでやるのはこれが初めて。

暗めのテンションから入るので最初の時点で受け入れてもらえないと厳しくなるが心配はなかった。バラシとその後もいい感じで結果としては結構ウケた。

最近、初卸ししてから2回目のネタで飛ばしたり噛んだりが多発していたのでウケ以上にその点で緊張した。今回もやや怪しい箇所はあったがまぁ及第点といったところ。

ネタのテーマがテーマなだけにやる場所を慎重に選ぶ必要はあるが、磨けば強くできる可能性が大なので今後もやっていきたい。東京のライブは合っていると思う。

2024.3.31(日)

ネタ見せ会
(第5回 大喜利とネタを嗜み合う会、ペドラザさん主催)
4月の主催でやろうとしている新作「待ち合わせ」を試しに見てもらった。

ウケたところもあったが部分的な言い回しでウケている感じで、ストーリー全体で面白く見せるほど演技がまだ伴っていない気がした。
あと、ネタの感想で挙がったような設定のやや矛盾する箇所や衣装をどうするかも問題として残っている。

そもそも、このネタの性質上、ウケさせる以上に見る側を納得させるのが難しい気がした。最悪気にしなくてもいい部分が調整するなかで喉で刺さった魚の小骨のように違和感として残りそう。

本番までにどこまで調整できるか。

2024.4.1(月)

仲人ライブ
1本目「出版社の謝罪会見」
2本目「大人のための料理教室」

社会人芸人とプロの方を引き合わせるというコンセプトのライブで、その1回目に呼んでいただけて本当に嬉しかった。ここ1年間でネタを作って叩いてきた結果を1つ出せたと思う。

「出版社の謝罪会見」は新しい箇所を数個入れてやってみたが割と反応が良かった。自信があるテコ入れだったので安心。
逆にいつも反応がくるバラシの部分でそこまで返りが無くて案外だった。題材に関する認識がお客さんとズレていたような気がする。まぁそういうネタなので仕方ないところではある。

「大人のための料理教室」もテコ入れ。新しい仕掛けも技が決まっていた感覚はあったので良し。
自分で作っておいてなんだという話だが、このネタ、飛びやすすぎ。最後にひとボケ入れるか迷った部分でまた詰まって最悪だった。早くカッチリとセットリストを組み上げないといけない。

いずれにせよ進展が見られたので収穫の多いライブだった。賞レースに向けて完全体を目指す。

2024.4.6(土)

口火vol.189
「大人のための料理教室」の3分

3位/11組。
全然ウケないね。
一番下のオーディションライブでやるにしてはテンポが速すぎるとは覚悟していたがお客さんがついてきている感じがしなかった。少々テンポを落としただけでどうにかなる話ではなかった。ついてこさせるだけの腕力が無いと言われればそれで終わるが。

初見のお客さんにウケないとR-1では厳しいのは確かだが、現状自分が関西にあるインディーズシーンのどこにも嵌ってないのが痛すぎる。何かの内輪に入らないとやっていけない界隈か。
あと今日に限った話としては全体としてコントに厳しすぎた。

変えた箇所もあったが正直参考にならないと言わざるを得なかった。また同じ台本を他の場所でやる。

2024.4.8(月)

UNDER5 AWARD 2024
1回戦通過(動画審査)。
やったね。2分をやや超過していたので落ちてもやむなしだったが許されたくさい。
知り合いもかなり合格しているのでこれもまた嬉しい。

2回戦はCOOL JAPAN PARK SSホール。一昨年のM-1・2回戦以来。滅多に立てないので楽しみ。
今回はどういうお客さんが来てくれるのか全く見当がつかないがとにかくウケてみたい。

2回戦は「大人のための料理教室」(3分)の予定。オペレーターなしで行けるのが強い。

2024.4.13(土)

二足のわらじvol.106
ネタは「夏期講習」

5/13位
順位自体は微妙だがウケ量はまぁまぁあった。そもそも今日のお客さんが結構前のめりで観てもらえる感じでずっと温かかったので、早い出番順(3番手/13組)だとどうしても印象が薄れてしまうのは痛かったかもしれない。こればかりはくじ運。

2月のシアターワークスから構成は全く同じでフレーズを2個ほど変えてやってみた。変えた箇所は良かったし自分でもしっくりきたので一旦は今回のを採用する。
最後1分を捨ててオチに全ベットする構成だが、その割には爆発しきらなかったかもしれない。捨てる1分のフレーズを再考してジワジワクスクス笑ってもらえるくらいにまで持っていけるようにする。まぁ自由演技みたいなパートなので好きにやればいいとは思うが。

もとから今日の二足は「夏期講習」をやろうと決めていたが、偶然にもMCがガーベラガーデンさんだったのでウキウキしてこのネタをやれた。ライブ後かみうらさんにも褒めていただけたが、もしウケていなかったらどうなっていたことか。

「夏期講習」はバトルで常に強い感じではないが場所を選べば物凄くハマるポテンシャルは秘めてそうなので武器として持っておきたい。

2024.4.14(日)

口火vol.193
「出版社の謝罪会見」の3分

1位/9組
勝った。二足のわらじと口火に出続けてきたが楽屋A系列のバトルライブで初めて1位を獲った。両方とも一桁代の頃から出てたので古参すぎる。

しかし、1年かけて調整していざバトルに出したら2位以下と接戦になるから一人コントは相当厳しい。こんなことをよくやっていると思う。今日も無香ノ薫くんや栗尾さんがかなり出来が良かったので勝てたのは運の要素も大きいと思う。お二人も厳しいジャンルで上位で戦っているのだから本当に凄い。

追い風だったのは先週の口火よりコント勢が受け入れられていたこと。順位の上半分がコントの日だった。

もうやり倒したネタだが、今日も修正できそうな点を見つけたので早速書き直す。どこかで完成版を作りきってしまいたいがまだまだ成長の余地は残してそう。

これで5/3に入れ替え戦が決まった。5/4に大喜利天下一とわらリーマン、5/5がCONTest予選と相当タフなスケジュールがGWに完成した。無事駆け抜けられるか。

2024.4.15(月)

ブンブンライブ11
「大人のための料理教室」の3分

台本自体は口火でやったときから変更なく、間に挟むフレーズを何個か変更した。
変えた箇所についてはうまくいった部分もあったと思う。
ウケる以上にネタの状況を納得してもらうことを考えた。ネタ中の違和感は最初に披露したときと比べればだいぶ減っているような気もする。あとで見返して精査する。

しかし、今日はとにかく空気がどんよりしていた。なんとかしてお客さんを起こそうとして努力したがなかなか厳しい戦いだった。明後日のUNDER5もこんな感じだろうか。こういうときにドカドカウケてこそ、だ。

ここまで来たらこのネタを信じてUNDER5・2回戦に向かう。

2024.4.17(水)

UNDER5 AWARD 2024 2回戦(大阪3日目・1部)
「大人のための料理教室」の3分

R-1後からも何回もかけてきた一人コントでもう一度賞レースに挑んでみることにした。
3分尺は他にも選択肢はあるが、最近やっていて「大人のための料理教室」が初見の人に一番受け入れられやすいのを感じていた。バラシは強くないがそこからフレーズを展開でき、どこを切り取ってもある程度わかるボケを連打できるので、見る側の集中力がなくてもそこそこ笑える構成にはなっているはず。

エントリー費2000円のことをすっかり忘れててまぁ払えるやろと思ってたら所持金2000円ちょいでひっくり返りそうになった。本当に社会人の財布か?

会場のCOOL JAPAN PARK SSホールは一昨年のM-1で入った経験があるので楽屋の感じや舞台までの動線で焦ることはなかった。これがかなり大きくて本番まで落ち着いて過ごせた。

お客さん50人程度と決して多いわけではなかったが、客席の前3列がそこそこ詰まっていたのでスカスカという感じもしなかった。袖で控えているときに他の方の様子も見ていたが、めちゃくちゃ温かくもないがめちゃくちゃ重くもないと優劣をつけるにはちょうどいい環境だったと思う。

出番前にネタ練習すると時間が2分45秒ぐらいだったので「これは相当ゆっくりやっても全然大丈夫だな」と確認。今日は終始冷静で、本番前こそ緊張はあったがメンタルの状態はかなり良好だった。

ネタの出来自体はまぁまぁで、ウケに関してもアマチュアの社会人がアウェーの環境に放り込まれた割にはウケたと思う。
バラシの部分はいつもどれぐらいハマるか不安なところだが、今日はクスクスが全体的にあったので成功した部類かなぁと。
その後の決めに行くフレーズもある程度当てることができて悪くない感触だった。ただ冷蔵庫の件が最近全然ウケないので入れ替えようと思う。

最終的に気分良く終われた。結果はどちらに転ぶかわからないが、初めて見てもらう方にも通用できるかもという自信がちょっとはついた。経験値として非常に貴重だった。

2024.4.18(木)

UNDER5 AWARD 2024
2回戦通過。
ひと安心した。当落は半々からやや合格寄りの手応えだったので、いい方の結果が出て良かった。

3回戦は「出版社の謝罪会見」で行こうかなと思う。オペレーターの方を探さないといけないが、初見のお客さんに今一番見てほしいネタではあるので是非やってみたい。
幸いにも「出版社の謝罪会見」が4分でいい感じに強くなってきたので3分尺で負けてもそんなにショックではない状況になった。まだ奥の手を隠せている感じもちょうどいい。

希望は5/7(火)の遅い時間帯で出してみる。

2024.4.20(土)

高崎愉快一人コント試演会「二の次の三」
新作6本と改作2本の計8本

1本目「ビンゴ」3分【新作】

今年のR-1期間中に思いついて次の主催では絶対にやろうと決めていたネタ。
設定の面白さはあると思うが、あまり受け入れられてなかったような気はする。一つの試行としてバラシの部分にちょっとした工夫を入れてみたが、結果的にどうだったのか。
序盤の台本が良くなかったというよりは演じ方の問題というところが大きかったと思うのでもう一度演技を固め直す。

2本目「募金」4分【新作】

募金活動の設定はどこかでやろうと思っていて、いくつかバラシの方向性があったなか今回一つに絞ってやってみた。
フレーズにこだわってみたが、フレーズの巧さ以上にマンパワーで押し切らないといけないネタだった。そもそも困らされる役というのも自分にマッチしてないかもしれない。
台本の作り込み自体も甘かったので出来はそこまで良くなかったかも。
バトルライブにかけるまでには結構大変なテコ入れが必要になりそう。割と自信があったのでウケ量が案外だったので無念。

