クリエイターに必要なもの、それは適度な〆切
年始から徐々にペースを落とし、3ヶ月ほどは、たからにゃ名義での展示会参加を控えていたのですが、なんだかんだ言って、8月から展示活動を再開しちゃった感があります。
今回は、展示活動を控えてみての感想です。
結論から先に言いますと、詰め込みすぎは疲れちゃうからどうかと思うけど、かと言って、全然予定がないと、なんか寂しい!!
寂しい!寂しい!寂しい!
大事なことなので、たくさん言いましたよ。
なので、出たいのに控えすぎもどうかと思ったよ。
インプットの時間が足りなかった
まず、展示活動を年始から控えようと思ったのは、昨年片っ端から気になる展示活動に参加したところ、楽しくはあったけれど、ちょっとインプットが足りない感じを自分が持ち始めたからなんですね。
わたしは、まだまだ駆け出しで、まだまだ実物を見て描く必要が山盛りあるのですが、その時間が取れない。
肉体美を描きたいなら、もっと人体の何がどうなっているのか、を観察して記憶したい。
そのために、クロッキーやら、模写やらしたいわけですが、作品を作ってると、アウトプットばかりで、その時間が取れない。
と、危機感を持ったわけです。
たっぷりインプットできた
もっとじっくり見て写実で描きたい、という気持ちがどんどん大きくなり、半年ほどは、写実で水彩絵をたくさん描いてました。
イラストのたからにゃアカウントと、写実系絵画の活動は分けてあるから、snsとかには全然投稿してないですけども。
投稿することも、展示会に参加することも考えずに、テーマの縛りなく描きたいものを描いていました。
そうしていると、自分が何を描きたいかとか、今やるべきこととか、いろいろ見えてくるわけです。
リアルでの絵のコミュニティでアドバイスをもらって、また描き直しをしてみたりして、精進すること半年くらい?
エネルギー充填120%!?
最初は、きつきつのスケジュールから解放され、と言っても、そのきつきつのスケジュールは自分で組んだものだったんですが、そこから解放され、のんびりゆったり、じっくり絵と向き合えました。
が、しばらくすると、またうずうずとイラスト系の展示会の絵を描きたくなってきました。
多分エネルギーが満タン充電完了したんでしょうね。
Twitterで皆さんが、展示会に参加されてるのを見て、いいなあ……って、指をくわえて見てた感じです。
で、その休んでる間に、本業の仕事もたまってた作業をかなり進めることができたので、気が楽になってきたってのもあります。まだ全部は終わってないんですが。
そんなこんなで、昨年初めて展示参加した「人魚妖精展」の募集が始まり、辛抱たまらず申し込んでしまいました。
とりあえずこれだけって思ってたのに、なぜかもう一つ参加することになってますよね。ハハハハハ……。
県展参加は無理かも
ただ、念頭の目標に掲げていた県展への参加は、ちょっと微妙になってきました。
一応、参加できるように、もろもろ揃えたのですが、水張りやったことないのに、30号の水張りできるのか問題と、30号描いたことないのに、いきなり描けるのか問題が立ちはだかった上に。
スケジュール多分ギリギリだよなーって感じだったところへ、介護のことがいろいろありまして、とどめで、高梁川氾濫しそうになるし。
やれやれなんとか通常ペースかと思ったら、今度は家族が高熱で寝込んで看病。治ったと思ったら、わたし、肩痛めて動けず、整形外科へ駆け込むとか……。
緊張の糸がぷっつん切れちゃった。
なんかもう、描ける気がしない……。あと三週間ほどでF30号仕上げるとか、時間的に、制作時間が足りなくて、間に合わないわ……。
まあ、ただ、念頭に掲げたこれだけでなく、あれやこれや挑戦はしているから、それで良しとしようかなとかなり後ろ向きです。
ただ、30号を描いたことないから、描けないわけなので、いつか描かないと永遠に描けなさそうだから、県展に出すか出さないかは別として、描くだけは描いてみるつもりです。
snsで適度に告知したい
話が少しそれましたが、展示会に参加すると、いつもより、snsの活動が活発になります。
参加する展示会のアカウントに絡んだり、ご一緒する作家さんとも交流が増えます。
これが結構楽しい、というのがやめてみてわかりました。
展示会参加を控えると、Twitterで展示会関係のアカウントとの皆様との交流が減ります。
そうすると、TLに流れてくる絵も減るんですよ。そんなー!
これが、冒頭の寂しい三連発につながるわけです。
あと、これに出るから見てくださいね、って言うの、しょっちゅうしょっちゅう言ってたら疲れましたが、1ヶ月か2ヶ月に1回程度の参加告知はむしろ生活のビタミン剤的な印象を受けました。
適度なペースの展示会参加は○
要は、昨年後半、わたしが無理くり怒涛のスケジュールを組んだから、疲れが半端なかっただけで、用法用量を適度に守れば、展示会活動というのは、クリエイターにとって、マイルストーンになるのではないかと思いました。
適度に自分で締め切りを設定して、作品制作して発表するのが大事。
そうでない剛の者もいらっしゃるかもしれませんが、悲しいかな、大抵の人は、わたしも含めて、締め切りがないと仕事は進まないのではないでしょうか。
クリエイターに必要なもの、それは適度なペースの締め切り。
わたしのように、がっつり突っ込んで疲れ果て、全部やめてしょぼーん、というのは、スケジュール管理としては、あまりよろしくなかったですね。
もちろん、じっくり絵と向き合う時間が取れたことはとても助かりました。その時間がとれたおかげで、今回制作した絵はお休み前よりクオリティーはアップしていると思います。
しっかりインプットの時間も確保しつつ、適度なペースで展示会を利用して作品を制作する。
自分なりのペースを見つけていこうと思います。
自分で作る締め切り設定大事!
たからにゃ展示情報
ということで、今後の展示情報です。
2018/8/2~8/6まで、東京自由が丘のギャラリーで開催される「人魚・妖精展2018」に参加します。
今回描いた妖精王さんF4を一点、ATCを2点展示販売します。
日程や会場の詳細はこちらです。
9月には、名古屋でつくし賞に参加します。
ただいま、展示絵を鋭意作成中。この前から、noteにちょくちょくアップしているこれです。
これは、デジタルのラフですが、なかなか表情とか気に入っているので、水彩で描く展示絵とは別に、これはこれできちんと仕上げたいと思います。
あと、10月にも大阪での展示会に申し込んだのですが、そちらは選考がありますので、今のわたしの実力だと、まあ、出られたらラッキーな感じかなあ、と思います。
ということで、今後は、イラストは月1回くらいのペースでどこかへ出展できたらと思いますので、良かったらご覧くださいね!