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【メタ勉10】「昭和メタバース」をどうやって作る?編

記事執筆日 2022/6/16

街の方向性決めました→昭和の飲み屋街を象徴する界隈といえば世界的にも有名な歌舞伎町の「ゴールデン街」だと思いますのでこの区画をスキャニングしてバーチャル飲み屋街を作りたいと思います。デジタルツィン型ですね。データ容量の制限があるのでどこまで再現可能かはやってみないとわからないのですが。

デジタルツィン型の採用はもう一つの意味を持ってて「昭和遺産(景観)の保存」という側面も持っています。実はどんどん昭和の界隈や空間が無くなっていまして今のうちに3Dで残しておく必要があると思っています。本当は「グランドキャバレー」を3Dスキャンしたかったのですがコロナでどこも営業停止していまして。。。残念です。

で、とりあえずはプロジェクト名も必要なので「ゴールデンバース」と仮で命名しました。「昭和バース」とか?バブル期は日本の「黄金の時代」だったので。でもちょっとベタすぎますかね?これからじっくり考えますがいいネーミングがあればコメント欄でアイデアください。

システム開発面での考察→重要な問題ですねここ。とにかく予算がない(苦笑 サーバー手配、アバター制作、街や空間制作と作らねばならないタスクは山盛りです。

特に、今回は「エコノミーを作る」という最重要ポイントがあることからイベントや運営のことを考慮する必要があります。

まずは最初の「要件定義」としてはこんな感じでしょうか?

予算がないので基本は開発環境の条件に合わせる方向です。

・街をスキャニングしてデジタルツィン型の仮想タウンを作りたい。
・施設(スナックやライブホール)を3Dで表現したい。
・アバターが交流(対話)できる。人数制限は環境や予算に合わせる。
・アバターをカスタマイズできる。
・決済機能<クレジットカード決済を使いたい。
・マルチデバイス対応<中高年はスマホまたはパソコンで見る。参加する
・運用にエンジニアリソースを使えない
・法人名義での出店

で、開発の方向性としては以下の4つの選択肢があると思っています。

A /プラットフォーム(VRchatやClusterや)に出店する
B /スクラッチ(ゼロベース)でダウンロード型メタバースアプリを開発する
C /スクラッチ(ゼロベース)でブラウザ型メタバースを開発する
D /SAAS型のメタバースプラットフォーム(ブラウザまたはアプリ)を使う

・・・こんな感じですかね?

一つ一つ検証していきますと。。。

A /プラットフォーム(VRchatやClusterや)に出店する

・VRchatは人も集まってますし、空間やアバターの表現の幅も大きいのですが、ある意味現時点での選択肢としては「最高級プラン」になりそう。。。そもそも予算外ですがw

・Clusterはマルチデバイス対応であり、現時点では最もよくできたプラットフォームですね。。。しかし法人での契約は出店費用が安くないので断念。VRchatと同様、個人での出店ハードルは低いのですが、法人でビジネスをやるにはハードルが高いんですね。これはしょうがないですね。

B /スクラッチでダウンロード型メタバースアプリを作る

・ある意味、デバイス別のアプリを作るのは開発も運用も一番コスト高になるので最初から除外ですね。エンジニアもいないですし。。。

C /スクラッチでブラウザ型メタバースを作る

・細かなデバイス対応手間がなくなる分、ダウンロード型に比較すれば費用は抑えられそうですがスクラッチからの開発は時間もコストもかかりすぎるので今回は断念ですね。

D /SaaS型のメタバースプラットフォーム(ブラウザまたはアプリ)を使う

・SaaS(サーズ)型とは、サーバーに置かれたアプリケーションを月額でレンタルできる仕組み。メタバース系SaaSも探すと結構ありますね。

容量や制限などで金額もさまざまなのですが、ポイントは多くのSaaS型のメタバースプラットフォームはMozilla hubsをベースにしているところが多いですね。

ざっと見渡した限りでは、マルチデバイス対応、決済機能に加え開発スピードとコストという点ではhubsをベースにしたSaasの採用が最も合ってる様です。

この方向性で開発を進めていく感じですね。これから各社のサービス詳細を精査していきます。

Mozilla hubs

ちなみに「Mozilla hubs」とは、ブラウザ型のメタバースプラットフォームですが、オープンソースなのでカスタマイズが容易な点です。

利用するユーザーも、パソコンやスマホ、VRと選べることに加えて、初期のダウンロード手間がなく、URLをクリックするだけなので利用ハードルも低いのがいいですね。

ただし、アバターや空間の表現力がVrchatやClusterに比べると低い点が課題ですが、「綺麗に見せたい=データ量が増える=ダウンロード(量)手間が増える」という構造的な課題はトレードオフだと思っていますので、特徴を活かした企画を考えることがポイントだと思っています。

https://hubs.mozilla.com/

ではまた次回


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