【ポカミスを防ぐ方法】
それでは今晩もはじめます。
今回はポカミス(ヒューマンエラー)を防ぐ方法というテーマでお話をしていきます。
●目次
・ポカミス(ヒューマンエラー)に対する3つの誤解
・エラープルーフという考え方
・エラープルーフの例
この順番で進めていきます。
●ポカミスヒューマンエラー)に対する3つの誤解
まず、ポカミスには次のような誤解があります。
・注意力があれば防げる
まあ、これはよく言われます。集中しなさいとか、注意して〇〇しなさい、とか。
たしかに、ミスを防止するには注意力が必要ではあります。ほかのことを考えていると書き間違えたり、聞き逃したりしますし。
ただ、人間が集中できる時間は限られていますし、ロボットではないので注意力を維持することは難しいです。
なので、これは△とします。
・教育や訓練を受ければ防げる
教育や訓練というのは、物事のやり方であったり、手順・ルールという意味です。
それらを知っておかないとできない作業があると思います。
しかし、教育や訓練を受けていればミスが防げるのかというと、これは✖です。
教育や訓練を受けていても起こしてしまうのが「ポカミス」ですし。
・検査や確認をすれば防げる
これも✖です。
2重3重のチェックをすることでミスを減らすことはできますが、ある程度のところで頭打ちとなり、完全に防ぐところまではたどりつけません。
反対に、2重3重のチェックがあることで自分がやらなくても誰かがチェックしてくれる、という甘えが生じます(これを『社会的手抜き』)といいます。
●エラープルーフについて
やっぱり、ポカミスを防ぐことはできないのでしょうか?
ここで登場するのが「エラープルーフ」という考え方です。
エラー(故障)をプルーフ(防ぐ)する方法という意味です。
つまり「人間を作業方法にあわせるのではなく、作業方法が人間にあうように改善する」という考え方です。
具体的にいうと、
・作業を不要にする(データ入力ミスが多い ⇒ もともと入力されているデータを利用)
・人が作業しなくてもよいようにする(数を数え間違える ⇒ 専用の通い箱に入れていくだけで数のチェックができるようにする)
・人による作業が必要な場合、人がおこないやすいものにする(作業をし忘れる ⇒ チェックシートを使って作業を標準化する(それを見れば誰でも作業ができるようにする)
・エラーに気付くようにする(間違った器具を選ぶ ⇒ 間違った器具では作業できない形状にする)
・影響が致命的なものにならないようにする(納期に間に合わない ⇒ スケジュールを立てるときにやり直しのための余裕をみておく)
といった取り組みとなります。
●最後に
これらを組み合わせることでポカミスも完全に防ぐことも無理ではありません。
考え方としては製造業的なのですが、それ以外の業種であっても応用はできるはずです。
自分の業務に当てはめた場合、どんな改善ができるかな? と仮説と検証をくりかえして、ぜひポカミスゼロを目指してもらいたいです。
以上となります。
それではまた!