3本目「顔色を伺う」5分【新作】

主催でしかできない、趣向の違うネタ。この設定と見せ方を思いついたときは相当凄いぞこれ、とは正直思った。
フリに1分半かけてバラすがそこは伝わっていた。逆にそこからの展開が自身のフィジカルに追いついてなくてウケ切らなかったといった感想。
相当お笑いを見た上で楽しむ系なので出せるライブは限られるが、タイミングを見計らってまたやってみてもいいかもしれない。

4本目「待ち合わせ」4分【新作】

3月のペドラザさん主催のネタ見せ会でやったのを修正し、新作として上演。とはいえ変えたのはセリフの数ヶ所だけなのでほとんどネタ見せ会と同じ内容だった。
序盤のテンションの入り方などを少しマイルドにしてみたがどうだったのか。前回よりはまだ反応があったと思うが納得のいく演技ではない。
中盤の展開はまぁまぁだが、一番ウケたいところで外したので手痛い。
前にも書いたように「設定を納得させる」ところまで辿り着いてないので、ネタ書きの人に見てもらって意見をもらいたい。

5本目「発売初日」3分【新作】

これも主催でやりたい設定として思いついたが、バラシ以降の内容がそこまで強くなくて直前まで不安だった新作。
しかし、そこから割と良さげな件が何個か思いつき、前日のネタ練習でまた新しい言い回しを見つけたのでさらに追加。この最後に加えたところが当日は相当ウケてネタのクオリティをグンと上げたと思う。
今回卸した新作6本のうち一番ウケた。一番心配だったネタがイチウケなのは果たして良いことなのかは微妙な話だが、とりあえずは今後バトルで使えるネタ候補に加わった。

6本目「取り調べのカツ丼」3分【新作】

設定自体は擦られ倒されているが切り口は多分誰もやってないので、評価されに行くにはもってこいのネタ。
ウケ量もその他の反応もあったし、概ね直前までの予想通りだった。逆にこれ以上の伸び代もあまりなさそうなネタではあるので、3分で逃げ切れるぐらいにはしっかり固めたいところ。

7本目「夏期講習」3分

最近何回かやっているネタの3分バージョン、かつホワイトボードがないときにフリップで代用できるかを試してみた。
ウケ自体は悪くなかったが、やはりホワイトボードの迫力を知ってからフリップでやるとしょぼく映った。ボードを回転させる面白さを再確認。
全然他所でもできるができればホワイトボードは欲しい。

8本目「大人のための料理教室」4分

現状賞レースの主力ネタを固めにいった。セリフを何ヶ所か変更した。
変更した部分が好感触なので即採用。あともう結構やり慣れているので、短いスパンで次々繰り出す感じも堂々とこなせるようになった。
あとはオチ付近だけか?あそこの部分が意外とウケ切らない。

全体としてもっとウケ量が欲しかったが、ここが今のスタート地点として現状を見つめ直すいい機会になった。次の賞レースに向けて本格的に動き出した気分でスッキリしている。

2024.5.3(祝・金)

GakuyaB・口火入替バトルvol.12(前半の部)
「取り調べのカツ丼」の4分

12位/14組
この前の主催で初卸しした3分尺のネタを1分伸ばしてやった。他のライブにもかけていない2回目の一人コントで勝ち切れるとは思わなかったが想定以上に順位が低かった。

バラシが全然ダメで、観てもらった方から意見をまとめると「状況説明がちょっと飛びすぎてついていきづらい」とのことだった。バラシで設定の景色が変わるのが面白いと思ってあえて不親切にしているが、一人コントだと本当に伝わらないらしい。

途中の何ヶ所かは主催のときと同じぐらい反応があったので初卸しのときに得た感覚は間違ってなかったのかと。あとセリフを変えた部分もウケたのでこれは収穫。
ただ、ここのウケている数ヶ所の気持ちよさで今日このネタを選んだところはある。修正してもバラシでドンと来なかったらあっさりと捨てていいかもしれない。

根本的な話になるが怒鳴り声を出す役回りのコントが向いてない気もする。声質に合ってないかもなぁというぼんやりした感情がネタ中にも関わらず湧いてきたので結構重大な問題。

今日の反応を踏まえて修正したものを2、3回ライブでやって今後叩くかもう諦めるかを判断したい。

2024.5.4(祝・土)

第45回わらリーマン(2部)
「大人のための料理教室」の4分

いつかは、と思っていたわらリーマンに出演できた。大阪から上京した方、大喜利を通じて知り合った方が出演されているので、初めての自分でも空気感に入りやすかった。
あと、東京のアマチュアライブ全体に対する感想になるが、裏方さんのサポートが手厚くて安心する。こういうところも東京のライブシーンが広がっている理由なのかもしれない。

今日のネタ自体は大阪で何度もかけているが今日が一番ウケた。アンケートを見る限りライブ全体でも割と目立てたのでまず安心。
それでもウケが弱いところもちゃんとあり、何でも笑ってくれているわけでもないので修正点が見つかり収穫も多かった。調整すべきところが明確になったのでよりこのネタの完全体を目指す。いまの一番の課題はオチ付近。

あと練習中にマイムや言い回しを工夫できるところが見つかった。細かい修正の日々が続く。

東京のライブにもっと出たい。大阪よりウケるからという理由もあるが、ネタの修正点も明確になるので色々効率的だと思う。あと只々楽しいし。

2024.5.5(祝・日)

CONTest2024 予選4日目
「出版社の謝罪会見」の3分

2022年の初回大会からGWに毎年東京に乗り込んで挑んでいるアマチュアコントの賞レース。

Aブロック3位/20組で準決勝進出
めちゃくちゃ嬉しい。正直UNDER5の2回戦通過よりも嬉しいかもしれない。

とりあえず出番前後の感想をまとめておく。

前日に出番順が発表されてブロックトリなのを確認したときはかなりチャンスがあると思った。ここまで予選3日間の結果を見ると後半出番が準決勝に進んでいるところを見ていたのでいいところを引けたとワクワクした。

加えて、ここ2年予選敗退するなかでCONTestに観に来るお客さんの層の傾向をある程度掴めていた。個人的には今年のネタより昨年の方(「執刀医志願」の3分)が強いと思っていたが、「ネタが受け入れられるか?」の要素で考えると今年の方が良いのかなと思っていた。

当日。
参加組数に対して楽屋が小さいのもあって出番直前になってから会場に入ることになっている。着替え等の準備のバタバタ感は焦るが毎年のことなので慣れた。
着替えている間にモニターから舞台映像を見ている限り、そこまで温かいわけでもなくやや重いぐらいだった。ただウケている組は何組かいたので「あぁ、ここは準決勝かな」とはぼんやり思っていた。

出番。
バラシのところでそこまで反応がなかったのでムムッとなったが、次のセリフである程度反応があったので安心した。2個目のセリフで保険をかけられるようになったのも戦い方が上手くなった部分かと。
その後は確実にウケを取りたいところの反応はちゃんとあったような気がする。ただ、想定していたウケ方よりかは全体的にちょっとずつ弱かった。大阪からやってきた事前情報のない社会人が一人でやっているので、東京の大学生のお客さんにとっては見る際にベースとなる演者への安心感が足りないのだと思う。こればかりは仕方ない。

終わった後の感想は「ボーダーやや下」ぐらい。そもそも20分の3の倍率で相当厳しいとは覚悟していたし、楽屋モニターで観ていても3組ぐらいはいけてそうな組がいたので、そこと比較してどうだろう?ぐらいの感覚だった。

会場を後にして帰阪してから結果を確認。ギリギリ耐えていて流石に叫んだ。行けたんだ。

3位以下が本当に激戦だったらしく、本当にトリ出番が効いたように思う。かなり運に恵まれた戦いだった。

結果報告にかなり多くの反応をいただいた。有難い。有難すぎる。何かでお返ししないといけない。

準決勝は45組。上位10組が決勝、その下15組が敗者復活戦に進むので結構な割合で次の戦いに行ける可能性がある。激アツ。絶対に仕留めたい。

ネタ自体の修正も今回はほぼ要らないかなと思う。1箇所修正したセリフの言い回しを固めるぐらい。

2週間後は本当に頑張りたい。4分ネタの選択は少しだけ考えたい。

2024.5.7(火)

UNDER5 AWARD 2024 3回戦(大阪1日目・2部)
「大人のための料理教室」の3分

当初は「出版社の謝罪会見」をやる予定でいたが変更した。オペレーター探しが大変という理由もあるが、それ以上にネタと見る側の相性を考え直したときにベストな選択をしたかったからというのが大きい。CONTestの予選で披露したときにバラシであまり反応がなく、「無名でもネタを見てくれる客層」でもこの程度なら「大阪吉本所属の芸人さんを観にきたファンの方が大半を占める客層」ならバラシの時点でネタを見てもらえない気がした。バラシがハマるかハマらないかのギャンブルに出るぐらいなら、バラシは然程ほどでもその後の件でポイントを稼げそうな「大人のための料理教室」を登板させる方がマシだと思った。

仕事終わりで森ノ宮のSSホールに入った。Aブロックにいた國玄くんと軽く話した。國玄くんとは彼がNSCに入る前からの知り合いだが今では立派に大阪吉本の真ん中でやっていて凄い。

ネタの中身は2回戦から1ヶ所大きく入れ替えて、加えてもう1ヶ所フレーズを修正した。あとマイムを見直してより笑うポイントを明確にした。

楽屋のモニターを見ていると、やはり3回戦となると全然ウケてない組はなく厳しい戦いだなと再認識。そもそもアマチュアの社会人の一人コントはアウェー中のアウェーなので他より一層頑張らなければならない。

本番。
バラシの時点でまぁまぁ反応があったのでかなり安心した。とりあえず見てもらえる形にはなったのかと。
そのあとは満遍なくややウケをずっと取り続けた感じだった。狙ったところはウケたが、やはり知名度が原因かウケ切るところまでは届かない。この前のCONTest予選でも思ったが知名度不足でベースとなるウケが小さい。安心してネタを見てもらえる前に3分の制限時間が終わってしまう。

終わった後の感触はボーダーやや下ぐらい。合格してもいいかと思うが落ちてても納得なので複雑ではある。
Twitter(現・X)で終演後の感想を見ると複数の方から名前を挙げていただいた。初見の方に褒めていただけるのはめちゃくちゃ嬉しい。その感想が合格に直結していると信じていいのか?

結果は明日の深夜らしい。どうやって過ごそうか。2日目観に行こうかな?

