ComicVket1 に参加したら推しが大手ジャンルになった件
こんにちは。はじめましての方は初めまして。takaraと申します。
今回は、インターネット上のコミックマーケット「ComicVket」に参加して起こった出来事や感想などを記録します。
「エアコミケ」とどう違うの?というところからまずはご紹介。
ComicVketとは
「ComicVket」(以降コミV)は、バーチャル空間上での同人誌即売会です。主催はVR法人HIKKYという会社で、コミックマーケット準備会ではありません。
VR法人HIKKYは「バーチャルマーケット」というイベントを何度も主催しています。年末には「VirtualMarket5」が開催。日本、海外を含めて多数の来場者が訪れるビッグイベントです。
そんな主催が某感染症によるコミックマーケットの中止を見て、VR空間上に同人誌即売会を作ろう!と思い立ったのが「ComicVket」「MusicVket」なんだそうです。詳しくはご検索ください。
どうやって参加したの?
普通にネット上で申し込みしました。
元々バーチャルマーケット関連で情報を仕入れていて(開閉会式のMC担当が林檎様だったので)その縁でコミVの情報が回ってきました。二次創作も出展可、8月に一般募集をすると知ったので、じゃあその時に参加しようかなと。
最初に出展希望者用アンケートに答えて事前登録的なことはしました。そうしたら5/25くらいに出展案内のお知らせメールが来て、6月1日~6月14日の期間内に申し込みしました。正直抽選あるかな~と思っていたらなんと全員当選。ありがとうございます。
参加にあたり何をした?
順番としてはこんな感じです。
①ブース・カタログデータの入稿
②サークル情報の登録・見直し
③見本誌のアップロード
④頒布物アップロード
電子書籍オンリーなので他サークルさんとはやり方が異なるかもしれません。紙の本だったらもっとスケジュール前倒しかも。
③までは7/20までに一度全部アップして、②と③は後から修正きくことが分かったのでちょこちょこ弄りました。
あ、あとサークル参加者用Discordに入りました。
この時点で見本誌に出せる部分+数ページの本文しか原稿がなかったので、急いで表紙とヘッダーの画像を作りました。表紙じっくり考えたいタイプなのに。
イラストは実は以前作ったグッズからの流用です。時間がなかったので。
文字サークルなのでヘッダーにとにかく文章を盛り込みました。ヘッダーじゃなくてお品書きのつもりで。完成したサークルページがこちらになります。↓
販売リンク(カートのアイコン)はバーチャルマーケットβやBOOTHその他など色々選べたのですが、電子書籍であったことと8/1~8/31の間は販売手数料が23%⇒3.5%に割引されるということなので、じゃあせっかくだからとバーチャルマーケットβを選びました。サムネイルが連携するところも便利だなと思ったので。
商品に直接ではなくショップのURLを登録していたのですが、これが後々功を奏しました。
参加してどうだった?
全部のデータを入稿して、あとは当日まで待つだけ!
ということはなく、実は8/13当日朝8時まで必死こいて原稿やってました。……で、新刊間に合いませんでした。orz
頒布物データの〆切は実は8/10だったんです。この時点ではまだ見本誌サンプルと同じものを仮登録した状態だったんですけども。
で、このまま何も出さないのもアレなので途中までできた分を急いでPDFにまとめ「準備号」としてZIP圧縮してアップロード。価格はJPY910→350に下げました。そのあと出勤。
で、どうなったかというと。
ジャンル「九条林檎」が大手になっていました。(といっても3~4件だけど)
いや他にもおめシスとかキナプロやいろんなVtuberさんやFGOなんかの本もあったんですけども。いい感じに内容がバラけていて気が付いたら同じジャンルを集中して扱っている所が他になかったようです。たぶん今回の最大手ジャンルは「飯」。企業ブース含めていっぱいあったし。
自分以外のサークルさんのお一方は以前オンリーイベントで隣になったことがある方で(その時新刊買いました)、もうお一方はよくファンアートを描かれる方で一方的にお名前を知っている感じでした。横の繋がりはほとんどないです。うちのジャンル推し⇔自分の一対一推奨なので。
で、特に打ち合わせもなく3人がバラバラに申し込んだ結果、全員当選で3サークルとも出展できました、ってことです。ありがたやありがたや
実は今回、サークル参加って特別な意味があるんじゃないかと密かに思っていました。
①史上初のイベント
②ブースがある
③実際に手に取れる見本がある
これが揃ったときに何が起こるか。それは「取材による認知の上昇」。ひいては「推しの宣伝」。
現実の同人誌即売会ではまず取材に遭遇しないし、過去のゴタゴタや二次創作の場合デリケートな問題もあるので警戒したり、その手の対策マニュアルがあったりします。
ですが今回コミVはデリケートな部分を極力隠し(規制入った箇所もあるけど)一般の取材も入れる状態でバーチャル秋葉原を歩けたことが色んなところでプラスになると考えています。社会人だからそゆことも薄っすら考える。詳しくはこちらを。
で、ブースがあり見本誌が手に取れる状態で何が起こったかというと。
