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【メタ勉14】アンビルト建築家?に「グランドキャバレー」を作ってもらいました。

記事執筆日 2022/7/12

世の中「メタバース」の定義や講釈ばかりで実際のサービスが少ない現在の状況に対して「実際に100万円で作ってみる!」にチャレンジするこの企画ですがお陰様でガンガン進んでいます!

ついては「昭和」をテーマにした招待制メタバースとして「ウェルカムタウン」、「スナック」、そして今回は「グランドキャバレー」が完成したので報告します。

若い方は知らないと思うのですが「グランドキャバレー」ってステージ&ショー要素の強いナイトクラブの様な感じですが最近はめっきり無くなりましたね。

ここではタレントや歌手のメタバースライブを行う予定です。DJを入れてクラブっぽいイベントも開いてみたいと思っています。

真ん中のステージが演技を行うステージです。ホール(客席)とステージには見えない壁があってお客様はステージに上がれない構造です。壁のスクリーンには色々な動画を表示することができますのでカラオケ大会も開催可能です。

ちょっとココからは難しい専門的な話になりますが「メタバースを作る工程」として、こんなチェックポイントがあるんだぁ、と雰囲気だけでも掴んでおいてください。

続けますね。

このホールにはPCで50人が入る計算です。お客様はアバターに扮してホールを動き回ることで視点変更が自由にできます。

当然、ステージ上の演者とお客さまの交流も可能となります。また、テーブルに向き合うお客様同士もアバターで会話できる仕組みです。

今回のメタバースは前述の通りHubsベース(ブラウザ型3D-SNSプラットフォーム)で作成しているので「マルチデバイス対応」で招待用URLをクリックするだけで空間に入れるという利便性を実現します。

ただし、手軽さや利便性を優先することは表現力を一部犠牲にしています。表現力を上げる、すなわち綺麗に見せる、かっこよく見せようとするとデータが重くなるのでこの部分は犠牲にする必要があります。

表現力にこだわる場合はダウンロード型(VRchatやClusterの様な)の方がベターですね。ただし多くの制約(ビジネスに使えないetc)に加えて出店コストも跳ね上がりますがこういった側面はどの部分を優先するか?の課題でプラットフォームを選ぶ際のトレードオフ要件になります。

今回は、予算(安さ)、スピード、オンラインライブの開催、NFT連携といった柔軟性を優先しています。*トレードオフとは、「両立できない関係性」を示す言葉として使われています。言い換えると、一方を尊重すればもう一方が成り立たない状態のことです。

加えて現在の課題は以下の二点です。

・音楽ライブを行う際、音の流れが「マイク/又はQuest2→PC→hubs→ユーザー環境」という状況になるのですがこのフローのどの部分がネックになるのか?これからテストを行う予定です。

・もう一つの課題はユーザー側の見る環境(デバイスやネット環境)をどこまで制限するか?という点です。例えば、ビデオの通り空間に3面スクリーンを設置したのはいいのですが見る人の環境に左右されるんですね。

従来のインターネットを2Dとするとメタバースは3Dインターネットであり表現が2Dから3Dに変わるとデータ量も20倍以上になると言われてるんですね。

ただでさえ大容量通信が必要なところにこのスクリーンはリアルタイムに配信するのでパソコンスペックや通信容量の影響をモロにうけてカクカクした表示になってしまいます。

hubsはブラウザベースなのでスマホ、パソコン、VRデバイス全てに対応できるのですが、個々のルームの入場制限を50名に設定していることに加えて、スマホは移動することから通信が不安定になるので今回のサービス対象はパソコンとVRデバイスのみにしたいと思っています。

ではまた次回に

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