2024.5.8(水)

UNDER5 AWARD 2024
3回戦敗退

まぁ厳しいよねぇ。
ウケ自体は悪くはなかったと思うが、倍率4倍強の中に入っていると言われたらそんなこともなかった。ウケ量自体は見劣りしていた感じではあった。

今回のUNDER5、ひょっこり紛れ込んだアマチュアの一人コントとしてはできることは全部できたように思う。知名度のハンデがあったうえで3回戦であれだけ反応があれば間違ったことはしてなかったのかと。自信になったということにしておく。

ひとまずは次のCONTest準決勝のことを考える。

2024.5.12(日)

1つ目のライブ
社会人芸人フリーエントリーライブWORKWARA-ワクワラ vol.2
「執刀医志願」の4分

CONTestの4分尺の候補を久しぶりにやってみた。
冒頭にマイムを追加して、ネタの最後に新しく追加したセリフとの整合性が取れるようにした。加えて過去にやったときにウケなかった部分のセリフを修正し、内容に変更はないが言い回しなどを変更した。

久しぶりにやるネタなので妙に緊張した。ネタ冒頭の動きがいつもと違うのでそこをトチらないように気をつけた。

修正箇所は概ね反応が良くなったので本番もこれで行こうと思う。
ネタの最後に新たに加えた件はそこまで反応が良くなかったが、花を添える程度のボケではあるので別に気にするほどではないのかなと。

後半の畳み掛けが毎回最後だけはウケるが途中がイマイチ反応が悪い。もっと文字数を減らして内容を聴かせる形にした方がいいのかもしれない。

これ以上CONTestの調整でライブにかけることはないと思うが、2年ほどやり込んでいる「執刀医志願」のネタとしてのゴールが見えてきたので東京の賞レースの大きいところで爆発させたい。

2つ目のライブ
緊急開催!復活!こんなお笑いライブは最高だ
「大人のための料理教室」の4分

CONTest用に叩き続けているネタを調整した。前回のわらリーマンで頂いたアドバイスを反映させて主に2ヶ所修正した。序盤のゴミ箱の件を外して新しいボケに変更した。

変更した件の感触はそこそこだったが、演じる役柄の方向性には合っていると思うので全体として見やすくはなったと思う。そのまま採用する。

オチ付近がなかなか固まらない。2パターンを使い分けているがどちらもしっくりこない。フレーズと表情の緩急で構成したネタだが、最後は表情以外の視覚情報を提示した方がいいのかもしれない。

最後まで悩むことにはなると思うがCONTestでベスト盤を出せれば。

2024.5.18(土)

CONTest2024準決勝
「大人のための料理教室」の4分

予選を突破できたのでまた東京へ。2週間前も来た下北沢。大阪の人間が来ていいペースではない。

出番順はAブロック3番手。事前に発表された段階で「流石に早すぎるねぇ」とは思ったが、3位通過のギリギリで勝ち残ったことを思えば贅沢は言えない。
予選と異なって良かったのはAブロックに社会人が集まったこと。ジョエルふじたさんや下町モルモットさん、今回初めてちゃんとご挨拶できたみんな銀河さんやメメント海さんなど。楽屋で東京の社会人お笑いの話や最近の大阪の話ができてリラックスできた。

ネタは「大人のための料理教室」を選択した。バラシのパンチ力には欠けるが4分まで展開させたときに一番後半に伸びそうという理由でやってみた。あと東京大阪と場所を問わずに一定のウケ量は得られている実績も考慮した。

本番。
直前の会場の感じを聞いているとそこそこ笑いを取っていたので雰囲気的にはまずまずなのかと思ってネタをスタート。
バラシの部分のクスクスはあったのでここから盛り上がるか、と思ったが案外だった。明確に外すところは少なかったが、普段の手応えから予想されるウケ量よりかは明らかに少なかった。
ボケの連打が流れている感じもあまりしなかったが、まだ客席の雰囲気が緊張している感じなのか、それともこちらのネタの方向性が求められている感じではなかったか。

ネタを終えたときの感想は「多分ダメそう」。
ただ、僕の後に出てきた組の感想を聞いても「重い」だったので結局何も分からないまま会場を後にした。

結果、準決勝敗退。敗者復活にも行けず。
Aブロックだけでいうと2組が飛び抜けて高くてその他で票を分け合ったので敗者復活で拾われた組が多かった。芸会ルールの特徴でもある。そこにも引っかからなかったので完敗。

反省点を挙げるとすれば、「大人のための料理教室」の感じが今の東京のアマチュアお笑い(特に学生お笑い)にハマりづらかったような気がする。一人でほぼ道具も使わず言葉の言い回しや演技で戦おうとしたが、なりふり構わず道具とか音響とかで印象づけ、分かりやすいキャラクターも載せるなどで面白いポイントを早めに出力をMAXにして提示する必要があったのかもしれない。ここら辺は東京のライブシーンに疎いので情報戦で負けたのだと思う。

あと単純な話で、CONTestをピンが勝ち抜くのは相当厳しいなとも思う。見方とかテンポとかがコンビに比べて時間をかけないといけないのでピンはあまり深いところまで行けない。

とりあえず今年のCONTestは終了。もっと頑張れると思っていたが、まだまだ甘い部分が発見できたので意義深い大会だったと思う。
「大人のための料理教室」は他の場所ならもっとウケる自信と実績はあるので続けていきたい。

2024.5.19(日)

シアターワークスvol.4
「ビンゴ」の3分

東京から帰ってすぐにライブ。勤め人が体を休める土日に一体何をやっているんだ、と思ったら負けなのでヘラヘラしながら会場に向かう。

二の次の三で卸した「ビンゴ」をもう一回試すことにした。二の次の三のときは「個人的には良いネタ」と思って披露したがウケ量があんまりだった。
初卸しから台本の修正もしたが、それ以上に演技の熱量や言い方を再考して反応が変わるかを窺ってみた。

ネタの入りの感じはまずまずで、途中の件もウケるところはウケた。ただ、ライブ全体のイチウケというわけでもなかったのでまだまだ改善できる余地はある気がする。展開の広げ方もいろいろとありそう。

ネタの途中で何回も入る固定のフレーズのテンションを微調整しながら言い続けてみたらしっくりくるボリュームと声色が見つかったと思う。あとは、リフレインさせるそのフレーズの後にある聴かせどころをどう立たせるかが重要になる。

ライブ自体がアングラ的なお笑いを求める雰囲気になったのもあり、正直今日のウケをどれだけまともに受け止めればいいかは判断が難しい。違う場所でかけて反応の違いからネタを再構成してもいいかと思う。

2024.5.25(土)

二足のわらじvol.110
集客なしで出演できず(失格)

全日本アマチュア芸人No.1決定戦2024(全アマ2024)の動画審査に応募した。
投稿した動画は4月の口火でやった「出版社の謝罪会見」にした。「にした」と書いたもののまともにウケている3分ネタの動画がこれしかなかったので元から選択肢はなかったが。
今やっている一人コントのなかではまだ絵面の変化が多い方なので動画には適している方だが果たして。

2024.5.29(水)

ブンブンライブ12
「取り調べのカツ丼」の4分

B・口火入れ替え戦でやって以来。あのときはとにかく導入でお客さんを置いてけぼりにしてしまったので、フリを丁寧にしてイメージしやすく+演者のテンションを分かってもらいやすくなるよう修正した。

導入は良くなってバラシのウケ方もまぁまぁだったが、そこからのウケ方が芳しくなかった。「導入は良くなくても個々のボケが良いから」という理由でやっていたネタだったがボケ自体もそんなに面白くないのかもしれない。

前にも書いたが、自分の声質的に怒鳴るネタが向いていないと思った。前回も発声で違和感を覚えていたが今日もまたネタ中に同じ感想を抱いた。

あと、本当に申し訳ないことだが今日はあまり上手にネタを進行できなかった。妙にフワついていてどっしりと演じられなかった気がする。東京のライブから帰ってきてからあまりネタに集中できていないかもしれない。改めて今できる自分なりの活動を見つめ直す。

「取り調べのカツ丼」は修正してまたやってもいいが、正直ここで捨てていいと思っている。少なくともバトルではやらない。

2024.6.3(月)

こんなお笑いライブは最高だ
「出版社の謝罪会見」の4分

部分的にセリフを修正。

流石に大阪でこのネタをやりすぎているのでかなりバレている感じはした。仕方ないがこのネタを全アマで出すためにはどこかで調整したかった。

絵本のギミックの2発目がこのネタのピークになるぐらいにかなりウケることが確認できて良かった。逆にその後の伏線回収的なボケが不発だったので、もう伏線回収みたいな小賢しい手段を取らずにピークのウケのところで終わらせてもいいかと思った。

中盤のセリフが固まらず入れ替えまくっているところが今日も今ひとつだった。全アマで勝負するネタにするにはここら辺が強くならないと戦えない。まだ宿題として保留。

「出版社の謝罪会見」を大阪でやる場所はほとんど残ってないが出せる舞台があれば修正してやりたい。目標はこのネタを全アマの決勝1本目に出すこと。

2024.6.8(土)

二足のわらじvol.111
「大人のための料理教室」の4分

同率3位/13組
最近やっている台本でほぼ変えず、オチだけ新しいフレーズを試してみた。
「大人のための料理教室」が自分のなかで鮮度が落ちてきている、前日に自分のネタ動画を見返して死ぬほどつまらなかった、などがありいろいろとモチベーションが終わっていた。そのなかでベストパフォーマンスを出そうと思ったがあまり上手く演じきれなかった。情けない。

出番が終わってから聞いた意見だと「セリフが走っていた」そうで、確かに自分でも一部のフレーズが聞き取りづらい感じにはなったかもなとは思っていた。ネタ中のセリフ回しに飽きてしまっているかもしれない。

新しく入れ替えたオチ前の部分は今日もしっくりこなかった。フィニッシュのところになるが全く盛り上がらないのでいつも印象を悪くして終わっている。大きい賞レース前までに固まるか微妙な感じになってきた。

ウケ量の割に順位が高かったので変な気分だった。あまりに手応えがなかったので、出番が終わったあとの楽屋で「自分がやるような一人コントはやる意味のない演芸だ」と周りに悪態をついていたらその方より上だったので最悪だった。もう信用されないよアンタは。

ライブ終了後、ハカタさんと「ネタを叩くのに疲れているならとにかく新ネタをやるべきだ」ということになったのでしばらくは新ネタ作りに力を入れる。飽きている作業に集中する義務はそもそもない。

「大人のための料理教室」はしばらく封印。弱い件を入れ替えられそうなら修正するが果たしてこれ以上強くなるのか。

2024.6.14(金)

21時のピンスフロアVOL.7
コントではなく一言ネタをやった。

「普段と違うフルスイングのピンネタ」というコンセプトのライブということで、去年の単独の映像で流したネタを読み物ネタとして披露した。

もともと2年ぐらい前にちょっとだけ一言ネタをやろうとしていた時期があって、それ以来久しぶりにやってみたい気持ちはあったので丁度良かった。好き勝手、言いたい放題できる形式ではあるのである種のデトックス効果はあると思う。

