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気象予報士 正木 明さんによる地球温暖化防止講演会を開催しました!

令和6年11月16日(土)宝塚ホテルにて、宝塚市制70周年記念事業 地球温暖化防止講演会「過去に感謝 さあ地球の未来を知って いい環境をこどもたちに残そう!」を開催しました。

講演会のチラシ

当日は、2部制で行いました。
第1部は、「宝塚で1番古いエアコン コンテスト」表彰式を、第2部は、気象予報士 正木 明さんの講演会を行いました。

当日の様子をご紹介します✨

「宝塚で1番古いエアコン コンテスト」表彰式

第1部は、6月27日から9月2日まで募集した「宝塚で1番古いエアコン コンテスト」の表彰式行いました。

「宝塚で1番古いエアコン コンテスト」は住宅都市である宝塚市において、家庭における省エネの取り組みとして、古い家電製品を見直し、省エネ家電へ買い替えるきっかけとなるよう、夏冬に消費電力量が最も多い家電製品であるエアコンに着目したコンテストです。

388件ものご応募をいただきました。
今回、このコンテストの趣旨に同意し、ご応募いただいた皆様、本当にありがとうございました。

まずは、宝塚で2番目に古いエアコン(準グランプリ)から発表がありました👑
準グランプリに選ばれたエアコンは・・・


・・・1973年製造ダイキン製のエアコン!!
51年前のエアコンです😲!
電源や風量は、回転式の切替スイッチで操作する仕様です。
所有者の方が子ども時代に、親御さんが購入されたものを今まで大切に使用されてきたそうです✨
 
続いて、宝塚で1番古いエアコン(グランプリ)の発表です👑
宝塚で1番古いエアコンに選ばれたのは・・・




・・・1969年製造ナショナル製のエアコン!!

なんと、55年前の冷房専用エアコンです😲!
今では珍しい壁埋め込み型!当時は、「ウインド形」と呼ばれていたそうです。
本体の反対側には、一体になった室外機があります😲

エアコンの反対側は、室外機が一体型になっている仕様

ちなみに、この冷房専用エアコン、55年前の価格で、115,000円(工事費別)😲
当時の大卒初任給が34,100円だったので、3か月分以上の金額だったようです。

お子さんが生まれた時にあせもができないようにと、当時最新だったこのエアコンを購入されたそうです。
寝室に設置されており、この夏も就寝前に1~2時間使われていました。

55年もの長い間、働きつづけてくれたことに感謝をしつつ、グランプリのエアコンは、コンテスト賞品である最新の省エネ型家庭用エアコン(三菱電機「霧ヶ峰」)と交換することになりました!!

宝塚市公式ホームページでも本コンテストの結果を掲載しています。


講演会

第2部では、長年、気象予報士、気象キャスターとしてご活躍され「関西の朝の顔」としておなじみの正木 明さんを講師にお招きして、天気を切り口とした気候変動問題をテーマに講演いただきました🌞

正木さんからは、気象予報士として、台風の動きや強さのおかしさ、秋の長雨のパターンが従来から変化していること等強く感じており、朝の天気予報でも温暖化指数(温暖化の影響が本日の気温の上昇にどの程度影響しているか)を発表するようにしたとのお話がありました。

地球温暖化への対策として「使う電気の契約を再生可能エネルギー由来の電気に切り替えることはリビングにいながらでもできる」とお話しされ、ほかにも、身近な人との間で温暖化を話題にすることが政策を動かす可能性となることについても触れられました。

温暖化に対して対策をしない場合、2100年に産業革命以前と比較して最大4℃温度上昇する可能性があり、今日会場に参加された方の子どもの世代はこれらを経験するため、目先のことだけでなく、未来にいい環境を残さないといけないと強いメッセージを残され、講演会を締めくくられました。


質疑応答の時の様子

本事業は、メディア等にも注目していただき、多数のご応募があり、当日は約250名の方にご参加いただきました。
今回、ご参加いただけなかった方も、当日の様子を知っていただき、正木さんのお話や市の取り組みについても知っていただけたら幸いです😊

最後に、家庭で使用するエネルギーの中で最もCO2を排出しているのは、電気です。
家の古い家電製品を買い替えることで、宝塚のまちの脱炭素化につながります🌎
ぜひ、みなさん、環境にも、家庭にもやさしい省エネ実践をしていきましょう!

地球温暖化防止講演会については、宝塚市公式ホームページでも掲載しています。


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