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”ラフに”新しいものを生み出す「観察力」。
こんにちは。山本宝です。
今日は「観察力」をテーマに、ラフに人生を楽しんでいく秘訣をお話できたらと思います!
「自分って繊細かも」と思うところがある人は、きっと「観察力」がある人です。それを活かすことで、ラフな人生を歩んでいくことができるようになります。
山本宝の「観察力」の活かし方。
細かい自己紹介などは別のnoteでも書かせていただきましたが、私は今、神戸で北野最古の異人館をリノベーションしてクリエイティブ拠点にした「北野メディウム邸」を運営しています。他に、京都・岡山で飲食事業を展開し、希少な日本真珠を活用したパールブランドを起ち上げ、パリコレのドレスブランド「Valienne」のランウェイで着用いただきました。色々な事業に取り組むなかで「なんでそんな楽しそうなのですか?」と周りの方に聞いていただくことが増えました。
すべての事業に共通して大切にしているのは、「世界観」です。その場所を訪れたり、商品に触れたりした人たちに何を感じてもらうのか?どんな風に楽しんでもらうのか?ということをいつも考えています。ジロジロと人を見ているとかではないのですが(笑)、「今、何を良いなと思ってもらえたかな?」といつもアンテナを広げて、人の心が動いた瞬間をキャッチすることを心がけています。ものすごく考え込むわけでもありませんが、感覚的なきめ細やかさを大切にしているという感じです。それはコミュニケーションでもそうで、目の前の人と丁寧に向き合って心を大切にすることで、結果的に本当に尊敬する素敵な人との繋がりに恵まれたり、そのおかげで事業が進んでいくこともあります。私自身や、経営する会社を通して表現される世界観はどんなものか?というところから、新しい出会いやアイディアに繋がっていっている気もします。
まずは自分を観察してみる。
「自分のやりたいことがわからない」という相談を受けることが多くあります。ラフ描きに取り組んでいても「100個もやりたいことが出てこない」という声を聞くことも。そんなときは、「やりたいこと」という言葉のイメージを小さくしてみるのがオススメです。志やミッションなど大きな視点を持つことも大切ですが、ラフ描きで「やりたいこと」を出してみよう!というときは、「〇〇が食べたい」「Netflixで◆◆を観たい」みたいなのも、あなたにとって大切な「やりたいこと」ですよね。
あと、発想のヒントになるかなと思うのは、「やりたくないこと」や「嫌なこと」から考えてみることです。例えば「満員電車に乗りたくない」と思ったら、それは「空いてる電車に乗りたい」ってことですよね。「自分はこういうの苦手だな」と思うもののなかにも、そういう自分への気づきが含まれています。今は情報やコンテンツがたくさんある世の中で、自分のことを置いてけぼりにしがち。「こんなことやりたいって思ったらダメなんじゃないか」みたいな思いはいったん横において、「素の自分は何をやりたいんだろう」と観察してみてください。
自分がウキウキするのはどんなとき?
「何をやりたいのか」とも関連しますが、「自分は何をするのが好きか?」を知るのも大切です。予定を立てるときに息抜きの日をつくって、そこに自分のために時間を使う予定を入れておくことで、自分のバランスをとりながら人生を充実させていくことができるようになります。私自身、20代後半で「あれ?楽しいスケジュールが意外と少なくなってるかも?」と気がついたことがありました。起業や副業とか、あるいは独立していくために他の人とは違う時間の使い方をするようになると、それまで関わりのあったコミュニティから離れる感じになるというか、孤独っぽくなることがあると思います。私の本やnoteを読んでくださる方は、比較的そんな風に「これから何か始めたい」「変わりたい」と考えている人も多いんじゃないかと思うんですが、そういう人こそ「自分がウキウキする時間」を意識的に盛り込んでみてください。
「最近自分は何時に起きてる?食事してる?」みたいなことを自問自答して、自分のスケジュールを見ながらラフ描きしていくと、自分の観察をすることができます。今でも私は、できるだけ毎月ラフ描きするようにしています。スケジュール管理はカレンダーアプリを使っていますが、同時に、自分を俯瞰するために年間スケジュールと毎月の予定を手書きしているんです。俯瞰して振り返ってみて、「これは楽しかったから、またやってみよう」とか、「もう少しこの時間を増やそう」みたいな整理をすることで、時間の質が上がります。…でもココだけの話、ものすごく忙しい月とかはできていないときもあるんですよね、正直(笑)。そういう時を振り返ってみると、忙しいばかりで暮らしのなかから充実感が抜けているように感じるなと思います。自分が整っていない感じというか。ラフ描きするのが習慣になると、「ラフ描きできていない!」というのが黄色信号になって自分を見つめ直すきっかけにもなるので、ぜひ、自分を観察して人生を充実させていくために取り組んでみてほしいなと思います。
自分のからだも観察してみる。
特に女性の場合は生理周期があるので、自分の体調に気を配ることも大切ですよね。男性であっても、低気圧の影響を受けやすいとか、特定の出来事のあとに集中力が下がりやすいといったことがあると思います。私は起業する前に助産師の女性社長のもとで働かせてもらったこともありまして。助産師さんが企業研修を行う会社で営業職をさせてもらっていました。そのときに女性のからだのつくりやPMSについても学ばせてもらい、「第一に、からだって大切なんだな」というベースができたと思います。
とはいえ。起業をはじめゼロイチのときは「そんなことも言ってられない」ともなる気持ちもめっちゃわかります(笑)。私もひたすら働きまくっていた時期がありました。でも結果的にからだとお肌がボロボロになってしまったことから、1週間のなかで必ずオフを入れるようになりました。自分のからだや心の状態を整えることで、人とコミュニケーションする際にも自分らしく対話することができます。対話をしたとき、「いい話の場だったな」と感じてもらうことの積み重ねが、人を紹介してもらったり、新しい仕事の展開に繋がったりしますよね。なので、自分が ” いい状態 ” で対話できているのかを観察することを意識してみてほしいです。
アイディアは、肩の力を抜いたときに生まれる。
「観察力」がテーマのnoteですが、自分の観察に焦点があたった内容で意外に思った人もいるかもしれません。でも考えてみてほしいんです。心が充実している人としていない人、アイディアが出てきそうなのはどちらでしょうか。まずは自分の人生を充実させてみることを目指してみてください。「自分を喜ばせる企画をする」という感覚で。はじめは「コレだ!」と自分のなかで習慣が固まるまで時間がかかるかもしれませんが、色々な可能性をラフ描きしながら続けていって、やり尽くした先にフッと力が抜けたところに、また新しい自分との出会いがあると思います。
特にこういうnoteを読まれるあなたは「頑張りたい」人のはず。きっと、走って走って努力して何かを達成したいって思っているのではないでしょうか。それは本当に素晴らしいことで、必ずその過程で自信もついて成長していきます。頑張っているあなた自身をまずは沢山褒めてあげて、ラフ描きして自分を観察するところから始めてみてください。きっと気づきがあるし、自分に対して気づいたことは必ず人間関係や仕事にもプラスの影響を与えてくれます。まだラフ描きの本を読んだことないかたは、ぜひ手にとってみてもらえたら嬉しいです。
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