ゆっくりと単語ひとつひとつを置いていくような話し方なので、普段やるようなコントより言葉には気を遣ったし、普段やるようなコントが如何に情報量が多いかも痛感した。リズムとテンポのチューニングができたような気分。

普通に一言ネタは好きなのでストックは作って機会を覗って人前に出してみたい。

2024.6.15(土)

口火vol.213
「発売初日」の3分

同率3位/11組
4月の主催で一番手応えのあったネタを久しぶりにやった。やる機会は何度もあったが、「発売初日」を7月のブンブンチャンプの予選でやりたくてネタバレ対策でかけられる舞台を探していたら2ヶ月弱ほど期間が空いてしまった。練習したら当時の感覚が全くなくてめちゃくちゃ詰まったりしたので焦った。

台本は初卸しから変更してバトル仕様に改造した。1個のセリフの繰り返しを入れて単純な大喜利連打だけにはならないようにした。あとはワードの立たせ方や節回しを微調整した。

全体的には重かった日のなかでウケ的には悪くなかったが、わかりやすく1位というほど断トツでウケてもなかったので妥当な結果ではあった。しかし他の方のウケ方を見た上での順位予想とは結構違ったので判断が難しい。全てを真に受ける必要はないかと思った。

「大人のための料理教室」や「出版社の謝罪会見」に比べたら全然慣れていないのでネタが若干走っているなと途中で思った。これは繰り返すしかないと思うので練習や舞台で数をこなしていきたい。

ネタ終わりにMCのボニーボニーさんに感想を伺うと、ネタ内で起きている状況についての理由づけがないのが気になるかも、ということだった。これは今回台本を修正するにあたって削った部分で「3分なら説明なしでも突っ走れるか?」と思って省略したが疑問に感じる人は当然いると思う。3分に収まるように件を追加する。

あと3分から4分に伸ばしたときの展開も考えなければいけない。一応案はあるが丁度いい飛躍の仕方が思いついてないのでこれはしばらく宿題。

今日の結果がそのまま別のバトルに直結するとは思わないが、とはいえ今日の感じで「発売初日」をブンブンチャンプでやっても安定して決勝に行ける気がしない。あと1ヶ月ぐらいで3分尺を充実させていく。

2024.6.17(月)

ミナヅキネタライブ2024
「発売初日」の3分

3ヶ月ぶりぐらいに日本橋UPsのネタライブに出させてもらった。「発売初日」をブンブンチャンプの予選に出すためになるべくネタバレしないライブを選んでいるが、UPsだとブンブンと見る層はまぁ被らないだろうと判断してやってみた。

日本橋駅からUPsまではそこそこ距離はあるが、これまでも大喜利ライブがあるたびにに通ってきたので流石に歩き慣れて何も思わなくなった。オタロードの両サイドで並び立つメイド姿の人たちの目の前を力強く歩き去っていくのは爽快感すらある。

2日前に口火でかけた台本から1/3ぐらい修正した。この前指摘があったのが「ネタ中で起きている状況の理由づけ」だが、これを説明できる件を作り中盤であまり反応のなかった部分と入れ替えた。変更したことで手数は減ったが、ネタ全体を通じて「掛け言葉を連発して上手いことを言う」というテーマが強調されたのでいい感じにまとまったと思う。闇雲に細かいウケを狙わずに一発大きいのを取りに行くと腹が括れるようになったのは成長したところか。

やってみた結果、そこまで感触は悪くなかった。UPsのライブ自体がアマチュアの自分にとって必ずしもホームの環境ではないに思っているが、その割にはお客さん全体から笑い声があったような気がする。特に男性の笑い声があったのは自信になった。これなら自分が普段出るライブでも通用する。

変更した件もそこそこ反応があったので今後も採用する。台本に起こさずに当日の練習中にセリフを試行錯誤して作ったにしては綺麗な節回しになったのは良かった。

今日もセリフで詰まった部分があったので、今後はもっと練習量を増やすことが必要かなと思った。あとは台本をどこまで詰めれるかの勝負になる。できるならネタバレしないところで1回ライブにかけてみたい。

2024.6.20(木)

全アマ2024
動画審査敗退

結構目標としていた大会を動画審査の段階で落とされてしまった。エントリー総数が700組を超えていた時点である程度覚悟はしていたが、その場のウケがあるわけでもなく何をどう評価されてこうなったのか分からないから反省しようもない。

分かりやすく改善するべき点があるとすれば動画審査用の動画は音質、画質、実際にネタをやったときに流したBGMの音量と声量のバランスの調整ぐらい。改めて見直したら酷かった。通るわけがない。
しかしながら準決勝という実際の舞台に立つために動画用の対策をするって一体なんなんだ、という気持ちはなくもない。まぁ通っている方々は対策を練ってはいるだろうから、やってなかったこちらの怠惰で終わる話である。

とりあえず7月から8月の大きな目標がなくなったので新ネタを作るシーズンにしたい。最終目標は年末年始にあるからそこに照準を合わせた活動はブレないようにする。あとブンブンチャンプも頑張る。

負けていろいろ遠のきましたわね。

2024.6.24(月)

R-1グランプリ2024の開催が発表された。
例年になく超早い時期に開催発表されてざわついていた。開催を発表してウケるのだからR-1という大会も凄い大会だと思う。

これでとりあえずこの日記も一つの目標に向かっていくなかでの記録として意味が生まれた。只々メモとして書き殴るだけではなくなったから言葉に気をつけて今後も続けていく。

現状、勝ち抜ける2分ネタは1本もできていない。3分ネタにはできても1分の詰め方が全然わからない。今後のライブで何とかして作るしかない。

少なくとも年末年始の楽しみはできたと思うので残りの時間を駆け抜けるつもり。

2024.6.25(火)

ネタ見せ会
(あさりスウェットさん主催)

7月のブンブンライブに出演されるあさりさんが緊急でネタ見せ会を主催されていたので、ネタの調整と新作候補のネタを試させてもらった。

「発売初日」の3分
この前のライブから台本を修正し、ネタの縦軸を強化してやってみた。

バラシはそこそこだったが、それ以降はウケる件とウケない件で両極端だった。新しく追加したところも案外な反応だった。まだセリフが安定していなかったところもあると思うが、それでも「うーん」と思わざるを得なかった。

前から課題だった「ネタ中で起きている状況の理由づけ」が今回も指摘があり困った。一応触れただけでは納得されないようなのでしっかりと一個の件にするぐらいに説明しないといけないかもしれない。

序盤の件で毎回苦戦していたセリフがあるが、そこについてもらえた意見をもとに新しく強いフレーズを捻り出すことができた。こういうことができるからネタ見せ会は大変有難い。

「発売初日」をブンブンチャンプの予選に出そうとしているが全然調整が足りていない。予選の3分で一番強いのはどのネタかを思案する日々になりそう。

新作候補の「ATM」
今後のライブでやるネタの弾数を増やすために一度試してみた。

割とウケた。なんなら「発売初日」よりも反応があった。
ワードの繰り返しをブリッジにして進行させるというシステムが受け入れられてもらったので安心した。ライブでもちゃんとウケる見通しもついたと思う。

セリフが全然頭に入ってない、マイムが固まってないなど課題はあるが、とりあえずライブに出せる最低ラインはクリアしているネタと判断して7月のライブでやってみたい。

2024.7.2(火)

こんなお笑いは最高だ
「発売初日」の4分

ブンブンチャンプのネタバレ対策で、本来は7月のライブで「発売初日」をやるつもりはなかったが、3分尺を完成させることが出来なさそうで予選に出す見込みがなくなったのでやることにした。将来的にどこまで強くできるネタなのかを測る意味もあった。

ずっと課題にしている「ネタの状況の理由づけ」を押さえるため、強引に理屈をつけてボケどころを作った。セリフ作りが甘い感じはするがロジックが通るかを確かめたかった。
加えて、以前のネタ見せ会で捻り出した序盤のフレーズも新たに入れ替えて反応を見た。

バラシもそこそこ反応があって、新しく追加した箇所も悪くない感じだった。4分尺なら採用してもいい感じだった。
ただ以前からある件の反応が悪く、まだ全体的にセリフの精度が良くないとも思った。途中ちょっとだけ言い回しを変えたところが前よりウケず焦った。これは元に戻す。

まだ演技が安定しない。練習量と実戦が足りていないところなので頑張らないといけないが、正直「賞レースで戦えるようなレベルにするようなネタなのか?」という疑義も自分の中で生じているので難しい。人前に出すレベルにするのは当然として、バトル用に磨いて磨いてギリギリの調整を行うぐらいフルベットするネタでもない気もする。新ネタをガンガン作ってガンガン練習する方がいいのか?

どちらにせよ「発売初日」は4分ぐらいの方が展開させやすいと思うので修正案は出そうかと思う。バトルや賞レースは他のネタに託したいかも。

2024.7.3(水)

ブンブンライブ13
「ビンゴ」の4分

前回5月のシアターワークスでやった台本をほぼ変えず、一部演技などを変えてやってみた。多少ゆっくりにしたことで3分半から3分45秒ぐらいになった。

バカほど滑った。それはもうバカほど。

最初の設定バラシのところの雰囲気は悪くなかったが、そこからセリフとボケを提示するところが
全然ハマらなかった。何も良いところがなかった。駄目にも程がある。
多分今日のネタを見て呆れた演者の方もいただろうと思う。口も利いてくれないだろう。

ライブ終わりにアドバイスをもらったところ、最初の設定のポジションから展開させていくところで人物のキャラクターがブレていったのが大きい間違いだったらしい。確かにそうだなと腑に落ちた。これまでの工夫は全部無駄だったということ。

設定は悪くなかったそうなので「入り口は同じにして全く違う展開にして別ネタを作る」という方針になった。次の8月の主催でやってみようと思う。入り口が同じネタを別ネタとしてやってみるのも試みとして面白いかなと思った。

しかしまぁ、「ビンゴ」然り「取り調べのカツ丼」然り「発売初日」然り、4月の二の次の三ではこれはと思ったネタが全く上手くいかない。根本的に間違えているところがあるような気がする。「面白い一人コントができるようになった」と勝手に思い上がっていたようだ。お前はまだカス。

当面は8月の主催でやるネタを作りまくる。パターンはいろいろと変えていきたい。自分自身の変化を欲している。

2024.7.15(祝・月)

シアターワークスvol.5
「発売初日」の3分

ブンブンチャンプ前に調整したいところだが、今日の共演者の方に大会出場者が何人かいたので断念。いま一番バトルで使えるか判断したいネタである「発売初日」をやってみたい。

