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あなたはかっこいい
「可哀想だね。観客誰もいなくて。」
池袋の路上で若い女の子がギター弾いて歌ってた。ギターと声を通して、自分の世界を豊かに表現していた。
でも、1人も足を止める人はいなかった。
それでも彼女は歌ってた。
そんな彼女に「可哀想だね。観客誰もいなくて。」と誰かが言ったのが聞こえた。
"可哀想"という表現がどこか冷たく私の心に残って、ちょっと胸が苦しくなった。観客が誰も居なくても歌うことは、可哀想なことなのかな?
可哀想かどうかの答えなんて私は持ってないし、知らないけど、彼女に可哀想って言葉が似合わないってことだけは言える。私にとっては可哀想というよりは強くてかっこよく見えたんだよね。
想像だけど、路上で歌うってきっと勇気がいることで、それでも歌うその勇気でこの人は自らの扉を開いてるんだな、って思った。
今日は動画で撮った彼女の歌を聴いて帰ろう。