手紙の返事の話
10年前 高2の夏休み
諸々の検査のため1週間入院したことがあった。
(前記事参照)
その時に、同室だった eicoさん
という今の私くらいの年齢のお姉さんがいて、
凄く検査に前向きで、
骨髄液を動画で撮影したりしていたことを覚えてる。
手紙によると彼女は絵描きだそう。
どうしても付き合っていく必要がある持病だけど、
そこには力強く「私はあきらめない」と書いてある。
私は当時 とんでもネガティブで暗かった。
全てを病気のせいにして逃げていて
この手紙が眩しかった。
でも、大事にお守り代わりにずっと手帳に挟んでる。
あんまり開くことはないんだけど、
開いた時がタイミングで、パワーもらっている。
ずっとずっと存在と手紙に励まされている。
病室で会ったきり彼女のことは知らない。
今どうしているのだろう。
きっと絵を描いているのかな。
退院の時にくれて、凄く嬉しかったし、どうして私は手紙を書くという発想に至らなかったのだろうと自分を悲しく思った。
自分のことを悲観しすぎていて、相手を思いやることまで出来なかったかな、、、、今はどうかな汗
eicoさん
私はとっても元気だよ
何度も何度もこの手紙を読み返してその度にパワーをもらいました。
とても大事な手紙です。
あなたの言葉と決意に奮い立たされた。
それから手紙じゃなくて、直接eicoさんから
「私はネガティブなことは書いたり言ったりしない。みんなが見る場所なら前向きでいたい。読んだ人が元気になるような。読んだ人が嫌な気持ちになったら悲しいなと思うから、どれだけ自分で辛くても前向きに表現したい」
と言われたことをよく覚えている。
じゃあどこで不安を漏らすのだろう?と不安しかなかった当時の私は思ったけど、
今は分かるようになりました。自分が前向きににいることで、「一緒にいたら元気になれる!」とか、誰かからそう言ってくれた方が何倍も嬉しくなるんだなと。
自分が前向きにいることで、誰かも前向きになれて、相互作用で今よりも一歩先へと進んでくんだね。
元気ですか?
絵は描いていますか?
またどこかで会えるかな。
私もあきらめない