ネタ中の役回りについては慣れてきたものの、焦っている人の演技のところでセリフが安定しないのがずっと課題として残っている。今日も怪しい部分がかなりあった。もっとどっしりと椅子に座ってやるようなネタの方が向いているかもしれない。

結論としてバトルで使えるかどうかについてだが、正直今日も判断がつかなかった。めちゃくちゃウケるネタになる雰囲気もあるけど全然ダメになる空気もしている。全件ややウケなので上手くセリフ作りができれば良くなるのかもしれないが自信はない。

「発売初日」を今後どうするかはブンブンチャンプ後に考えるが果たして賞レースで戦えるまでになるのか。

2024.7.21(日)

ブンブンチャンプ2024
予選敗退
ネタは「血の繋がりのない親子」の3分

中岡フェニックスさん主催のアマチュアフリー限定の賞レース。今年で6回目の開催(2020はWeb開催)で毎回参加させてもらっている。ユニットで参加したときもあるが基本的にピンで挑戦することにこだわっている。
ブンブンチャンプは大阪のみならず東京や東海から参加される方も多いので多種多様なネタが一堂に会するので面白い。ネタのタイプの有利不利が少ない凄い賞レース。

会場となる大阪市立中央会館は学校の講堂をイメージさせるような会場で、アマチュアが立てる舞台の広さとしては大阪では上位に入る。お笑いに特化した会場ではもちろんないので少々クセがあり、普段出させてもらうような楽屋Aや舞台袖と同じ感覚でネタをすると痛い目に遭う。
さらに、客席側の照明を付けっ放しで行う予選では表情が見えにくいので小細工が効きにくく、台本や台詞がしっかりしていないと勝ち抜けない。逆に言えばここを勝ち抜けば実力があるということであり自信になる。昨年決勝に行けたことがその後のモチベーション向上にも繋がった。アマチュアの大会で最も気合いが入る。

今年は予選3分のネタをどうするかに苦慮した。候補はいくつかあったがどれもしっくりこなかった。
そもそもは4月の主催で卸した「ビンゴ」か「発売初日」を仕上げて予選に持って行こうとしていたが、主催以降のライブで手応えがあまりにも薄く勝負にならないと判断して断念。
UNDER5でお世話になった「大人のための料理教室」の3分をやることも考えたが、アマチュアの大会で多いアイデア一点勝負で攻めてくるネタに比べてバラシが弱いのが難点。45組中上位10組という狭き門に入れるかという不安を払拭できず。
一言ネタの選択肢もあったが、全ボケ全ヒットの戦いは相当難しい。

6月のネタ見せ会終わりの帰り道、ペドラザさん(絶景百選で出場されていた)と予選でやるネタの話をしていたら、「ブンブンライブでやっていたあのネタとかどうです?」という意見をいただき「血の繋がりのない親子」が予選ネタに急浮上してきた。確かにバラシが強く、ウケを取りに行けるフレーズもあり、3分にも編集しやすい。考えれば考えるほど予選向けのネタに感じた。

懸念も当然あった。テーマがやや重いために審査員(自分のブロック以外の出場者)の全員に受け入れられるか怪しかった。あと、特に強いのがバラシとオチ前しかないので中盤の件で明確にウケ量が落ちるのもバトルで弱点だと思った。
そこでブンブン予選用に台本を修正することにした。バラシの強さはそのまま残し、オチ前の強い件をさらにフレーズを精査した。セリフ4つ全部で大ウケか拍手笑いを取れることを目指した。途中も台本を修正したが、ウケ量を稼ぐというよりかは最後の笑いどころに向かって矛盾なく進行させる方針とした。「2分30秒をフリに使って残り30秒で爆発させる」というイメージ。

当日。
審査があるのでAブロックを全部見た。ブンブンチャンプは例年会場が重い傾向があるのだが、それと比べると全体的にまあまあ温かかった。一方で飛び抜けてウケている組もいない感じだった。

そして自分の出るBブロック。
自分の出番順はブロックのちょうど真ん中で、前後には東京でバリバリ活躍されているカタヤイネンさんやインパクトの強いアルカリ御膳さんがいた。さらに前には絶景百選さんもいた。
カタヤイネンさんが流石のウケで、その2組後で自分のネタだった。
バラシはそこそこの反応で、その後に置いていたフレーズである程度のウケ量があったのでひと安心。中盤は反応が怪しい箇所もあった一応ネタを見てもらう態勢にはなったところでオチ前に突入。用意していた4フレーズのうち3つはちゃんとウケて、最後はネタ中で一番ウケる形で終わり。

ネタ終わりの手応えはかなり良かったので予選通過したかと思っていたが、その後にいろんな方に聞いてみると「ボーダーぐらいでは?」と指摘を受けて我に返った。確かに中盤のウケ量は明らかに少なかった。それとBブロックが全体的にレベルが高く、前後だった絶景百選さん、カタヤイネンさん、アルカリ御膳さんと比較されてどうなるかは不明だった。あと同じく一人コントでウケていたしろやまさんとも比較されそうではあった。

結果、予選敗退。あかんかぁ。

改めて考えた結果、ネタ内で絶えず中パンチを繰り出せるネタの方が良かったかもしれない。最後に爆発させることはできても途中ダレたところで票を入れない人を何人か作ってしまったかもしれない。ということはネタ選びの時点で作戦負けだったということになる。
あと、こういうバトルでは、シリアスな入りのネタは常にポップでバカできるネタに勝てないことを痛感した。会場全体が明るいこともあって観る側をより集中させることもできてなかった。
ただ一番大きいのは自分の技術不足。セリフが早くなるところで聞き取りにくくなるのは多くの方から指摘されていて今回も注意していたが克服できていなかった。狙った笑いどころ以外でのセリフ回しが雑になる悪癖は認識していても治らない。

今年のブンブンチャンプもピンが決勝に多く残るという例年通りの独特な結果になった。

決勝を観覧した。優勝したのはこさんとは普段からライブで一緒になってネタの話もしていたので嬉しかった。
一人コントも強い方が多かった。関西で活動する石橋わたるさんやバス回数券さんも凄いネタをしていて、今後バトルや賞レースで当たる機会が増えると考えると恐ろしかった。

これで今年はCONTestも全アマもブンブンチャンプも終了してどれも優勝できなかった。優勝するといいつつ無冠。特にCONTest準決勝敗退からの尻すぼみ感がえげつなかった。恥晒し日記の完成。

賞レースにはここ1年ぐらいで作ったネタを持って行った。ハマるときもあったが予想よりハマらないときが多かったように思う。
大きいバトルだと初見のお客さんや演者さんが多く、そうした状況で反応が落ちるということは、自分がやりたい方向性と客観的な自分の見られ方に差があるのでは。見た目や声質の特徴、さらに学生が大半を占めるなかでの社会人の立ち位置など要素は多いが、それらのちょっとしたズレが積もりに積もってウケづらくなっている可能性がある。

あと自分が得意なスタイルに全振りしていいと思った。セリフ数を減らして一個一個の密度を高め、その間を表情やマイムで埋めるような一人コントを作ってみたい。無理に早口言葉みたいなセリフ回しをやって損をする義務はない。

戦う機会はこれでしばらくないので8月の主催に向けて新作を書き続ける。2年ぐらい同じスタイルでやってきたので一度壊してみる時期に差しかかっているのかもしれない。

2024.8.6(火)

ネタ見せ会
(中岡フェニックスさん主催)

8月の「二の次の四」でやる新作候補の「却下!」を試した

あまりウケ量を気にしているわけではなかったが、それ抜きにしても手応えがなかった。見せ方の問題で「設定の中の誰の視点に立つか」という根本のところから変えないといけない。

そもそも設定の時点で無理が生じているとも思えるのでネタの発想自体がダメなのかもしれない。次の主催でやるかどうかから再考する。

2024.8.10(土)

大阪開催!みんなのペチカvol.3(1部)
「ビンゴ」の3分

毎年恒例のペチカさんの大阪出張ライブに今年も出させてもらった。東京のライブの雰囲気そのままでやっていただけるのでテンションが上がる。今年は年末まで東京に行く予定が無いのでみんなのペチカは今年ラストになる。

やり続けてはいるものの全然しっくりこない「ビンゴ」を大テコ入れしてやってみた。役回りを完全にボケの人で嫌な奴として振る舞うことでネタの不条理さと整合性をとろうという意図がある。正直この前頂いたアドバイスからは真逆の方向に変えることになったが。

当初の予定ではトリ出番だったが色々事情があってトリ前になった。いつかはトリ出番で出られるよう積み重ねていきたい。

ネタは信じられないほど無反応だった。ウケてないというか観てもらえてなかった。

結構序盤からフワフワしていてセリフが全然上手く繰り出せなかった。このところずっと気になっている「出番前まで緊張しないどころか緊張感すらない問題」が如実に悪く作用している。舞台上で上手くできなくても何故か堂々としてしまっている。何かを諦めてしまっているような感覚にも似ている。今後も付き纏ってきそうで厄介だ。

「ビンゴ」はやっぱりダメなのかもしれない。一応次の主催でR-1を見据えて2分版をやってみるが、そこでも手応えがなければ見切ろうと思う。2分ネタ作りのトンネルの出口が遠すぎる。

個人の話はここまでとして、もっと今日のライブを盛り上げたかった気持ちの方が強い。1部は11時半開演で早いとはいえお客さんが少なかった。東京から大阪にまでライブを企画してくださっているのに集客に貢献できてない。
2部と3部を観覧したが観覧の数も比較的多かった。東京の方々や普段関西で一緒になる社会人お笑いの方々が楽しそうにワイワイしているのを見ていると、「自分はこの輪の中に入れるほどの人か?」と気分の悪い自問自答をしてしまう。

今回のネタも含めて、どういう活動の仕方でやっていけばR-1向けのネタが仕上がるかを再考していく。このままの環境ではおそらく1回戦落ちだろう。

2024.8.13(火)

ネタ見せ会
(ペドラザさん主催)

8月の「二の次の四」で披露する新作候補「Cancel」を試した。

「Cancel」は強いキャラでやるコントではないが、システムっぽい見せ方が自分好み。なんとか立派なネタに仕上げていきたいと思っている。

辿々しいところはあったが概ねやりたいことは伝わったし、自信のあった最後の件で一番大きい笑い声をもらえたので安心した。主催までにはやりきれるようにしたい。

2024.8.24(土)

