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【ジンギスカンと言えば北海道!?意外と知らないジンギスカンの名産地】

昨日、岡山県のジンギスカンちびっこ大食い大会の記事を挙げたんですが、ご覧になってくださったでしょうか?
小学生が10分間で12皿以上のジンギスカンを食べるとは驚きでしたよね!

ただ、「北海道以外でもジンギスカンが有名な場所ってあるんだ!」と思いました。
知ってるようで知らない全国のジンギスカン事情に迫っていきたいと思います。


1.そもそも日本人は羊をどのくらい食べているんだろう?

まず、そもそも日本人はどのくらい羊肉を食べているんでしょうか?
まずは日本人の羊肉の消費量を海外と比較してみました。

こちらのサイトによると、平成29年の時点では日本で出回る羊肉の国別の割合はオーストラリアが63%、ニュージーランドが35%とこの2か国で大半を占めていて、残りを日本、フランス、アメリカで分け合っている状態です。
その中でも国産の割合は0.6%です。このことから国産の羊肉がいかに希少なものかがわかると思います。

次に、国内での割合は北海道が63%、長野が4.8%、岩手が4.5%、岩手が3.5%、栃木が2.9%、秋田が2.7%、青森が0.9%、福島が0.8%、岐阜が0.2%、静岡が0.1%となっています。
このことからも世間のイメージ通り羊肉の生産の割合は世間のイメージ通り北海道が圧倒的です。
ただ気になるのがそれ以外の県でも案外羊肉を生産していることに気づきます。
特に東北や高地などの寒冷地の県での生産が多いことも分かります。
というのも羊の生産には冷涼な環境が向いているためのようです。

2.意外と知らない羊肉をPRしている地方自治体

これらのデータを元に昨日の岡山県の蒜山高原のように羊肉をPRしている自治体を調べてみました。
そうしてみるて出てきたのが、岩手県の遠野市です。

こちらのサイトによると遠野市はラム肉の消費量が日本一だそうです。
サイトを書かれている方も驚きの結果。
実は日本一は北海道ではないんです!

遠野でジンギスカンが食べられるようになったのは1930年代。
遠野市で人気のジンギスカン屋「あんべ」の初代 安部梅吉さんが満州で食べた羊肉料理を地元でふるまい始めたのがきっかけなようです。
今では、家族の帰省や地区行事など、人が集まる時にたびたび振る舞われる料理だそうです。

3.まだまだ一般的じゃない羊肉!?

このように、北海道以外にも羊肉を食べている自治体は案外あるようです。
しかし、まだまだ日本では羊肉は一般的でないのも事実です。
実際、国際比較で見ると

羊肉を最も食べるオーストラリア人が1人で年間8kg、ニュージーランドは4kgの羊肉を食べるのに対して、日本人は1年でたったの200g!

羊を知るシリーズvol.2 知れば知るほど羊肉をもっと美味しく味わえる15のこと 料理王国 2020年6月11日

とのことです。
つまり、オーストラリアやニュージーランドのような羊肉がよく消費されている国に比べると20~40倍の差があるという事です。
それにしても、年間で200gとなるとほとんどの方が1年を通して羊肉を食べないのが一般的と言えます。

4.これからは羊肉の時代!?

ただ、今後もこのように羊肉が消費されない状況が続くかはわかりません。
それには2つの理由があります。

健康食ブーム

まず、昨今の健康食材ブーム、完全栄養食のブームなどで食事の栄養価に対しての関心が高まっていることが挙げられます。
実際、完全栄養食として人気になったBaseフードなどコンビニで販売されているので馴染みのある方も多いのではないでしょうか?

他の肉類の問題

次に、他の主要な肉の状況です。
まず牛肉については主要な牛肉の輸入先であるアメリカ産の牛肉の価格高騰が挙げられます。
この高騰は円安とアメリカでの生産量の減少に理由があるようです。
また豚肉について言えば、アフリカ豚熱問題により一部の豚肉の輸入が制限されています。

これらの理由から最近羊肉への関心が高まっているようです。
今後、羊肉への注目がどう変化していくか注目ですね!


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