ケチャダンスを見て想うこと〜バリ島滞在記〜
ノマドヨガインストラクターTakaRisaのTakaです。
7月6日新月の日にARMA美術館でケチャダンス鑑賞をしてきました。
妻から来たLINE
この日はもともと宿でゆっくりと過ごす予定をしていたところに妻のりさからきた画像と今晩パフォーマンスがあるらしいとのLINE。
ケチャダンスどこかで見たいなーと思いつつこの日はゆっくりしようと思っていたので一旦は行かないことに。
夕飯の買い出しをしている時にふと降りてきた行くならこの日しかないなという思い。
急遽夕飯買い出しは取りやめチケットをとって観に行くことにしました。
あとから知ったことですがARMA美術館のケチャダンスは満月と新月の夜のみ開催。
この日を逃すといけないところでした!
ケチャダンスとは?
元々は、バリ島に古来から伝わる「サンヒャン」という呪術的な舞踊があり、これをベースに20世紀前半、バリ芸術の芸能として発展した上半身裸の男性たちが、独特の掛け声を発しながら展開する、バリ舞踊のひとつです。
バリ島のケチャックダンスがテーマにしているのは、古代インドの叙事詩「ラーマーヤナ」。
ヴィシュヌ神の生まれ変わりで弓が得意なラーマや、女神の娘のシータ姫、黄金の鹿キジャン(魔王ラワナの化身)、猿の神様のハヌマーンなどが繰り広げる、神話のストーリーです。
ダンサーの周囲を、40人から多いときでは100人を超える男性たちが囲み、「ケチャ!ケチャ!ケチャ!ケチャ!」と、口で高速リズムを刻みます。
また私たちが鑑賞したARMA美術館のケチャダンスは1974年ジャワ島出身の振付師サルドノ・W・クスモによって創作された、一般のケチャとはかなり雰囲気を異にする独特のものであったようです。
圧倒される雰囲気
演劇が始まり、門から続々と出てくる人。
口々に軽快にケチャ・ケチャ・ケチャと演者が口ずさみます。
表現をするには軽快、口ずさむなのですが軽快な中に重厚さ、口ずさむの中に叫ぶや歌うといった要素も含まれる形容し難いグルーブ感がそこにはありました。
物語が進行し、登場するハヌマーンや踊り子達。
火の玉を蹴ったり、投げたり戦いの様子が表現されていきます。
演者のみなさんは神様が乗り移り、熱くないとのことです。
出演者のみなさんと一緒に写真撮影していただきました!
ケチャダンスを見て思うこと
1時間にわたる壮大な物語を見て時間があっという間に過ぎ去りました!
演者の掛け声により作り出されるグルーヴ感。
一人の力ではできない、大勢の人が集まることによってできる圧倒的なグルーヴ感でした。
個が集まり、数の力で創り出す世界は人々の心を打つというのを感じた時間でした。
このダンス世の人々に見ていただきたい感動の世界でした。
素晴らしい時間をありがとうございました!
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