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分かりあうための工夫

日常的なサービスの中に障壁をなくすひと工夫

コミュニケーションとは「対人間での情報共有や意思の疎通」のことであり、コミュニケーション能力は、それらををスムーズに行うことができる力のことです。最近、有名なコーヒーショップコンビニエンスストアにおけるコミュニケーション支援に関する実践を目にします。とても身近な企業なので、皆さんもご利用になったことがあるかもしれません。すでに日常に溶け込んでいるようなサービスの中で、コミュニケーションを図りにくさを解消する具体的な行為が増えてきていますね。

指さしシート

https://www.family.co.jp/company/news_releases/2022/20221121_03.html

誰かとコミュニケーションを行う時、相手の発言を促したり、質問をして双方向のやりとりをすることは基本であり、一番重要なことです。 また、コミュニケーションは、どんなに親しい間柄であっても自分の意図を完璧に伝えたり、相手の考えを完璧に理解することが難しい一面もあります。それは、話し手の伝える力だけでなく、聞き手側の理解や聞く姿勢にも影響されてしまいます。もし、知的障害があったり、発声や発話に困難があったりすれば、その難易度はもっと上がります。

どのような具体的な配慮から始めるか?

  私たちが機関コンサルテーションで訪問させていただく各種学校や福祉事業所は、知的障害や発達障害のある子どもや大人の方が通っておられます。私たちが一緒に生活している方々も、このコミュニケーションの困難さがあります。だから、私たちコミュニケーションへの配慮が欠かせません。

 私たちは、特に、表出性と応答性(受容性)のコミュニケーションの二側面からアプローチします。もちろん、一人ひとりに応じて…。なぜなら、一人一人の障害の状態が異なっているので、理解できる内容や一度に処理できる情報量が違ってくるからです。安心するために知りたい情報も異なるからです。

“分かる”環境を整える

私たちは、これからも安心安全の拠点を作るために、ご本人としっかりコミュニケーションができることを重視します。場面の意味や見通しが分かれば、ご本人は安心して過ごすことができると信じています。

https://cards.tasuc.com/

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