第二話:「認知症と感情」
前回の第一話を読んでくださった皆さん、ありがとうございます~!😊
今回は、英雄さんとの衝撃的な出会いから学んだ「認知症と感情、記憶の不思議」についてお話しします。
前回は、英雄さんに唾を吐かれるというビックリ事件からスタートしましたが、あの出来事にはちゃんと理由があったんです。
その理由を紐解く中で、私は認知症のケアがただのお世話じゃなく、もっと深い意味を持つことに気づくのでした。
怒りはどこから来るのか?
さて、まずあの日の衝撃な状況を振り返ります😅
早朝、英雄さんを起こす
眠そうな顔で「まだ寝たい」って雰囲気全開なのに…
私:「朝ごはんの時間に間に合わせなあかん!」と焦りまくり
無理やり服を着替えさせ、靴を履かせようと…
…ここで事件発生‼️
唾が直撃するわけです😭
後から振り返って冷静に考えると、英雄さんからすれば、こんなことされたら普通怒りますよね。😤
「眠たいのに無理やり起こされて、勝手に足持ち上げられて、何すんねん!」って。
私、完全に英雄さんの気持ちを無視してました。
これ、認知症に関わらず、誰だって怒る状況ですよね?
感情と記憶のつながり
実は、認知症の方々は記憶が断片的になっていることが多いんです。
でも、感情だけはしっかり残るって知ってました?
例えば、
•昨日何を食べたかは覚えていなくても、
•「おいしかった」「楽しかった」って感情はちゃんと心に残っているんです。
だから、英雄さんにとっても「無理やり起こされた不快感」は強烈に残っていたんだと思います。
唾を吐くという行動は、ある意味で「やめてくれ!」「SOSだ!」という感情表現だったんですよね。
認知症ケアに必要なこと
この出来事が教えてくれたのは、認知症ケアって特別な技術や知識だけじゃなく
目の前の人を“1人の人間”
として向き合うことやということ。
私はその時まで「英雄さん=認知症のじいちゃん」としか見ていませんでした🥲
でも、実際には
•寝不足で機嫌が悪い英雄さん
•自分の意思をうまく伝えられない苛立ち
•私の配慮のなさが引き起こしたストレス
…そういった背景がすべて詰まった一瞬の行動やったんですよね😓
英雄さんが教えてくれたこと
英雄さんとのやりとりを通じて
私は「ケア」っていうのは相手の行動や感情を分析して、その奥にある理由を探ることなんやと気づきました❗️
認知症ケアって特別なことじゃなく
人と人との向き合い方そのものなんやなぁって。
例えば、
•どうしてこの人は怒っているんやろ?
•なんでこんな行動を取るんやろ?
そうやって一つひとつ考えることで、見えなかったものが見えてくるんです🤓
次回予告
次回は、英雄さんとのその後のエピソードや、日常生活での「喜怒哀楽と記憶」の関係について掘り下げていきます。
英雄さんとの出会いが私に教えてくれた、「認知症ケアの本質」をユーモア交えてお話ししますね!
お楽しみに~!✨😊