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【メタ勉19】世界中がマークをいじめてるので今こそMeta社のポジティブ評価が必要なのでまとめます。

記事執筆日 2022/12/05

ご存じのように世界中のメディアがメタ社をメタメタ(このオヤジギャグ使ってみたかったw)にこき下ろしてますよね。

Facebook社がMeta Platformsに社名をあらためて1年の区切りもあって特に最近は多かった。IT経営もSNSもメタバースのポテンシャルもわかっていない素人どもめ。。。と苦々しく傍観しておりましたが、

長年IT業界にいてマークザッカーバーグの手腕に大きな学びを感じてきた私にとって不当な評価とも言える状況なので来年の動向予測の意味を込めて一旦整理するコラムをまとめてみますね。

全体の目次は以下の5つのポイントでまとめようと思っています。では今回は第一章で下に続きます。

長期戦略としての評価
→GAFAMからGAMMAへ。垂直統合モデルの完成

VRデバイスQUEST2の評価と今後
→実はゲーム機として大成功していることは知られていない

成功者ゆえの不運と不幸
→サードパーティークッキー問題とトランプと独占禁止法

今後の課題
→スマホの次はARグラス?嗜好品から日常品、業務用ツールへ

観測と希望
→ネットワークエフェクト戦略実施の可能性とメタバース3.0。へ。

第一回目はマクロ的観点からMeta(旧Facebook社)の歴史的観点から説明していきますね。

長期戦略としての評価
GAFAMからGAMMAへ。垂直統合モデルの完成

GAFAMといえば世界のITを牽引するトップ5ですが、ビジネスモデルをならべてみたのが資料Aです。実際はこんな単純ではないのですが、この章の説明のために簡略化しています。

Facebookだけは少し歪つになっていますよね。この事から常にトップ5にあっては格下扱いでした。というのも第三者の影響を受けるビジネスモデルだからです。

第三者の影響を受けるビジネスモデルということの説明ですが、例えば今年Meta社は大きく売り上げを落としましたが、その1つにApp StoreやGoogel Storeのクッキー規制があります。

この規制によりFacebookやInstagramの広告売り上げに大きく影響が出たのは言うまでもありません。

この比較図のように川上から川下まで一気通貫でビジネス展開を行うことを「垂直統合モデル」といい盤石なビジネスモデルと評されます。

垂直統合モデル」の雄はAppleと任天堂といえばイメージがつかめると思います。


Amazonも、Googleも、Microsoftも始めはソフトウェアやITサービスの会社でしたがハードウェア分野に進出してどんどん川上に登っていきましたよね?Facebookはこのトップ5の川を上る競争に出遅れたのです。

とはいえマークザッカーバーグも手をこまねいていたわけではありません。2014年にVRデバイスを開発して名を馳せたOculus社を20億ドル(当時は約2300億円くらい?)で買収します。

Facebookは念願であった「垂直統合モデル」の完成に向けて動き出します。買収当時、金額含めこの買収は賛否ありましたが現在のメタバースムーブメントの第一歩は実は8年以上前から始まっていたんですね。

*余談ですが、2014年の買収成立当時マークザッカーバーグ29歳。Oculus創業者のバルマーラッキーは19歳。確かその辺りの年齢だったと思いますが「天才同士のタッグ結成や!」と思った記憶があります。

2014年当時のVRはパソコンに繋いで行う結構大変な装備でした。当時私もVRゲームを開発していましたが「高くて設定が超面倒な機械。。。」という印象しかありません。

買収後のザッカーバーグは普及モデルの開発にフォーカスします。スタンドアローン型というPCと繋がなくてもVRデバイス単体で動くデバイスです。

その成果は4年後の2018年に第一号となるOculesGOの発売に繋がります。この時の感動は大きかったですね。

ミーティングルームには4人しか入れませんでしたがこの感動を多くの人に伝えたくて「メタバースの学校」の原型となるワークショップを始めたのもこの頃です。

ちなみに現在の普及モデルであるQuest2はスタンドアローンタイプの三代目になります。

トップ画像引用:iStock

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