【メタ勉01】メタバースの定義
記事執筆日 2022/5/14
「メタバースの定義」を今更ながらですが、改めて考察してみます。具体的な例として参考となる動画をアップしてみました。これは、QQモバイル(中国/テンセント)が今年発表した近未来のメタバースビジョンのPR動画の一部を切り取ったものです。将来的には「スーパーQQ」になるというイメージだそうです。
こちらの写真は現在の2D表現での「QQモバイル」です。2Dと3Dの違いは一目瞭然ですね。
こちらの写真は世界のメッセンジャーアプリシェアです。一位と二位はMeta社(旧Facebook)で、三位と四位に中国勢が続きます。世界のトップ企業が軒並み「メタバース」に力を入れる理由がわかる気がします。
この動画のポイントは「スマホ」で3Dソーシャルを活用している点ですね。3D空間の中でアバターが交流することでリッチな表現が可能になります。
まずはテクノロジーのトレンドとして「2Dインターネットから3Dインターネットへ」のマクロトレンドがあるんですね。
この事は大容量通信普及と、3Dをシームレスに再生できるデバイスの進化と普及が相まって初めて実現するトレンドになります。
現在のスマホは処理能力が高いので3D表現は問題なく対応しそうですが、課題は通信量にあると言われてて、2Dから3Dになれば通信量が10~20倍に跳ね上がるらしく利用制限なしの5G通信が一般的になる必要がありそうです。
で、一般ユーザーのインターネット活用はSNS利用が最も多いので、3Dインターネットの本流となる、「3D版ソーシャルネットワーク」という流れがメタバースの方向性になります。
プラスアルファとして2007年当時に話題になったメタバースのSecond Lifeで実現した「生態系(仕事やサービスのやり取りといったエコノミー)」が加わることでメタバースは生活基盤・社会基盤となることが想定されています。
加えて、VRchatやHORIZONといった先行サービスを見てると「ワールド」という概念が強く出てて、これは個人が作る世界観みたいなもので、わかりやすい例えで言うと個人がオンライン上に作れる「テーマパーク」の様なもので企画のポイントになる傾向にありますね。
ちなみにHORIZON Worldsでは「ワールド」で入場料が取れるよう様になるらしく、その半分を売上として受け取れるという流れは一つのエコノミーになっていきそうです。近い例えで言うと、マイクラで一生懸命作ったワールドでお金が稼げるような流れです。
この「お金が取れるワールド」となると専門分化していく流れが想定されてて、例えば「列車マニア向けのワールド」とか、「日本のお城マニア向けのワールド」とか、専門化したテーマパークが集客しやすくなってくるので少資本プレイヤーや個人にもチャンスは有ると読んでいます。
ではでは
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