高崎愉快一人コント試演会「二の次の四」
新作5本と改作2本の計7本

1本目「広辞苑」4分【新作】

8月上旬のネタ見せ会でやった「却下!」をベースに、見せ方を大幅に変更して披露した。
元々は連続して単語を出すところを笑いどころにしようとしたが難しかったので、ここをリズムと雰囲気を作るパートにして後に続くワードの切れ味で勝負する形にした。
役回りのスタンスが真逆になった影響もあると思うが、序盤からキャラと設定が受け入れられたみたいで結構ウケた。ワードで狙うところで伝わるかどうか不安だったところも反応があったので良かった。ワードを修正すれば楽屋Aのバトルでそこそこ戦えるネタになる気がした。

2本目「出産のTEL」3分【新作】

実質的なボケはバラシ1個で、雰囲気と演技でどこまで持っていけるかを考えて作ったネタ。
バラシはそこそこで、そこからのウケ量はひと息といったところだったがもっと伸びる感触はあった。まだセリフで理解してもらおうという意識が残っていたが、もっと表情や動きで惹きつける方に振り切った方が良かったかもしれない。
今後の寄席やバトルでやる機会があるかは微妙なネタだが、余白を意図的に作る演技中心の一人コントは今後一つの軸になると思うので頭の片隅に置いておく。

3本目「ガールズアイドルプロデューサーUJ」5分【新作】

最初からキャラに入ってバラシがある、恐らく自分にとって一番得意な形のコント。そういうこともあったのか、キャラも拒絶されることもなくバラシもそこそこ反応があったので平均的によくウケた。多分2回目もどこかでやる。
件の当たり外れは当然あったが修正しやすい構造なので入れ替えは可能。あと自分がこの手のアイドルオーディションに詳しくないのに作ってしまったのでこの界隈の知識とかあるあるとかを集めてネタに反映させたい。

4本目「観覧車」5分

本当は新作をやる予定だったが、音響が6ヶ所入るネタで音響操作が大変だろうなと思って断念。一応音源は作っているのでまたどこかで出す。
2年前に作ってから割と台本修正を重ねたのに2回しかやってない「観覧車」を急遽やることにした。およそ1年ぶりに台本を見たらちゃんとセリフ作りを頑張っていて偉いなと思った。現状が顔とか動きとかで何とかしようとしている気がした。考え直した方がいいかもしれない。
以前にやった2回より動きは良くなった。一方、前までウケていたセリフの部分で反応がなかったりしたので難しいなと思った。
「観覧車」は頑張って4分にしようと思えばできるが、そこまでしてバトル用に短くしたところで戦えるのか?と思う。ゆとりのある雰囲気でやれる方が面白く見える設定ではある。寄席用?

5本目「ATM」5分【新作】

6月のネタ見せ会で試したものを件を入れ替えたり細かく修正したりで披露した。
絶対にここでウケてほしい、というところできっちり反応があったのでネタのシステムは成立していることは確認できた。
「この設定なら1人より2人の方がいいのでは?」という疑念が残っている設定で、そこら辺を解消できるようなマイムや見せ方を考え直す必要はあるかと思った。逆に台本的に大きくテコ入れすることはなさそう。強いていえば無理矢理捻り出したオチぐらい。

6本目「ビンゴ」2分

ずっとやり続けている「ビンゴ」がR-1予選の2分で戦えるネタなのか、最終ジャッジを下すためにやった。先日のペチカの台本から2分に縮めた。
うーん…。確かにペチカよりはウケたし、やり続けているだけあってちょうどいい感じで慣れてきたのがいい方に作用したとは思うが…。果たして2回戦を突破できると確信を持って本番に持っていけるかといえばNO。1回戦ならなんとか通りそうだがそれでも危ないぐらい。
次の2分ネタ作りを頑張らないと。

7本目「Cancel」5分【新作】

8月のネタ見せ会で試したネタ。部分的に修正して卸した。
序盤の反応が薄くてムムッとなったが、後半に行くにつれてシステムの理解が追いついてウケ始めた。この前もウケたオチ前が今日もよくウケたので多分どこでも通用すると思う。
あるあるをシステムで出すところは様々にパターンが考えられるのでこれから磨いていく必要がある。「大人のための料理教室」ぐらい手がかかりそうなので辛抱強く修正していく。

「二の次の三」よりは手応えのあるウケが多かったと思う。5分尺のネタが多かったので、このうち何本かは4分にしてバトルにもっていくつもり。前回のようにブラッシュアップしたつもりで全然戦えないみたいな事態は避けたいところ。

2024.8.28(水)

ブンブンライブ14
「Cancel」の4分

4日前の主催のネタを早速試してみた。バトル用の4分にするにあたってフリを短くし、早い段階で笑いどころがくるようにワンポイント置いた。途中の件も4分仕様にしてコンパクトにし、大喜利要素のあるところは別のパターンを試した。

当日の練習中に変えた方が面白くなるかもと思って2箇所ほどボケを変えた。こういう形で当日思いついた件は大抵失敗するが、一応台詞はスラスラと口に出すことはできた。

ライブ全体が重い日で、その流れのまま自分のときも重いままだったが、それでもポイントごとにウケる部分は何個かあった。特に前回からの変更箇所、当日変えた箇所も反応があったので収穫はあったと思う。

マイムやネタの入りのスタンスはもっときちんと固めた方が良さそう。こちらがフワついているせいで見づらくなっていた雰囲気を感じたので練習で確認していく。

変なウケ方だったというか、笑い声の返りは少なかったのに後半はちゃんとウケた部分が多かった。最初の段階でネタを見るのをやめられていたらここまで後半で反応はなかっただろうが、それにしても序盤は怖いぐらい無音だった。今日の環境が笑い声を発しづらい環境になっていたかもしれない。

ライブ後のアンケートで「意味不明だけど面白かった」と書かれていた。「意味不明」の部分を受け止めるべきか「面白かった」の部分を喜ぶべきかはかなり難しいが、「そんなにロジック分からないネタ???」とは思ってしまった。とはいえ最終的にR-1で相手するお客さんはそれほどちゃんと細部を見る方は少ないはずなので、勝負ネタはもっとわかりやすくもっと大味でないといけないと思う。少なくとも今日のネタはR-1の2分用にはしない(というかできない)。

「Cancel」は全然戦えるネタだと思っているのでこれからも続けていくが、これから細かいテコ入れが何個も必要になりそう。意地でも完成させたい。

2024.9.1(日)

口火vol.243
新作「出席番号」の3分

8位/11組
思うところはいろいろある。

まず、今日のネタ選びについてはいろいろ考えた。3分ネタの手持ちが少なく、ありネタの「夏期講習」でもいいかと思ったがネタの傾向がお笑いをよく見ている人に刺さりやすいタイプだった。メンバーの組み合わせを考えるとそこまでお笑いライブを見慣れていない方がお客さんに多そうな予感がしたので「夏期講習」を外した。
あと新作で今年のR-1にもっていけそうなネタがあり、台本に書き起こすまでやっていたが、これもウケるかどうか博打の要素があったので却下。
「出席番号」はアイデア自体は前から持っていたがようやくコントとして成立できそうになったので口火に出すことにした。ツッコミ側の立ち回りになるので大外しはないだろうと踏んだ。

出番順3番目で前2組の様子を見ていたが重そうで、特に僕の直前の一人コントが反応が薄かったので「あ、今日ダメだな」とは正直思った。自分が書いた台本を忠実にやるしかないだろうと。

バラシの時点で反応がなく、中盤も全然だった。結果的には大外しと中外しの間ぐらい。かなりレベルの低いところで大外しを免れたぐらいだった。

個人的なパフォーマンスとしては悪くなかった。部分部分の所作の上手くいっていないところはあったが、それにしてもなウケなさだった。そんなにダメだったんですか?

ネタはさておき、界隈からの疎外感を感じずにはいられないライブだった。もちろん、明るくボケて元気にツッコんで馬鹿馬鹿しくやる漫才が強いのは重々承知しているところだが、お客さんのみならず他の演者からも求められていない空気感がバリバリ伝わった。とはいえ、今から急に自分が明るく振る舞ったところで人工的な笑顔で塗り固めるだけになる。アホらしい。

「出席番号」はまた絶対やる。今日の評価で捨てていいわけない。

2024.9.6(金)

こんなお笑いライブは最高だ
「Cancel」の4分

引き続き「Cancel」を叩いた。8月に主催した二の次の四ではイチウケというほどでもなかったが、個人的に伸び代を感じるネタなのでしばらく試行錯誤を続けていきたい。

前回急遽変更した件を定着させて、新たにセリフを入れ替えて試した。組み替えていく中で「このボケは途中のここでは早過ぎる」みたいな部分も生じたが、逆にウケが増えたり減ったりするのを確認できる機会かなと思うことにした。

これも前回と同様、入り時間前に急遽ボケを追加した。こういうのは大体失敗するはずだが前回は成功したのでまたやってしまう。

ネタ本番。ジャブ的なボケが今回もウケたので正式に採用。その後のシステムバラシはイマイチだったが、数を撃つごとに反応がはっきり返ってくるようになったので良しとする。

急遽加えた部分が今回もウケた。追加部分の直後で感情が切り替わる箇所が毎回ぶつ切り感があったのがそれも解消されたのでかなり良い。成功体験が連続したのでまた直前で思いついたのを試してしまいそうだ。

序盤の状況説明やシステムバラシをうまくできるようにしたい。マイムやセリフをしっかり固めていきたい。細かい動きや表情作りについて、次にやるときまでに真剣に向き合う必要がある。
あとオチ。時間をかけるわりにぼんやりして変な終わり方をするので、短時間でスパッと決められるようなオチを用意したい。これも宿題。

「Cancel」はウケ以上にポテンシャルがあるネタだと思うので辛抱強く向き合っていく。現状最強の「大人のための料理教室」ぐらいになれるとは思うが、どうだ?

