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プレゼントの中身
「危ないから走っちゃダメでしょ」
この間、神社にお参りに行った時、走って転んだ子供にお母さんが言ってた。
私は走る。きっとお母さんも走る。なのに走ることは危ないことで、だからダメってどういう事か。
たしかに車やら自転車やらが通る道で走るのは危ないけども、神社、それもめっちゃ広い神社だからね。ずっとその場に立ってる木、くらいしか障害物もない。
大事な大事な可愛い我が子が怪我をしたらかわいそうだし、親として悲しい気持ちになってしまうのも想像するけど、走ったら危ないかどうかは走ってみなきゃわからないし、走ってみて何かあったら「あ、走ったら時々危ないこともあるんだな」って思えば良いと思うんだ。
ていうか歩けるようになったら走りたいよな。
向上心とは何が違うんだよな。
長く生きてる分、何が危ないとか汚いとか苦いとか知ってる事は多いけど、まだその先に何があるかわからない人に先入観や答えを与えてしまうのって、開ける前にプレゼントの中身を暴露するようなものだと思う。サプライズをさ、奪っちゃってないか。
前回も登場した私の父は何でもやってみろの精神がだいぶ行きすぎた人だったので、私は初めてのスキー場で1人でソリに乗せられフェンスに突っ込んだり、自転車に乗れるようになったら速攻山道に連れて行かれ案の定ブレーキがうまく使えず木に激突したりした。
やってみろと言われてやってみて失敗する、を繰り返した私は更に、父にやってみろと言われたら失敗が待っていることも学習した。そんな感じで、何でもやってみてわかることってある。
まぁ自分の旦那がこんなだったら怒ると思うけど。
あと最近、私は大好きなタイ料理にいつ出会ったのかがとても気になっている。今、家族との外食でタイ料理には良く行く。みんな好き。でも家のご飯でタイ料理が出てきたことはなかった。
私は我が子に「母はこれが美味しいと思うのだが、あなたはどうだ?」と聞いて育ててみたい。家庭料理でガンガンタイ料理を出したい。そんな子育てを妄想してる。
話はとっ散らかってるけど、いつかの未来だった親というポジションが、前より少しクリアに、面白そうに見えてきてるという話。(たぶん)
幼馴染みがもうすぐ子供を産むからかもしれない。もしくは最近SNSでハマっている3歳の男の子の親が同い年だからかもしれない。
ただ、実際他人の誕生日会でプレゼントを手渡す瞬間に「〇〇(ブランド)のキーケース欲しがってたよね!」と先に中身を言ってる人を見た時、私は爆笑した。
理想と現実は違うからね。「危ないから走っちゃダメ」って言っちゃうかもしれない。