【メタ勉26】少資本で事業を立ち上げる方法と起業の方法は「市場の選択」と「参入タイミング」がポイント!後編
記事執筆日 2023/01/14
前回の後編です。
私自身25年以上のIT業界でのビジネス活動を行なっていますが、なぜIT業界に居続けられるのか?というと「資本力のない弱者が最も戦いやすい領域」であるというポイントを私の事例で説明させてください。
私自身の経験からすれば過去に3つの「変化」に乗じて少資本でビジネスを立ち上げてきていますのでちょっと事例として説明しますね。
はじめは1995年にWindows95でエクスプローラーというブラウザが搭載されインターネットが普及する段階でネットビジネスに飛びつきました。
当時は日本のネットユーザーは300万人くらい?とまだまだ少ない状況でしたので不動産業界向けの情報提供サービスのチャネルとしてビジネスを立ち上げました。この当時イケてるホームページ制作会社として有名だったのが堀江さん率いるEdge社(後のライブドア)でしたね。懐かしいw
その後が2000年のiモードです。携帯電話でコンテンツが配信できるという全く新しい仕組みに熱狂したことを覚えています。
この時、携帯電話の「勝手サイト」へのアクセス方法がない事に目をつけて「空メール」の仕組みを特許申請行い、この特許を担保に東芝から資金調達を行なって東芝小会社になって活動していました。当時は「空メール」レベルで凄いと言われた時代だったんですw
その後、アイフリークという会社にジョインして「デコメール」の市場開拓し急成長しましたし、その後はサクセスネットワーク(後のバタフライ)という会社でゲームコンテンツを作っていました。
当時作っていた「モバ7」というパチンコアプリは大人気になりました。そんなこんなでiモードにチャレンジして大体10年くらい儲けさせていただきました。
で、その次が2008年のiPhone上陸ですね。2010年当時、私自身iPhoneのARの可能性に着眼し、「iButterfly」という飛んでいる蝶々をARで捕まえるゲームをいち早く出しました。当時は「セカイカメラ」の次くらい話題になりましたね。
当時のiPhoneアプリビジネスの市場特性として携帯電話(iモードビジネス)の延長として取り組む会社と、新規参入してくる会社に大きく分かれましたが、iモードで成功して上場を果たした会社は組織が大きくなって意思決定が遅れたことからiPhone市場への参入に遅れて、新規参入組が最初の勢力を作りました。
IT業界って「栄枯盛衰」が5年~10年サイクルで起きてる業界であり、「イノベーションのジレンマ」と呼ばれる、常に「持たざる者の優位性」が存在する数少ないビジネス領域なんですね。
同時に「新しい波」が起こるときの共通の特徴があって最初は「否定」されることにあります。
参入当時はこんな感じで否定されまくりました(笑
・1995年の時は「FAXやワープロがあるから誰も使わないよ」
・2000年のiモードの時は「ネットがあるからそんな小さい画面だと誰も使わないよ」
・2008年のiPhoneの時も「携帯電話のiモードで十分にこと足りるからそんな重いの持ち歩かないよ」って言われました。
今から考えれば信じられないのですが(笑)、マジな話でして当時は営業提案に行って否定されまくってたので鮮明に覚えています。
今回のメタバースも一部で否定されているのですが今までの経験上、否定から始まるので気にせずに邁進したいと思っています。
その上で、この3つのムーブメントを体験した私が今回着眼したのが、4つ目のムーブメントとしての「3Dインターネット」なんですね。
で、このトレンドの最も適したユースケースが3D版ソーシャルネットワーク、つまり「メタバース」というところです。もうひとつは「デジタルツィン」の方向性ですね。
同時にこのマクロトレンドを個人や中小企業が取り組めるレベルまで因数分解した定義が「メタバース2.0」という状況なんですね。今年は3Dホームページが普及する年になるので皆さんいち早く営業メニューに取り込みましょう♪
アイキャッチ引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000140.000034617.html
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