2024.9.9(月)

ネタ見せ会
(あさりスウェットさん主催)

前の口火でやった「出席番号」に件を足して4分ぐらいの尺で試してみた。
今回追加したところは口火のときには思いついていたが尺の関係で切った箇所で、ボケの強度的には3分版に入れたボケと遜色ないと思っている。

今日はとにかく設定説明の段階で反応が良かったので「やっぱり伝わるはずだよなぁ」と思った。前回がウケなさすぎと言わざるを得ない。

追加した箇所は基本的に全部反応はあって、特に1箇所良くウケたのでそのまま採用する。微妙にウケが弱かったところもセリフの出し方ひとつで良くなりそうなのでフレーズを洗練させていきたい。

オチで上手いことを言って終わる形にしているが、それよりも上手く言えるアイデアを頂けた。もう十分だろうと思っていた部分でさらに上回るアイデアが貰える、こういうところがネタ見せ会の魅力。

「出席番号」の4分版を固めて外のライブに出したい。学生の多い二足のわらじは狙い目。

2024.9.10(火)

ネタ見せ会
(中岡フェニックスさん主催)

連日でネタ見せ会に参加した。開催していただける方に感謝しかない。

新作候補の「卓球部」を試した。R-1の2分を強く意識したネタで、今後叩いていっていいものかを判断するためにやってみた。

辿々しいところやネタが飛んだところもあったが、やりたいことは概ね伝わったので安心した。自分の感覚と見てもらう方との感覚のすり合わせができるからネタ見せ会は重要。
展開として新しい膨らませ方もありそうなので作っていきたい。3分か4分にできたら各所のバトルライブに持って行けそう。

R-1用の2分を考えるのであれば導入をもっと短くしたい。その上で中岡さんから頂いたアドバイスはかなり参考になった。

「卓球部」は間に合えば今月のシアターワークスでやってみたい。服装と小道具(ラケット)を早急に準備する。

2024.9.16(祝・月)

ネタ見せ会
(ペドラザさん主催)

1週間前にやった「卓球部」の台本を大幅に修正して試した。冗長だった導入を本編の途中に置くことでスッキリさせた。また大喜利の羅列パートに新たに何個かボケを追加して反応を窺った。

先週のネタ見せでやったりその後に練習したりでコントとして見てもらえるぐらいにはなった。ここから賞レースの2分や3分に詰め込んでいくにはまだまだ練習量が足りないがスタート地点には立てたと思う。

導入がスムーズになったことで見る側の負担も少なくなったと思うが、やっている自分としてもラクに進行できるようになった。無理がないので自然と設定に入り込めた。

新しく追加した部分もウケたので採用する。このうち1個は(賞レース等で初見になる)一般の人に見てもらってもわかりやすいボケなので絶対に2分に入れる。

「卓球部」を今後4分に伸ばすには羅列から離れた展開が必要になると思うので宿題として考えておく。ただ、2分や3分で駆け抜けていくタイプのネタのような気もするので別に無理に伸ばさず4分は他のネタに託すのもありではある。

2024.9.22(日)

シアターワークスvol.6
「卓球部」の3分

ネタ見せ会で2回試して感触が悪くなかったのでライブにかけてみることにした。
導入のセリフを一言増やしてわかりやすくした。あとボケを1個新しく追加した。逆に冗長になっていた部分を外して3分ネタとしての完成度がどれほどかを確認した。

入りの雰囲気も悪くなく、1個目のボケも返りがあったのでとりあえず安心した。その後の繰り返しパートも大体ウケはあった。賞レースにかける最低限レベルには現段階で達していると思う。

繰り返しパートのウケに差があったりするところは今後修正していきたい。今日新たに追加した部分もウケはしたがもう少し工夫できそうな気はする(マイム、声量など)。

「卓球部」が今後のバトルで武器にしていくために今後いろいろな舞台でお客さんを変えながらやっていきたい。

2024.10.1(火)

ピンの日
「卓球部」の4分

京都にあるお笑い&バー1UPに初めて出させてもらった。ピンネタだけやるというコンセプトで1UPに初めて出るならここかなとは思っていたがようやく実現した。
キャパや作りはなんば白鯨を思い出す感じで個人的に好きな雰囲気だった。京都ということで地理的な遠さはあるが大阪から何度も通いたくなる理由もわかる気はする。大阪でご一緒して1UPにも出演されている社会人の方々もそんな気持ちなのだろうか。

ずっと叩いている「卓球部」の後半の展開を変えたいと思っていて、テイストを変えた長めのボケを付け足してやってみた。一人で何役もやるような芝居でやる件で、個人的にはいろいろな演技をできるので楽しい。ウケるかどうかは別としてワクワクしながら試してみた。

結果的に新しく追加した後半の展開も悪くはなさそうだった。演じ分けのスムーズさ、もとの流れに戻った後のフレーズ作りに課題はあるが鍛えたらかなり強いウケを取れる可能性は感じた。演じ分けの最中にクスクスウケが広がっていくのがはっきりわかったので収穫だった。

あとは2分にしたときにどうなるか。最初のボケはどのライブでもハマるので確定として、メインの繰り返しの件がウケきらないときがたまにある。今日は割とそっちの日だった。見せ方やボケの出す順番は重要だと思うので他のライブで形を変えながらベストを見つけたい。

「卓球部」の4分尺に光明が差してきたと思うので続けていきたい。途中のボケも案をたくさん出して精度を上げていければ最高。

そういえば今日R-1グランプリ2025のエントリーが開始された。昼休憩中にTLが慌ただしいなと思っていたら妙な時刻にエントリーフォームが開いていた。R-1すぎる。
大阪1回戦はSPACE14かカンテレなんでもアリーナのどちらかに出たいなと思ったが、なんでもアリーナだと2回戦まで間隔が短いのでちょっと嫌だった。11月の早めの日程かなぁと考えた結果、11/1(金)の開幕の日を第一希望としてエントリーを出した。ちょうど1ヶ月後。迫ってきた。

3回戦が復活して3分ネタを調整しないといけないが、これは2023でやりたくてできなかった積み残しのネタ「執刀医志願」があるので絶対にやりたい。2回戦を超える。

2024.10.8(火)

口火vol.259
「卓球部」の3分

5位/12組
手応えよりは順位は高かったが正直もっと上でないと今後厳しい。

後半のボケを総入れ替えしてやってみた。基本的には軽く振って大喜利で落とす形式。それでも複雑なボケにはしないよう心がけた。

ところがこの大喜利パートが全くはまらなかった。伝わってない、というか、そういうのは求めてません、みたいな空気を感じた。確かに急に主題から逸れたような大喜利パートに突入する感じは否めないが、それにしてもそんなにお気に召しません?といった感じ。

一番初めのツカミ的なボケは毎回ちゃんとウケるので、もしかしたらこの部分のテイストでいろんなパターンを繰り出していくようなシステムでもいいのかもしれない。もともと案として出していて使ってないボケを再利用できるのでこれを2分に組み込んでやってみる。

それにしても漫才が強すぎる。時期がM-1真っ盛りなので仕上がっているのは確かにそうなのだが、一人コントと比べて笑いの総量が段違いだった。
それとピンだとアングラも強くて普通のことをやっていても埋もれてしまう。

自分がR-1に向かって突き詰めていこうとするとどんどんインディーズのライブシーンの主流から離れていってしまう。

2024.10.9(水)

ネタ見せ会
(ペドラザさん主催)

昨日の反応を見て、「卓球部」の2分を大幅に変えたB案を試してみた。

単純な大喜利羅列(A案)から2つの方向で進行するシステム(B案)に発展させてみた。一方はこれまで通りの大喜利羅列、他方はツカミでウケる裏切りのボケについてレパートリーを増やして連発する形。緩急をつけることを第一の目的とした。

試してみた結果、反応はそこそこあり、自分としてもしっくりきたのでしばらくこのB案を採用することにする。

演技のテンションをどうするかはまだ調整が必要かなと思った。指摘があったようにもう少しテンションのボルテージを後半に置けるよう自分をコントロールしたい。前半から頑張りすぎないようにする。
あとオチも尻すぼみで終わっているので、ちょうどいいくらいに盛り上がって終わる形を見つけたい。

今日試したB案で「卓球部」で課題となっていた大半の部分に目処がついたような気がする。弱い部分や細かい部分を改善して勝ち切れるネタを目指す。

2024.10.16(水)

カンナヅキネタライブ2024
「卓球部」の3分

今日も今日とて「卓球部」。2分尺を固めにいくのに加え、4分尺にしたときの序盤1分半と終盤1分半の間でやる中盤の1分の形を新しく試してみた。

日本橋UPsでネタをやるのは6月以来。普段は出ないライブハウスでお客さんの感じも違う。アウェーの環境でウケればR-1前に自信がつくと思ってエントリーしたが、それにしても独特な雰囲気には未だに慣れない。

ツカミ的なボケは今日もそこそこ反応があった。どこのライブでも、どんな相手にもウケるのでR-1本番でも大丈夫な気がしてきた。あと、このツカミ部分を生かしたB案にしたことで、「絶対に反応が来るだろう」と余裕を持って繰り出せるセリフが増えて安定感が出てきた。細かい部分は修正するとして、2分尺としては完成されつつあると信じたい。

今回新たに足した1分はあまり反応が無かった。以前の口火でやった大喜利パートのセリフの順番を入れ替えたり見せ方を変えたりしたが良くないのかもしれない。別案を考えてみる。

「卓球部」の2分尺に目処がたった一方、3分と4分をどうするかはかなり悩ましい。4分尺の最後で絶対にやりたい件があるのでそこまでの1分間である程度ウケておきたいが、果たしてどのような形にすればよいか。思案と試行の日々が続く。

2024.10.19(土)

1つ目のライブ
みんなのペチカvol.115(2部)
「大人のための料理教室」の3分

変なタイミングで東京遠征した。本来なら去年と同様にM-1・2回戦は東京受験するつもりで、予定していた10/20(日)の前日にペチカがあるなら折角だしピンでエントリーしよう、という算段だった。1回戦で落ちてやんの。

久しぶりに「大人のための料理教室」を叩いた。ブンブンチャンプ2024の最終決戦用に修正した台本をまだどこでもやってなかったので、新しく追加したボケを入れた3分verを試してみた。あと、R-1の2分尺でやる可能性もあるので、今年負けた台本より後半の連打のスピードを落とせば反応が良くなるかを試した。

流石に叩いているネタなのでやはり最低限のウケ量はもらえる。ここから伸ばすのが難しい、というかもうすでに伸びきっているのかもしれない。

新しく追加した件もそこそこ反応があった。追加した2つのうち1つは予測通りウケたが、もう1つは今日はウケたが場所が変わったらどうなるかわからないのでもう一回やって判断する。

2分にしたときの台本はもう少し考えたい。2分用に変更した部分の反応があまり芳しくなかったのでフレーズを練らないといけない。

「大人のための料理教室」は3分、4分verは賞レースでは戦えるレベルに来ている感触はある一方、2分verはまだ完成が見えない。2分のネタ自体が完成しきるものではないのかもしれないが。

2つ目のライブ
若手×中堅 社会人芸人交流ライブ
「卓球部」の4分

夕方のペチカのエントリーだけになりそうなところを夜のライブにお誘いいただいた。とても有難い。
東京で活動される社会人の方々と交流したいとはずっと思っていて、今回同世代やその下の世代の方々とお会いできる絶好の機会で本当に楽しみだった。

ネタは「卓球部」の4分を叩いた。正直今日までに完璧にウケる状態でライブに持って行きたかったが、自分が今一番熱量を入れられるネタを見てもらいたいと思って叩き途中のものをやった。
この前やった大喜利パートを内容は変えずにフレーズの出す順番を変えた。口火のときに頂いたアドバイスも踏まえて疑問に思われる要素をなるべく排除した。