公式チャンネル含む複数のYoutube配信で映り込み、
同人誌の題材ご本人がブースに来場し(ひええ)
ご本人が見本誌を持って歩き回りました。
いやー目立つ色にしておいてよかった。ポスターに名前書いておいてよかった。自分えらい。よくやった。
同人誌即売会って自分の好きなものを知って欲しくて本を作ったり、同好の士の本を買うのがメインだからこそはるばる遠方から飛行機使ってやって来るものだと思っていました。今回は売り子としてブースに座り対応することはありませんでしたが(やりたかったけど本が未完成なので尻込み)、別の形で「知ってほしい」欲求は満たされた気がします。もちろん足りない欲求もある。ひとつのインスタンスに売り子全員は座れないし。重くなるし。Clusterはエリア移動読み込みが大変でSTYLYはボタン小さくて押せないのとなんでか固まって使えなかったし(端末のせい)
今回出た色んなデータや感想などを元に次回はもっと素敵な空間が出来上がるんじゃないかなと思っています。その時はまた参加したいです。抽選かもしれないけど。参加費払います。あと本はちゃんと完成させる。
良かった点・気づいた点
①VR機器がなくても参加できるの嬉しい
OculusもHTC VIVEも持ってないのでVRChatはいつもデスクトップモードでログインしてます。デスクトップパソコンがなくてもスマホからcluster、STYLYで会場に行ける。自分のブースの確認に行ける。これは大きなメリットだと思いました。
②ブースデータの修正
新刊落としたことで直前に値段を変更したため、値札に表示されている価格当初のJPY910のままでした。なのでブースから商品ページをご覧になった方を混乱させてしまったかと思います。
リアルなら値札書き変えるだけで済むんですけどね。これは自分が悪いので運営に一度問い合わせて、サークルページに説明を書き添えました。
③サークル一覧ページの表示速度
さすがに全部表示されるのに3分かかるのは…自環境だけが原因じゃない気がする。今後参加サークル数がどんどん増えたら限りないので表示の仕方や軽量化もせひご一考を。導線やCV率はサークル側も考えないとね。
③売り子・交流
楽をしたいタイプの人間には天国だと思いました。万引きもない牛歩って言われることもない無人販売所!(おい)ただ、会場の雰囲気が好きでずーっと座ってニコニコしてたり、お隣さんが買い物に行ってる間留守を守ったりするような雰囲気にはちょっと足りないかなと。自分がそういうの好きなだけなんですけどね。また即売会に出たいです。コロナめ…
④表現規制について
拙サークルは成人向け表現本があり、BOOTHでその既刊を頒布しているので最初はそちらとリンク繋げようとしてたんですね。でも今回は成人向け表現禁止なのでバーチャルマーケットβに新規でアカウントを作りました。色々な問題含めて運営側としてはリスクを負いたくないことも必要以上の規制をしたくないのも理解できるのでルールは守るけれど、それでも表現したい気持ちはサークル側として当然あるので難儀なところ。上手い具合の生け簀が必要ですね。成人しか入れないインスタンスとか?(やり方が分からない)
⑤ご本人バレ
↑の問題も含めて推しが、自ブースにくるの、こわい。来たら腹を括れ
なにはともあれ
イベント楽しかったです!!買っていただいた方&ブースに来てくださった方&スタッフさんありがとうございました!!
2の開催も発表されたので、また参加したいなあ。
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おまけ:どうして参加しようと思ったのか
ここからは自分語りが長くなりますので見たくない方は飛ばしてください。
私は個人サークル「宝星(たからぼし)」で活動している一同人作家です。
拙サークルではバーチャルタレントの九条林檎さん(以降林檎様)や、林檎様のご親戚にあたる九条茘枝、九条棗、九条杏子…ひっくるめて「九条家」に関する同人誌やグッズを作っています。(スタマイの九条家とは異なります)
「宝星」初のイベント参加は2019年3月3日に開催されたオンリーイベント「61の輝き」でした。その翌年の2020年2月23日の「19の煌き」内プチオンリー「九条家の食材」にもサークル参加が決まり、ちょっと慣れてきた自分は別のイベントにも参加を思い立ちました。
そうだ、コミケ 参加しよう。
というわけで申し込みセットを買って応募したのが今年の年始です。
当選した時ちょっと驚いたのは内緒です。
で、19の煌きを頑張りつつコミケ参加も見据えて準備していたところ、例の出来事があったわけです。
コロナめ……
参加予定だったC98は露と消え、伝説のサークルカタログだけが残りました。無念。
しかし、今回落とした本ともう一冊(R-18本)をコミケで売るのが今の目標なので、まだ諦めません。再開したら必ず申し込みます。C100出たい。
見本誌提出していずれは国会図書館に寄贈したい。押しがこの世に存在することを記録したい。いつ魔界にお帰りになるかわからないので。
というわけで推しの宣伝です。他の方の関連記事もどうぞ。
もひとつおまけ(自分の宣伝)
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