自分で育ってくれて、ありがとう
先週末の3連休、和歌山旅行に行ってきました。
久しぶりに私の両親を連れて、夫と子ども達と。
私の父は最近白髪染めを卒業し、白髪。70歳。
元気なうちに…と思って一緒に旅行をしたけれど、なんだか寂しくなりました。(いや、まだまだ元気。笑)
夜の宴会の時に私の両親と私たち夫婦は子育てについて語っていました。
私が幼い頃に病気をして病弱だったこともあり、両親は仕事で忙しかったのもあり、「元気で居てくれたらそれでいい!」というのがモットーだったそうです。
思い返すと本当に「勉強しなさい」「宿題しなさい」と言われたことが無かったので、成績も後ろから数えて〇〇番目くらい。そんな私は高校受験の時(中2の夏ぐらい)に「このままじゃやばい。どこにも入れない!」と勉強に目覚めて、「塾に行かせて下さい」と両親にお願いしたことを覚えています。
おおらかな両親だなと子育てしてみてしみじみ思います。結果的に「あれしなさい」「これしなさい」と厳しく言われなかったお陰で好きなことをして楽しんでいた時間が沢山ありました。そして、有難いことに勉強しないと!と自ら目覚めることができました。
そんな話をしていると母が、
「忙しくて何もちゃんと子育てしてあげれなかったけど、自分でちゃんと育ってくれて感謝しかないよ。ありがとう。」
と言ってくれました。
母は何もしてないと言っているけれど、沢山の子育てをしてくれました。まだまだ夫からの育児・家事の協力を得られない時代に、働きながら3人子どを持ち、日常を回してくれただけで十分すぎる子育てだと思うのです。
それでも、子ども達に感謝してくれるなんて、本当に素晴らしい母を持てたと思います。そんな謙虚で感謝の気持ちを忘れない母を見てきたから、私は育たせてもらえました。
日々の生活で、色々子どもに期待してしまうこと沢山あるけれど、私もまだまだまだまだ未熟者。すでに子どもがすくすく育ってくれていることに感謝して、一緒に育たせてもらっていこう。
たからばこ、