ツカミ的な部分は本当にどこでもウケる。2分で戦うときに早めにウケるのは心強い。
変えた大喜利パートは反応が改善したようにも思う。ただここは東京と大阪で好みが違うところでもあると思うから慎重に判断を下したい。今のところ仮採用。

全体的にもっとウケたかった。特にラスト1分半の長い寸劇パートで落とす部分の反応がそこまでなくて結構狼狽えた。好き勝手やるパートはウケないとどうしようもないのにあまりウケなくてどうしようもなかった。うーん。

「卓球部」は4分で戦えるまで時間がかかりそう。少なくともR-1では全然無理。耐えどき。

それにしても共演した東京の方々がはちゃめちゃに面白かった。レベルの高さを肌身で感じた。今年のM-1でも社会人お笑いの方々(もしくは社会人お笑い出身でプロになった方々)が何組か3回戦に進出したが全組東京だった。もちろん継続的に漫才で活動するコンビが東京で圧倒的に多いのはわかるが、そういう単純な数の議論では済まないほど技術、台本の精度が高くて凄かった。今日見たような方々の何倍もの数のコンビが日々鎬を削っているのだから当然面白くなる。

今の大阪の社会人お笑いでこのような状況が果たして作れるのか?お笑いの東京一極集中はプロでは目に見える形で進んでいるが、社会人お笑いこそ東京なのか?いろいろと考えてしまう。

とにかく刺激は受けたので明日から頑張っていく。

2024.10.22(火)

ネタ見せ会
(高崎主催)

「卓球部」の2分を1回戦に向けて仕上げにいった。

ネタ見せ会を主催してみることにした。R-1開幕前なのでピンの方の需要があると思ったのと、以前からやってみたい形式があったので開催に至った。2分のピンネタをやってもらった後、そのネタについて20分ぐらい意見交換するという形式。一般的なネタ見せ会だと1組10分ぐらいになるが、それよりも深い部分でネタを良くすることはできないかと常々思っていた。なので、今回は僕を含め5組という少数精鋭でネタ見せを行った。

結果として1組あたり25分ぐらいの話し合いになったので部屋の借りた時間いっぱいまでやることになった。ピンネタを一人で考えているだけでは気付けないことが何個も出てきた。やはりピンほど他の人に見せた方がいい。

「卓球部」については、2分のネタ中の感情の出し方をどうするかを他の方に相談してみた。自分の悪い癖としてネタ全編に渡って演技などをやりすぎてしまいメリハリがなくなってしまうことが多々あるが、「卓球部」でもそうなっているという意見が挙がった。ネタの軸が2本あるのでそこで感情のボルテージを0と100にする、といったことができれば上手くいきそう。

あとは他の方がネタ中にふと思う疑問点、違和感をフィードバックで得られたのも有意義だった。「もしかしたらこう受け取られるかも」をちゃんと意見としてもらえて納得感があった。

「卓球部」の2分はかなり良くなったと思うが、さらに練習を重ねて感情の出し入れのところを完璧に思った通りできるようになりたい。1回戦まで時間はあまりない。

2024.10.25(金)

R-1グランプリ2025・1回戦の出場日が確定した。
開幕日11/1(金)のEブロック9番目。
全体を見るとアマチュアの方や養成所生の方の出番順はブロックの最初と真ん中(6番目ぐらい)に集められているが、トリ前に置いてもらっているのは過去成績を考慮されてのものなのか全然関係ないのか。いずれにせよ個人的には良い出番順になったと思う。

他に普段のライブでご一緒する方もいる。これから親しい方の結果に一喜一憂する日が始まると思うとちょっとだけ気が重い。
とにかく自分は初日に勝ち上がって弾みをつけたい。

2024.10.27(日)

剥き出しの2本の管III
1本目「卓球部」の2分
2本目「大人のための料理教室」の4分

ピンネタメインのライブに呼んでいただいた。賞レース直前に入れていただけるライブは本当に有難い。

最近はよく京都の1UPさんにお世話になっている。キングオブコントも知り合いで集まってここで見た。自分の活動場所のひとつとして定着しつつあるように思う。

2分ネタと4分ネタが両方できるということで躊躇なく勝負ネタを叩くことにした。

「卓球部」の2分は主催したネタ見せ会を踏まえて演技と熱量とマイムを調整した。あとセリフを数箇所ほど微調整した。
狙っているところのウケは全部そこそこあったように思う。自分自身がネタに慣れてきてリズムが出てきているのもいい傾向に感じる。
ウケを狙ってないところの空白の時間が結構あって毎回怖くなるが、その後にあるウケが欲しいところのために腹を括ってやるしかない。変にボケるとリズムが悪くなる。

「大人のための料理教室」の4分は大体は7月のブンブンチャンプの最終決戦用に用意した台本で、先週の東京のライブを踏まえて少しだけ変更した。
7月に入れ替えた件は概ね反応があるので採用する。台本で穴となっていた部分はほとんど埋まってきたように思う。今後また変わるかもしれないが。
オチ前の決め切るフレーズを完全に外したので再考する。最後の最後にダメ押しでゴールを決めるところなので、上手いこと言うみたいに「意味」でウケをとるようなことはやめておこうと思う。

2本とも収穫があって非常に良かった。このライブもそうだが、京都で開催されるライブは熱量の密度が高くてやる気になる。また足を運ぶことになりそう。

2024.10.30(水)

ブンブンライブ16
「卓球部」の4分

R-1・1回戦前最後のライブになった。東京でやった「卓球部」の4分をもう一度やった。セリフの細かいところを修正したが原型は東京でやったのとほぼ同じ。

序盤の1分半ぐらいは1回戦本番と同じだが満遍なく反応があって良かった。最初の笑いどころは相手を選ばずウケるので安心して繰り出せる。

中盤も東京よりウケがあったので安心した。3分尺、4分尺をあれこれ変更して作った件で、今回の形は2回目になるがボケの提示の仕方がわかってきた気がする。これをもう少しストレスなくスムーズに出せるように技術を磨いていきたい。

最後の一人芝居からの大ボケも反応は悪くなかったが、時間を使った割には爆発力に欠けているなぁと思った。演じ分けするキャラの一つがもっと良くなれば、という感想をアンケートで頂いたのでキャラの振る舞いを研究していく。2回戦、3回戦を突破すれば4分の「卓球部」をやる可能性もあるので気を抜かないようにする。

ここ最近はブンブンライブで苦戦することも多かったが今回はだいぶ盛り上げられたのでライブに貢献できたと思う。特に、当日飛び込みで観覧に来られたお客さんにも笑ってもらえたので自信になった。これで1回戦に堂々と挑める。

2024.10.31(木)

明日の1回戦に向けて「卓球部」の2分の台本を確認した。言い回しをスムーズにできるように細かいセリフを変更した。ようやく2分のスピード感に自分がフィットしてきたと思う。

明日はとにかく焦らないようにしたい。練習では毎回安定して同じタイムでできているので、その事実をちゃんと心に留めてきちんと伝えるようにする。

あと体調管理だけは本当に気をつける。季節の変わり目が遅れてR-1の開催が早まったために、「体調との戦い」というある意味で一番大変な戦いを1回戦で乗り越えないといけない状況になった。漢方を飲んで寝る。

2024.11.1(金)

R-1グランプリ2024・1回戦
「卓球部」の2分

R-1が開幕した。M-1もまだ3回戦の真っ最中でそちらに注目が集まっているだろうが、R-1に出るということはいつもそういうことなんだと思う。

1回戦に向けてやってきた「卓球部」を当然やった。とはいえ大阪でこのタイプの一人コントがハマりにくいことは分かっているので、1回戦の反応次第では次のネタを変えてもいいかなと思っている。「大人のための料理教室」か他のネタも候補になってくる。

会場はSPACE14。心斎橋PARCOの14階である。M-1も含めて何回ここに来るんだ。

前大会と同様にエントリー費の支払い、きっかけ確認、出番までの待機が非常にスムーズで良かった。会場のこともあるがM-1のときと同じ雰囲気を感じた。コンビ以上からピン1人になって待機スペースにゆとりがあってさらに快適だった。これは盲点だった。

直前の出番の方をチラチラ見ていたが、結局例年通り、いつもの平日のR-1・1回戦だった。出場予定者と年齢層高めのお客さん、そんなに簡単には笑わない客席で逆に安心した。これがR-1の1回戦だよな。

出番。
最初のツカミ的なボケで反応が薄かったのでムムッとなったが、その後は軽いウケを2、3箇所は取れた。過去の自分の経験からするとまぁまぁ良かったときの反応ではあった。
パフォーマンス自体はかなり良かった。ノドの心配があったが結局大丈夫だった。

終わった直後の感想としてはもうちょっとウケないとダメだよなぁと思った。合否に関わらず、このお客さん相手にどこまでウケるかを想定してこの1年近くやってきたのでやや不甲斐ない感覚はする。とはいえ無風ではなかったのでそこは収穫としたい。

しかし全体を見てて、自分だけちゃんとした台本の一人コントを真面目にやっていてむしろ浮いていた。そして客席から「そういうの求めてません」みたいな空気をバリバリ感じた。なんでちゃんとやって疎外感を味わわないといけないんですか。

とりあえず結果発表を待つ。上位何分の1ぐらいには入れていると思いたいが。

1回戦敗退。落ちるんかい。
倍率を見たら、そうかぁ、という風に思ったが、多分だが大阪のどの日程に出てもあまり関係なかったような気がする。そもそものスタイルで受け入れられてない。

今年のR-1までに一人コントでいろいろな舞台に立たせてもらったが、特に今年の下半期以降から「自分の面白いと思っているところとお客さんが面白いと思っているところの乖離」をひしひしと感じるようになった。自分のネタがウケる場所というのも結局は狭い界隈の内輪で成立しているところでしかないから、そこから世界を広げたときにウケようとやってみた。が、外側からの拒絶があまりにも大きく、結果としてその試みが中途半端な状態で2分ネタを作ってしまったように思える。

とはいえ、今後もやることは変わらない。有難いことに自分のやることを面白がってくれる方も今年1年で増えたのでその方々の期待に応えられるようなものを提示していけば良いと思う。むしろそこを大事にしていれば嬉しいことは起きるのではないかと思う。

あと、別にR-1だけに拘らなくてもいいように思う。人に見てもらう選択肢として賞レース1個だけではないはずなので、違う形でネタを人に見てもらえるようになればと思う。もちろん次のR-1がその窓口になってもいい。

ということでR-1グランプリ2026開始。
開催されるか知らんけど。

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